子どもの自己肯定感を高める大人の関わり方のコツ

肩こりに悩む社会教育課のぐみです。ゴリゴリのゴリ…。

先日告知しました家庭教育講演会。12月6日(火)に、盛況のうちに終了することができました。
当日の様子をちょこっとご紹介します★

今年度は「子どもの自己肯定感」をテーマに企画。

全国・全道の平均にもれず、八雲町の調査でも「子どもの自己肯定感が低い」という結果が出ているこの課題に焦点を当て、
子どもを取り巻く近年の社会情勢や、子どもが陥りがちなネガティブな考え方とはどのようなものか、
そのような子どもたちに対して、周りの大人が心掛けるべき対応について、
札幌・函館を拠点とした「セーブスフットサルスクール」でメインコーチをされている田辺陸氏を講師に招き、講演をいただきました。

会場の様子

特に、田辺さんがエスポラーダ北海道でプロのフットサル選手として活躍された中で培った、
壁にぶつかったときの頭の切り替え法、
自己肯定感の高め方、
また、自身が経営するスクールで子どもたちと関わるうえで大切にしているポイントから、
子どもたちのやる気を育む方法について具体的に学ぶことができましたよ。

講師の田辺 陸 氏(セーブスフットサルスクール・メインコーチ)

「子どもの自己肯定感を高めるには、まず大人も自己肯定感を高めること」という言葉もあり、物事のポジティブな捉え方など、参加しているひとりひとりが自分事としても学べる内容の講演会でした。

参加者アンケートにも、皆さんびっしり感想を書いてくださって、

●ちょうど悩んでいた、息子の自己肯定感が低いところを、まずは親の私の方から変えていこうと思いました。息子と一緒に、少しずつ高めていこうと思います。
●子どもをほめるポイントは、結果ではなく過程や姿勢。このためには、大人が子どもをよく観察するということが必要だと分かりました。
●子どもの危険を排除しつつも、やりたいことをさせてあげる。答えを与えるのではなく、答えに行き着く過程や経験を与えるのが大事だなと感じました。

などなど、皆さんにとっても大きな収穫があったようです!

子どもの育成には、保護者や教職員の関わりはもちろんのこと、地域の大人の関わりも大変重要であると感じているところ。

参加者の中には現役の子育て世代だけではなく、学童保育所のスタッフや子ども会の指導者など地域の皆さんの姿も見られ、
そうした方たちへ今回参加いただけたことは、担当者としてとても嬉しく思います!

講演終了後には「周りの知友人にも伝えたいので、資料を増刷してほしい」と声をかけてくれた方もいたほか、
「町内すべての学校で講演をしてほしい!」、「もっと多くの保護者にも聞いてほしかった!」という声も寄せられ、満足度が高かったことが窺えました。

改めて講演会にご参加いただいた皆さん、そして何より講師をお引き受けいただいた田辺さん、どうもありがとうございました!

これからも、八雲の子どもたちを地域の大人みんなであたたかく声をかけ続け、
「自分は自分のままで素晴らしい!」
と思える、自己肯定感の高い子どもたちを育てていきたいですね。

***

今回の講演会は、
講師がいらっしゃるメイン会場を野田生中学校に、
zoomによる講演の中継が見られるサテライト会場として八雲町公民館を開放、
そして、希望者は自宅等からzoomで参加もできる…、と
選べる参加方法「3通り」の方式で開催しました。

zoom配信画面

社会教育課としても、集合開催とオンライン開催のこのようなハイブリッド型で開催するのは初めて!
機材のやりくりや資料の投影、パソコンとデータの相性など、
1歩進んでは壁にぶつかり、それを乗り越えたらまた壁にぶつかる…といった準備期間を重ね、ドキドキしながら当日を迎えました。
当日は、各拠点から合計25名の町民に参加いただきましたが、zoomから参加された方の中には、
未就学児を自宅で見ながら参加できたことや、冬の路面状況が心配な中、自宅から遠い会場まで赴かなくても参加できる方法に一定の評価も寄せられ、
同様の開催方法を今後も望む声が挙がっていました。

広域である八雲町において、1つの学習機会をどの地域にいても享受できるこの方法は大変効果的だと思いますし、
特に多忙な子育て・働き世代を対象にしたこのような事業においては、自宅にいながら気軽に参加できるzoomの活用は、今後も大変有効であると感じたところです。

とはいえ、職員もまだまだ経験不足…。今後も練習を重ね、より多くの町民に様々な方法で学習機会を届けられるよう、検討を進めていきたいと思います。

zoomの待機画面


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