落部アイヌのリーダー辨開凧次郎こと、《イカシパ》が着ていた《カパラミㇷ゚》と呼ばれる衣服です。 《カパラミㇷ゚》は、大幅の白布に切り抜きの模様を作り、木綿の生地に縫いつけたものです。
衣服の文様の基本は、「《モレウ》(ゆるやかな渦巻き)」と「《アイウシ》(とげの形)」の2種類があります。 模様は自然から生まれた形といわれ、渦巻きの場合は川の流れ、風、ツルなどからとられたものといわれています。代々受け継がれ、女性は小さい頃から針仕事で母親から教えられました。