八雲町協働のまちづくり推進プラン
はじめに
地方分権時代と言われて久しい中、平成20年3月に「新八雲町総合計画」(H20~29)を策定し、協働のまちづくりを行政経営の大きな方向とするとともに、平成22年4月には、八雲町の自治における最高規範として「八雲町自治基本条例」を施行したところです。
八雲町自治基本条例の制定によって行財政運営における普遍的なルールが確立しましたが、今後は、地域社会における課題をいかにして発見・共有し、課題を解決していくための「地域社会の仕組み」に着目し、実践することに重点を置く必要があります。
協働のまちづくりの基盤を整備することは、分権型社会の受け皿をつくることであり、加えて、地域の自律を促進するために必要不可欠な要素となっています。
町民・議会・行政が本プランに基づく基本的な考え方を共有し、課題の解決に向け様々な取り組みを力強く展開していくことを望み、本プランを策定するものです。
プランの趣旨
本プランは、八雲町における“協働のまちづくり”を進めるうえでの基本指針です。
八雲町では、新八雲町総合計画(H20~29)において、今後10年間におけるまちづくりの柱として“協働のまちづくり”を掲げており、平成22年4月には八雲町自治基本条例を施行し、情報共有と町民参加を柱としたまちづくりの普遍的なルールを定めたところです。
今後一層、協働の理念の浸透を図りながら様々な協働の取り組みを推進することが求められていることから、協働のまちづくりを進めるための基本的な考え方を明らかにし、町民・議会・行政がこの考え方を共有しながら協働のまちづくりを推進していくことを趣旨とします。
プランの目次とダウンロード
- 本プランのあらまし
- プランの趣旨
- 用語の定義
- 時代背景
- 少子高齢化、人口減少社会の進行
- 中央集権から地方分権(地域主権)への転換
- 地方政府たる地方自治体への変革と協働の時代
- 八雲町の概要
- 八雲町の成り立ち
- 人口の推移及び推計
- 八雲町の住民活動、協働を取り巻く現状と課題
- 八雲町民自治推進委員会委員の視点
- 行政の視点
- 町連協役員の視点
- 意見聴取のまとめ
- 八雲町のこれまでの協働の定義や課題について
- 住民活動と協働の先行事例
- 先行事例
- 地域コミュニティを再生する視点
- 協働のまちづくりの背景と基本的な考え方
- 協働のまちづくりの背景・必要性
- 協働のまちづくりの基本的な考え方
- まちづくりの領域の考え方~私たちの社会を構成する領域
- まちづくりの領域と課題解決プロセスの概念
- 八雲町におけるこれからの協働の試案(仕組みづくり)
- 現在行われている取り組み
- 今後の新たな取り組み(試案)
プランのダウンロード(クリック)[PDFファイル/1.23MB]
プラン策定の経過
本プランは、八雲町自治基本条例に基づく審議会である「八雲町民自治推進委員会」へ町長よりその策定について諮問し、答申を得ることで策定されました。(策定までの行程と検討内容)
- 平成22年8月3日
八雲町民自治推進委員会へプランの策定について町長より諮問 - 平成22年10月15日
- 時代背景及び八雲町の概要について
- 住民活動、協働を取り巻く現状と課題について
- 平成22年12月8日
- 町内における町民と行政との協働の取り組みについて
- 住民活動と協働に関する先行事例について
- 平成23年2月28日
- 計画のアウトライン(骨子)について
- 平成23年5月30日
- 地域自治区、地域協議会について
- 中間支援組織について
- 八雲町におけるこれからの協働の試案について(骨子補強)
- 平成23年7月27日
- 平成22年度八雲町自治基本条例運用状況について
- 計画策定に係る各種懇談会の企画について
- 平成23年9月8日
- 平成22年度八雲町自治基本条例運用状況について(建議)
- 町特別職との懇談
- 平成23年10月11日
- 八雲町議会総務常任委員会との懇談
- 八雲町町内会等連絡協議会役員及び熊石町内会連絡協議会役員との懇談
- 平成23年12月21日
- 八雲町協働のまちづくり推進プラン素案について
- 町民参加手続について
- 平成24年1月5日~2月6日
プラン素案に対する町民意見の公募 - 平成24年3月8日
町長へ答申(策定完了)