活用事業の紹介
八雲町産業活性化・雇用創出計画
八雲町は日本で唯一、太平洋と日本海の二つの海を持つまちです。豊かな自然の中で営まれる農業と漁業は、基幹産業として地域経済を支える基盤となっております。
現在、農業は酪農家戸数の減少に伴う担い手不足の問題を抱え、漁業は近年の漁獲量の減少やホタテ稚貝のへい死の影響による低迷など、様々な問題を抱えております。
このような課題を解決するために、企業版ふるさと納税を活用し、「八雲町産業活性化・雇用創出計画」に定める「産業を活性化し、働く人をつくる事業」に取り組みますので、企業の皆さんのご支援をお願いいたします。
◆サーモン試験養殖事業(産業を活性化する事業)
近年、太平洋側の八雲地域では、養殖ホタテが原因不明の大量死に直面しており、日本海側の熊石地域では、主力魚種であるイカやスケトウダラ、秋サケの不振が続き、漁獲量が大幅に減少しており、漁業を取り巻く環境は厳しさを増しております。漁業経営の安定並びに地域の活性化を図ることを目的に、漁協と連携した新たな取り組みとして、輸入が大半を占める、回転すしなどのネタとして人気のトラウトサーモンを養殖し、北海道初となる「道産サーモン」の事業化を目指します。
サーモン試験養殖事業チラシ [PDFファイル/3.12MB]
◆研修牧場整備事業(働く人をつくる事業)
地域担い手の高齢化による酪農家戸数の減少や、労働力確保が容易ではない現状を背景に、新規就農の入り口としての研修機能や家畜糞尿のバイオガス処理など、地域が抱える課題解決を図りながら、省力化と生乳生産量の拡大を両立させ、八雲町における地域及び農業振興を目指すために研修牧場を整備します。運営は、町や農協等が出資する法人が搾乳ロボットを備え、経産牛、育成牛を飼養し2021年4月から稼働しています。