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町長室より 令和7年10月

印刷 文字を大きくして印刷 更新日:2025年10月31日更新

​≪就任あいさつ「萬谷俊美」​​​

 この度の町長選挙におきまして、町民の皆さまの温かいご支持とご支援を賜り、八雲町長として今後4年間の町政を担わせていただくこととなりました。

 寄せられた期待の大きさに身の引き締まる思いであるとともに、皆さまと共に八雲町の未来を築いていくことに深い責任と決意を抱いており、これまで行政の現場で培ってきた経験を最大限に生かし、町民の暮らしに寄り添う町政運営に努めてまいります。

 町政には多くの課題がありますが、その解決の鍵は、町民の皆さまの声に耳を傾け、共に考えながら進めていくことにあると考えております。私の基本姿勢である「町民主役のまちづくり」は、町民一人一人の声を町政の原点とするものです。現場を訪ね、対話を重ねながら、町民と行政が力を合わせ、より良い八雲町の未来を築いてまいります。

 町民の皆さまが笑顔で安心して暮らせるまちとなるよう、職員とともに全力で取り組んでまいりますので、今後とも温かいご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、就任のあいさつといたします。

就任挨拶登庁式

≪退任あいさつ​「岩村克詔」≫

 平成25年に町長に就任して以来、3期12年の間、町政の舵取りを担わせていただきました。この間、多くの出来事がありましたが、特に就任当初は病院での不祥事など、町政運営の信頼回復に全力を注いだことが最も印象に残っています。あのときの経験が、その後の改革や挑戦の礎になりました。

 行財政改革においては、職員給与を一時的に削減せざるを得ない状況にありましたが、財政の安定化を図り、最終的には回復させるに至りました。年間収支は一度も赤字を出すことなく、町の基金残額は全道179市町村の中で7位となり、安定した財政基盤を築くことができたのは大きな成果だと感じています。

 ふるさと納税の活用も、私の町政を象徴する取り組みの一つです。従来の「与えられた予算の範囲で行政を行う」といった発想を超え、「稼ぎ出す行政」へと転換しました。得られた財源は、将来に回収できる“投資”に重点的に活用し、サーモン養殖やウイスキー・ワイン製造、再生可能エネルギーなどの新たな産業の創出に繋げました。これらは雇用を生み、税収を支える基盤となっています。また、給食の無償化など、町民の暮らしを支える施策にも役立てることができました。

 さらに、民間企業との連携強化にも努め、デルソーレや不二家など大企業との関係を深めるととともに、企業誘致により、町が常時出資しなくても投資が循環する仕組みづくりを進めました。コロナ禍やウクライナ情勢など、激動の時代にもホタテや畜産業の支援等、町の産業と生活を守ることを最優先に考えてまいりました。特に、ウクライナ避難民の受け入れは、地域から世界に貢献する象徴的な取り組みであり、町民の皆さまの温かい支えに感謝しています。

 これからの八雲町には、食とエネルギーを軸に、地域全体が持続的に発展していく可能性があります。尾張徳川家がこの地を開拓した歴史のように、未来を切り開く力が八雲にはあると信じています。次代を担う皆さんには、夢を持ち、町の新たな時代を築いていただきたいと思います。

 12年間、支えてくださった町民の皆さま、そして共に歩んだ職員の皆さんに、心より感謝申し上げます。

町長挨拶退任挨拶2集合写真

​≪八雲町開町20年記念式典​≫

 令和7年10月5日(日)、シルバープラザで「八雲町開町20年記念式典」を執り行いました。

 当日は、町表彰受賞者のほか、多くのご来賓の皆さま、八雲町の発展にご尽力いただいている団体や企業の皆さまなど、町内外を問わず約150名の方々にご臨席をいただき、盛会のうちに節目の式典を終えることができました。ご臨席くださいました皆さまに、心より感謝申し上げます。
 式典のオープニングでは、ユーラップハンチカプの会の皆さまによる伝統的なアイヌ古式舞踊が披露され、会場は厳粛な雰囲気に包まれました。
 続いて、合併後の八雲町として初めてとなる名誉町民の称号を大河原毅氏に授与いたしました。
 大河原氏は、長年にわたり八雲町の地域づくりにご尽力され、町の発展に大きく寄与された方です。その功績をたたえ、名誉町民の称号をお贈りいたしました。
 さらに、町政や地域活動の発展にご貢献いただいた方々へ八雲町表彰を行い、これまでのご尽力に深く感謝を申し上げました。
 式典の後半では、まちの未来を担う若い世代によるアトラクションも行われました。
 トップバッターとして、八雲高校の生徒がデザインした新パッケージの「八雲町カントリーマアム」が発表され、来場者から大きな拍手が送られました。
 続いて、八雲中学校吹奏楽部による演奏が会場を明るく包み、最後に、ダンスグループ「フェアリーテイル」の皆さんが躍動感あふれるダンスパフォーマンスを披露し、式典に彩りを添えてくれました。 
 若い世代の皆さんが自分たちのまちの節目に関わり、その想いを形にしてくれたことは、町にとって何よりも大きな喜びです。

 改めまして、これまで八雲町の発展を支えてこられたすべての皆さまに深く感謝申し上げるとともに、次の10年、20年に向けて、町民の皆さまと力を合わせながら、より魅力あるまちづくりに取り組んでまいります。

アイヌ民謡八雲高校生八雲中学生吹奏楽部ダンス名誉町民万歳三唱

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