9月25日(土曜日) 学校祭のお礼・講評
緊急事態宣言の中、実施いたしました学校祭ですが、滞りなく全日程を終了できました。関係者の皆様にご報告とお礼申し上げます。
以下、校長より講評がありました。
開祭式
・秘密の学校祭が開催されるというミステリアスな映像から、現実のステージへ切り替わるアイディアはとても良かったです。
教科発表
・1年生の国語科、故事成語については、笑いの中にもしっかりとした「知」があり、寸劇の仕上がりがとても良かったと思います。
・2年生の数学科、多面体については、本来は難しい内容を実体物を用いてわかりやすく説明していました。サッカーボールの原理が良く分かりました。
・3年生の総合的な学習の時間の取組で、2年越しの壮大なプロジェクトとなった八雲町の特産品を販売体験するといった内容は、あらためて良い体験ができたのだと実感しました。八雲町のプロモーション映像は秀逸でした。
合唱部発表
・練習が本格化する直前に各部の部活動が休止となり、かなりの制限のある中で、とても良く頑張りました。器楽演奏では、「疾走感のある曲」と紹介された通り、なかなかのカッコよさで、それぞれの楽器が自分の役割を果たし、演奏していました。
音楽発表
・1年生のケチャは、バリ島の伝統を取り入れた音楽です。生徒が考えた野田生中オリジナルの振付が、ケチャのもつリズムの迫力やパワーを感じさせました。
・2年生のタップダンスは、なるほど映画の「座頭市」の雰囲気を取り込んでいたのだと、私たち世代には、良くわかりました。リズミカルなステップが、とてもユニークでした。
・3年生のカントリーロードは、これまでもしばしば日常の学校生活でも聞こえたのですが、冒頭の「伴奏なし」(アカペラ)の部分でバランスの取れたハーモニーが、とてもきれいに仕上がっていました。歌詞の情景が思い浮かべられるような美しい発声でした。
全校合唱
・学校規模を感じさせない「重厚感」にとても感動しました。練習中もマスクを付けなければならないなど、大変な苦労がありましたが、これで終わりにするのはもったいないという感じがします。「群青」は東北大震災との深いかかわりのある歌詞で、その想いを上手に表現できていたと思います。
生徒企画A「ダンス」
・限られた練習時間で、よくこれだけ複雑で沢山の演目を覚えたものだと感心しました。YouTubeにはまる現実世界の少年が、異次元世界に迷い込むといった演出もなかなか凝った作りになっていました。
生徒企画B
・日本の伝統的な笑いの文化「寄席」を上手に入れ込んでいました。現代風のコントも中学生らしいさわやかなもので、上品ささえ感じました。
閉祭式
・1本の映画を見終わったあとのエンドロールのように、これまでの取組がスライドショーで振り返ることができました。
総括
・生徒会総務のみなさん、各企画、あいさつや進行、本当にご苦労様でした。
・一人何役もこなし、学校規模を感じさせない発表内容には、相当の努力の跡が見られます。しかし、誰にでも活躍のチャンスが多くあるということは、本校の強みです。この経験を、これからの生活に役立てて、それぞれ自信をもってほしいと願っています。