サーモン試験養殖プロジェクトの進捗状況
北海道二海サーモンプロジェクトの進捗状況以外の情報はこちらをご覧ください。
1サイクル目(2019.12~2020.6)の状況
海面養殖開始!
2019年12月、熊石漁港と東野漁港に設置したイケスに幼魚を収容しました。2020年5~6月頃までに1尾あたり3kg程度まで成育することを目指します。
◆熊石漁港 収容日:2019年12月14日 収容尾数:777尾
◆東野漁港 収容日:2019年12月14日 収容尾数:364尾
初となる水揚げを実施!
2020年6月、熊石漁港と東野漁港において成育したサーモンを水揚げしました。
1サイクル目の結果は次のとおりとなっています。
◆熊石漁港 水揚日:2020年6月1日 水揚尾数:722尾 平均魚体重:3.5kg
◆東野漁港 水揚日:2020年6月17日 水揚尾数:328尾 平均魚体重:2.8kg
2サイクル目(2020.12~2021.6)の実施状況
2サイクル目の海面養殖を開始!
1サイクル目の試験では順調に成育できたことから、1サイクル目よりも尾数を増やして2サイクル目にチャレンジすることになりました。
2020年12月、熊石漁港と東野漁港のイケスに幼魚を収容し、2021年5~6月頃までに1尾あたり3kg程度まで成育することを目指します。
◆熊石漁港 収容日:2020年12月26日 収容尾数:1,584尾
◆東野漁港 収容日:2020年12月29日 収容尾数:1,733尾
2サイクル目の水揚げ
2021年6月、熊石漁港と東野漁港において成育したサーモンを水揚げしました。
2サイクル目の結果は次のとおりとなっています。
◆熊石漁港 水揚日:2021年6月1日 水揚尾数:1,391尾 平均魚体重:3.0kg
◆東野漁港 水揚日:2021年6月18日 水揚尾数:1,400尾 平均魚体重:2.4kg
3サイクル目(2021.11~2022.6)の実施状況
3サイクル目の海面養殖を開始!
1サイクル目に続き2サイクル目の試験も順調に成育できたことから、熊石漁港ではイケスを増設し、3サイクル目にチャレンジすることになりました。
2021年11月、熊石漁港と東野漁港のイケスに幼魚を収容し、2022年5~6月頃までに1尾あたり3kg程度まで成育することを目指します。
◆熊石漁港 収容日:2021年11月6日 収容尾数:3,906尾
◆東野漁港 収容日:2021年11月7日 収容尾数:1,036尾
熊石漁港に増設した20m円形イケス
3サイクル目の水揚げ
2022年5~6月、熊石漁港と東野漁港において成育したサーモンを水揚げしました。
3サイクル目の結果は次のとおりとなっています。
なお、サーモン試験養殖プロジェクトは3サイクル行うことを当初の予定としており、東野漁港は3サイクルで終了とし、熊石漁港については引き続き試験に取り組むこととしています。
◆熊石漁港 水揚日:2022年5月12日 水揚尾数:3,506尾 平均魚体重:3.4kg
◆東野漁港 水揚日:2022年6月17日 水揚尾数:609尾 平均魚体重:2.8kg
4サイクル目の状況
種苗生産に着手!
これまでの養殖試験では700g前後の幼魚を購入して海面イケスに収容していましたが、町内での一貫生産を目指し、サクラマスの孵化を行っていた「さけます・内水面水産試験場道南支場」を北海道立総合研究機構から取得し「八雲町熊石サーモン種苗生産施設」としました。さらに、2022年5月に約25gの稚魚24,000尾を購入して種苗生産施設に搬入。700g~800gの幼魚まで成育し、2022年秋に出荷することを目指します。
4サイクル目の海面養殖を開始!
3サイクル目に続き、熊石漁港では20m円形イケスをさらに増設し、4サイクル目に入りました。
2022年11月、車で10分ほどの種苗生産施設から熊石漁港に運搬。漁港到着後、淡水で育てた幼魚を海水にならすため、幼魚が入った水槽の塩分濃度を12時間かけて徐々に上げ、魚が海水に慣れてから海面に設置したイケスに幼魚を収容しました。2023年5~6月頃までに1尾あたり3kg程度まで成育することを目指します。
◆熊石漁港 収容日:2022年11月15~19日 収容尾数:11,540尾
4サイクル目の水揚げ
2022年11月に熊石漁港の海面イケスに収容したサーモンを、2023年5月24~26日に水揚げしました。
今後、八雲町のふるさと納税返礼品として出品されるほか、スーパーなどで販売される予定です。
◆熊石漁港 水揚日:2023年5月24~26日 水揚尾数:7,266尾 平均魚体重:2.84kg
5サイクル目の状況
発眼卵の孵化に挑戦!
2022年4月に種苗生産施設を取得したことで体制が整ったことから、発眼卵の状態から孵化させることにチャレンジすることとなりました。
2022年12月10日に約107,000粒の発眼卵を収容し、2023年秋の出荷を目指します。