黄金週間が終わり、今日から平常勤務が戻ってきた社会教育課のぐみです。
連休中はお休みだったという方も、お仕事だったという方も、いかがお過ごしでしたでしょうか。
5月病に気を付けて、またゆるりゆるりと頑張っていきましょう!
さて、今日は4月に行った社会教育事業のご紹介です。
4月23日(土)に、毎年恒例の「ミニ金魚ねぷたづくり講習会」が行われました。
青森で「幸福をもたらす」とされている金魚ねぷた。そのミニ版(手のひらサイズ)を、自分たちの手で作ってみるものです。
毎年この時期は、八雲山車行列のあんどん絵の描き方を学ぶため、青森県弘前市からねぷた絵師である成田幻節(なりたげんせつ)先生をお招きした「山車づくり講習会」を開催しており、その幻節先生から、金魚ねぷたの作り方も教わっています。
参加者は、先生が予め作ってきてくれた竹枠に、シワができないよう慎重~に和紙を貼って……
鉛筆で金魚の目やウロコをうす~く下書きしたあとは、いよいよ墨を入れていきます。(立体物に筆で線を描くのって大人でも難しい!空き缶に紙を貼った練習台で練習しておきます。)
そして、溶かしたロウを使って「ロウ引き」。
墨を入れた線の上をなぞったり、模様を入れていきます。
ねぷたの中に電球を入れると、このロウが光を透かしてとっても綺麗なのです。
また、ロウはこの後に塗る色水を「はじいてくれる」効果があるので、隣り合った色同士が混ざらない、という効果も。
(アツアツに溶けたこの「ロウ」のにおいを嗅ぐと、ああ今年もこの季節が来たなあと思います……。)
そして最後に色塗り。
赤と黄色を使って塗っていくと……自分だけのオリジナル金魚ねぷたの完成です。
参加者の半数はこれまでにも参加したことのあるリピーターで、前回が楽しかったからまた来てくれたのかな、と思うと、担当者冥利に尽きます。
「いつもはキッチンに吊るしているけど、今日はいっしょに連れてきたんだよ!」と、過去に作った金魚ねぷたを持ってきてくれた子もいました。(なんてめんこいのでしょう)
なかなかできない体験に大人も真剣な眼差しで取り組んでいました。細かな作業も多いので、子どもたちは保護者やサポートスタッフの手も借りながらの制作。親子の触れ合いの機会にもなっていましたね。
作った金魚ねぷたは、ぜひご家庭でたくさん愛でていただきたいと思います。
お疲れさまでした。