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八雲学講座②「実は知らない、八雲で起きた自然災害と地質のお話」

つ、ついに八雲でも雪が降りました!社会教育課のぐみです。
今日も前回に引き続き、八雲学講座のレポートです。

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第1回「八雲の林業の歴史と尾張徳川家のはなし
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11月11日(金)18時30分~20時、公民館で第2回目の八雲学講座を開催しました。
テーマは、
「八雲は災害に強い…そう思っていませんか?実は知らない、八雲で起きた自然災害と地質のお話」。
自らも八雲町出身である、北海道総合地質学研究センターの加藤孝幸氏に講師をお願いしました。

きっかけは、昨年度の八雲学講座で受講生から寄せられたこんなご意見。
「八雲は地震が起きてもそこまで揺れないけど、地質から見て安全な町なんだろうか?」

わたしも7年前に町外から転入した身ですが、確かに八雲は大きな災害も比較的少なく、安全な町のように感じていました。
これはぜひ学んでみたい!と思い、講座を企画化。

加藤講師からは、町内各地点の地質や地層、境界プレートなど、詳細な資料を基に解説をいただきました。

八雲にも実際に活断層はあって、
開拓されてからは誰も経験していないけれど、確かに八雲では大地震が何回も起きている証拠があるということ。
八雲は噴火が起こってもおかしくない場所にあるということ。
人間の手による堤防や川道整備のおかげで、近年はその被害は少ないものの、(1890年以降は)ほぼ10年おきに洪水被害(ユーラップ川)に苛まれてきたことがわかりました。

正常性バイアスによって、「八雲は自然災害が少なくて良いところだ」と思い込んでしまいがちだけれど、けっしてそうではないことを学ぶことができました。

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ここで、加藤講師が講座前に参加者へ実施したアンケートと、その分析をご紹介します。
回答者:26名
①「大地震は他では起こっても、八雲の足下で起こることはない」: はい 3、いいえ 23
②「八雲に東日本大震災に伴って来た以上の大きな津波は来ない」: はい 3、いいえ 23
③「津波を起こす原因はすべて地震だ」: はい 5、いいえ 21
④「地震の予知は不可能だから、予知の研究に無駄な予算をつけるべきでない」:はい 0、いいえ 26 
⑤「八雲で火山が噴火することはあり得ない」:はい 6、いいえ 20
⑥「地球温暖化は主に人間が炭酸ガスを排出することによって起こっている」: はい 11、 いいえ 14
    ( わからない 1)
こちら、答えはすべて「いいえ」となるそうです。
~以下、加藤講師からのフィードバック(一部抜粋)~
●①②⑤は八雲は地震、津波、火山災害という自然災害からは、長年経験がないので、安全だと思っている方がやはり一定程度いることを示している。
●⑥の「はい」の多さは、世界のCO2削減をめぐる政治課題の動きを含めて、長年の膨大なマスコミ報道の影響もあるのではないか。
●一方で、「八雲学」に参加するような方々は全体に冷静な判断をしている人が、⑥を含めて、多いことを示している。

胆振東部地震の教訓も受けて、防災用品をご自宅に揃えた方も多いのではないでしょうか。
八雲でも、日ごろから非常時のために備えておく姿勢を大切にしておきたいですね。
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次回は
国内最大級の蓄電池併設型メガソーラー発電所!
八雲町の太陽光発電を知ろう!~ソフトバンク八雲ソーラーパーク~
というテーマで、SBエナジー株式会社のご担当者さまから講話をいただきました。

国道5号線を走っていると、ものすご~く長く続いている道路沿いのフェンス(ソーラーパーク)。
山崎・花浦地区に大規模な太陽光発電所ができた、と風の噂で聞いたけど、その実態を知らない町民も多いのでは?ということで企画しました。

「1週間に8日は曇っているから『八雲』と言うんだぜ…?」
というのは町民あるあるの定番ジョークですが、それほど「曇り」の印象が強い八雲。
そんな八雲で太陽光発電って、ちゃんと発電できてるの?
八雲らしさを生かした工事舞台裏のエピソードとは?

次回講座のレポートもぜひご覧ください!


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