段ボールは意外と強い(4年生ゲストティーチャーから防災を学ぶ)
地震と津波の怖さと心構えと
4年生が体育館に集まって、お話を聞いています。
話してくれているのは、役場の防災担当の方々。
専門の知識を持っている地域の方を招いて、防災を学ぶ時間です。
資料を使った詳しい説明と、地震や津波のビデオも用意してくれました。
特に津波のシーンは、本当に怖いなぁと改めて実感するのでした。
一連の災害と防災の心構えの話しの後、今回、役場で用意してくれたのは避難所で使用する「段ボールベッド」
丁寧に作り方を教えてくれて、各グループごとに組み立てを始めました。
なんとなく組み立て競争になってしまいましたが、手際よく協力して・・・実に短時間でベッドが組み立てられました。
出来上がったベッドにみんなで寝てみました。
5人乗ってもへっちゃら。
お決まりで、この上で飛び跳ねる子も・・・。
「お~、全然つぶれない」と感心しきり。
役場の広報の方も取材に来てくれていました。
最後には、子供たちからの質問コーナー。
意外と鋭い質問が続き、担当の方も大変そうでしたが、とても丁寧に答えてくれていました。
八雲は、比較的地震の揺れが少ない地域であること。
それでも、八雲町には10メートルの津波が来る予想であること。
学校には40センチ程度の津波が来る予想であること。
40センチの津波でも、大人でも立っていることができず流されて命にかかわること。
専門の方から、そんな貴重なお話を聞くことができました。
最後に代表がしっかりとお礼を述べて、有意義な学習の時間が終わりました。
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実は、この学習のために、担当の方が事前に学校に来て丁寧に打ち合わせをしてくれたり、
先生方が放送やビデオの準備をしたり、終了後にはたくさんの段ボールを片付けて運んだり。
たくさんの方たちや先生方の支えがあって、より有意義な学習が実現しているのです。
その努力の分だけ、子供たちにはより深い学びであってほしいと願うのです。