【第3回】八雲町の脱炭素を考えよう!
「カーボンニュートラル」ってなに?
現在、地球温暖化の進行が私たちの身近な生活に影響を与えていることは、前回説明をしました。
この温暖化の進行を食い止める取り組みとして、「カーボンニュートラル」の実現が求められています。では、「カーボンニュートラル」とはそもそもどういったことでしょうか。
カーボンニュートラルは、全体として二酸化炭素(カーボン)等の温室効果ガス排出量と森林による吸収量・再エネによる削減量を差し引いて、合計を実質的にゼロ(ニュートラル)にすることで、地球の温室効果を和らげることを意味しています(下図)。
【出典:環境省HP<外部リンク>】
八雲町の温室効果ガス排出量は、2018年度を基準に算出すると約213,000トン、森林・再エネによる吸収量・削減量の合計は約74,000トンとなり、排出量の方が139,000トンも多くなっています(下表赤枠囲みのとおり)。
【出典:八雲町地域再生可能エネルギー導入戦略 P31 表8及び図37 CO2排出量と吸収量・削減量とのバランス (一部改良)】
この139,000トンの排出量をゼロにするため、今後必要となってくる取り組みが2つあります。
1つ目は排出量の減少を図るための【徹底した省エネの推進】、2つ目は削減量の増加を図るための【再エネの導入拡大】です。この二つの取り組みを同時に進めることで、下図のとおり人口動態などの変化を含めると、2050年にカーボンニュートラルの実現が図られる想定シナリオとなっています。
【出典:八雲町地域再生可能エネルギー導入戦略 P40 図45 CO2排出量の将来推計 (脱炭素シナリオ)】
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