MR(麻しん・風しん)ワクチン
接種時期
第1期
1歳から2歳までの間に1回接種。
第2期
5歳以上7歳未満で、小学校入学前の1年間(年長児)に1回接種。
※第1期は水痘と同時接種を行うことが出来ます。
ワクチンの種類
生ワクチン
病気の説明
麻しん(M)
麻しんウイルスの空気感染によって起こります。感染力が強く、予防接種を受けないと、多くの人がかかる重い病気です。発熱、せき、鼻汁、めやに、発疹を主症状とします。最初3~4日間は38℃前後の熱で、一時おさまりかけたかと思うとまた39~40℃の高熱と発疹が出てきます。高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失します。しばらく色素沈着が残ります。
主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎があります。患者100人中、中耳炎は約7~9人、肺炎は約1~6人に合併します。脳炎は約1,000人に1~2人の割合で発生がみられます。また、亜急性硬化性全脳炎という慢性に経過する脳炎は約10万例に1~2例発生します。また麻しんにかかった人は、数千人に1人の割合で死亡します。
風しん(R)
風しんウイルスの飛沫感染によって起こります。潜伏期間は2~3週間です。軽いかぜ症状ではじまり、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。そのほか眼球結膜の充血もみられます。合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。血小板減少性紫斑病は患者3,000人に1人、脳炎は患者6,000人に1人くらいです。大人になってからかかると重症になります。
妊婦が妊娠早期にかかりますと、先天性風しん症候群と呼ばれる病気により心臓病、白内障、聴力障害などの障害を持った児が生まれる可能性が高くなります。
副反応について
接種後0~28日に発熱、発疹、注射部位発赤、腫脹(はれ)、硬結(しこり)、じんましん、リンパ節腫脹、関節痛、熱性けいれんなどがみられます。
予診票の色
白茶色
厚生労働省ホームページ
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