八雲町でのトラウトサーモンの海面養殖は、11月ころ漁港に設置した生簀に種苗を収容し、翌年5月ころの水揚げまでの約半年間で、平均3kg前後の大きさを目指して飼育しています。
令和元年から取り組み始めた養殖試験は、3サイクル(1サイクルは11~12月頃から翌年5~6月頃までの半年間)行うこととして熊石漁港(事業主体:ひやま漁協熊石サーモン養殖部会)と東野漁港(事業主体:落部漁協青年部)の2か所でスタートしました。3サイクルをもって東野漁港での試験は終了となりましたが、熊石漁港では2サイクルを延長して合計5サイクルの試験を行うこととなりました。
熊石漁港での5サイクルの養殖試験は順調に推移し、令和6年11月から始まった6サイクル目からは町から補助を受けない事業運営に移行しています。
1サイクル目(令和元年12月~令和2年6月) 水揚量 2.5トン(722尾)
2サイクル目(令和2年12月~令和3年6月) 水揚量 4.2トン(1,391尾)
3サイクル目(令和3年11月~令和4年5月) 水揚量 11.8トン(3,506尾)
4サイクル目(令和4年11月~令和5年5月) 水揚量 20.7トン(7,266尾)
5サイクル目(令和5年11月~令和6年5月) 水揚量 44.2トン(15,651尾)
1サイクル目(令和元年12月~令和2年6月) 水揚量 0.9トン(328尾)
2サイクル目(令和2年12月~令和3年6月) 水揚量 3.3トン(1,400尾)
3サイクル目(令和3年11月~令和4年6月) 水揚量 1.7トン(609尾)