郷土資料館の概要
八雲町郷土資料館の沿革及び館内図などを記載しています。
沿革
八雲町郷土資料館は、1978(昭和53)年に開館しました。
その始まりは、1952(昭和27)年9月に、旧公民館の別館に資料室を設けたことにあります。しかし当時の建物は古い上に狭く、保存や管理の面から積極的に資料を収集することはせず、それまでに収集した資料を保管するにとどまっていました。
1965(昭和40)年に公民館が新築された際、資料保管場所としての資料室39.68平方メートルと、展示の場としての郷土室121.53平方メートルが設けられ、資料を積極的に収集していくようになります。
そして尾張徳川家が八雲に開拓に入って100年を迎えたのを契機に、先人の残した郷土の文化財を保存し、郷土振興の発展に寄与する目的で、1977(昭和52)年11月に建設され、1978(昭和53)年5月20日に開館しました。
展示室では、八雲地域の「歴史と風土」「開拓と人々の生活」「産業」の3テーマを柱に、尾張徳川家のユーラップ開拓を中心として、北海道の木彫り熊発祥地としての木彫り熊資料、1907(明治40)年頃に焼かれた陶器の八雲焼、1862(文久2)年にアメリカの鉱山学師ブレーキとパンペリーによって火薬による岩石を破砕する方法が日本で最初に伝えられた鉱山資料などを展示しています。
館内図
- 総面積 783平方メートル
- 構造 鉄骨造地上2階建
- 収蔵資料数 13,301点