指導の跡(歌詞カード、楽譜から)
一生懸命は子供だけじゃない
練習が終わった後の、静かになった体育館に置かれたホワイトボード。
そこには、拡大された合唱の歌詞カード。
マジックで細かく書き込まれた指導の内容。
この指導を基に、子供たちが一生懸命歌い上げます。
どれほどの時間と指導の工夫がなされたか。何も語らない、指導の跡があります。
ピアノに置かれた、演奏する子供の楽譜。
そこには、どんなことに気を付けて演奏するのか、子供の細かい文字でびっちりと書き込まれています。
子供に寄り添い、一生懸命指導する先生。先生の指導を一生懸命に書き留める子供。その会話が聞こえてきそうな楽譜です。
この学年に限らず、すべての学年で、きっと、こうした「指導の跡」があるはずです。
わずか数分の発表にかける、膨大な指導の時間と、子供たちの頑張りの積み上げが、土曜日の発表会なのです。
その過程こそが、重要なのです。