ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

経営方針

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2021年4月22日更新

令和5年度 八雲町立熊石中学校 経営方針

  

1.経営の基本方針 


 本校は統合に伴ういわゆる学校文化の融合・調整の時期を経て、集団生活のルールやマナーなど、生活面においては一定の落ち着きを見せている。ただ、コロナ禍における新しい生活様式を取り入れた教育活動、新しい学び方への対応、新学習指導要領の趣旨に沿った授業づくり、働き方改革を進めるための体制づくり等はまだまだこれからである。さらには、熊石小学校との小中一貫教育やコミュニティ・スクールについても課題は多い。また、自然災害や事故等がいつ起こっても不思議はない時代に備えて、町として推進している防災教育にも取り組んでいかなければならない。
これまで本校は、小規模校の利点を生かし個々の生徒理解、その特徴を捉えた教育の実践、自ら課題を求めて探求的に取り組む学習などを通して、「基礎的・基本的な知識・技能の習得」「思考力・判断力・表現力等の育成」「学びに向かう力・学習意欲の向上」「多様な人間関係を結んでいく力の育成」を進めてきた。教育における諸課題が複雑・多様に入り混じる中、本校はそれを可能性と捉え、未来を担う生徒に「自ら学び自ら考える力」「豊かな人間性」「健康でたくましい体」を育む教育を一層追求し、コロナ禍、そしてポスト・コロナの社会をたくましく生き抜くための力を育成したい。そのために、激動の社会情勢や子どもたちの状況を的確に捉え、地域社会や保護者の期待や要望を受け止め、学習指導要領の趣旨に沿いながら、地域社会とともにある学校づくりを、固い決意と柔軟な判断、評価・改善を重ねながら、堅実に実施していくことを経営の基本方針とする。

2.経営の重点 

 まず何より、生徒が安心・信頼して学校に通え、笑顔で学校生活を送ることができる状況にあることがすべての重点の大前提であり、教育活動の基盤である。従って、以下のような生徒に係る指導は当然のこととして、継続して大事にしていく。
・共感的理解に基づく教育相談 ・いじめの許されない学校風土づくり
・明るい元気な挨拶 ・生徒の自己・他者理解と受容的・支持的関係
・ルールや規範意識のある集団 ・生徒が自主性・主体性を発揮する生徒会活動
・豊かな人間関係、コミュニケーション能力の向上の取組(学級・係活動・部活動)

(1) 教育課程

「1) かしこく・あたたかく・たくましく生きる生徒の育成  2) 学力の向上」
・主体的・対話的で深い学びによる授業改善
・教科と特別活動、総合的な学習のリンク
・課題の提示・学び合い・まとめ・振り返り
・個に応じた指導
・生徒が自主的・主体的に学びに向かう探求的な授業の追求

到達目標1「教育課程を通して、知徳体のバランスの取れた生徒の育成がなされていると考える生徒・保護者・職員が80%以上」

到達目標2「全国学力学習状況調査、Nrt、チャレンジテストで、全国・全道平均を上回る生徒が70%以上」

(2) 組織・運営

「3) 総意と工夫のある校務運営 4) 働き方の見直し」
・業務改善と適切な勤務時間へのシフト
・効果的・効率的な打ち合わせ・諸会議・研修
・経営参画意識の高揚
・学校改善プランによる意図的・計画的・組織的な教育活動
・協働体制の分掌・学年運営・部活動・生徒会活動運営

到達目標3「業務全体における協働体制や効率化が図られていると考える教職員が80%以上」

到達目標4「北海道アクションプランの目標数値の達成」
 1「全教職員の超過勤務時間が月45時間、年360時間以内」
 2「部活動休養日を完全実施」(平日週1日・週末1日+学校閉鎖日9日)
 3「変形労働制を実施」
 4「定時退勤日を月2回以上実施」
 5「学校閉庁日を年9日以上実施」

(3)危機管理体制

「5) 自らの生命(いのち)を守り切る生徒 6) 生徒の生命(いのち)を守りきる体制」
・実効性のある危機管理の知識と技術の習得
・総合的な学習における防災学習
・危険を想定・予知した生活や施設設備の整備
・たて・よこ・ななめの報・連・相・確認
・教育公務員として高いコンプライアンス意識の保持と服務規律の徹底

到達目標5「様々な事故・事件があっても、とっさに適切な行動がとれると考える生徒が80%以上」

到達目標6「学校は、有事に備え様々な準備や指導・教育が行われていると感じている生徒・保護者が80%以上」

(4)家庭・地域・小中・CS

「7) 地域とともにある学校  8) 家庭と地域社会で育つ生徒」
・地域に根差した体験的な活動
・小中連携とコミュニティ・スクールの推進・教育活動の公開、成果の発信
・生徒が家庭・地域で過ごす時間の質の向上
・保護者・地域・関係者への説明責任・実行責任の遂行と複数回の学校評価の実施

到達目標7「教育活動の公開・連携‣協働により学校の様子がよくわかり安心できるとするCSや保護者が80%以上」

到達目標8「地域や家庭で過ごす時間を有意義に過ごせていると考える生徒・保護者・教職員が80%以上」

3 指導の重点

(1)教育使命感をもち、生徒一人一人を最後まで見捨てない、やりきる指導
  1) 重点教育目標の数値目標の具現化
  2) 不登校・特別な支援を要する生徒への支援体制の強化
  3) 授業力・職能向上を目指す校内研修
  4) キャリア教育の充実とニーズに応じた進路指導
(2)望ましい個と集団づくりを背景に、学習指導要領の趣旨に沿った教育活動の推進
  1) 効果的・効率的で、ねらいを明確にした行事の推進
  2) 共通理解と同僚性による生徒指導
  3) 自己と傾聴を大切にした集会活動
  4) 性・薬物・Sns・不審者・感染症予防等の指導
(3) 爽やかなあいさつと、人と人の絆を大切にした学校風土、郷土愛の醸成
  1) 地域人材・教育資源を生かした活動
  2) 地域社会に貢献する奉仕的な活動の推進
  3) あいさつやルールとマナー、思いやりを大切にした部活動
  4) 地域行事への参加