今日の八雲は地面にうっすら氷が張っています…運転どきどき。社会教育課のぐみです。
時間が経ってからのレポートで申し訳ありません!
11月24日(水)に、今年度最後の八雲学講座を開催しました。
「令和3年度八雲を知ろう!八雲学講座」レポートバックナンバー
第1回目講座レポート「尾張徳川家ゆかりの地バスツアー」
第2回目講座レポート「自然に寄り添い育てる野菜とそのタネの話。」
第3回目講座レポート「八雲の遺跡が語る縄文の世界」
第4回目講座レポート「八雲の運輸業、その歩み」
第5回目講座レポート「熊石学習バスツアー」
第6回目講座レポート「八雲ばやし『どどん鼓座とその鼓動』」
これまでずっとレポートしていた八雲学も、今日で最終回です。
それではいってみようっ!
八雲町公民館生涯学習講座「八雲を知ろう!八雲学」
第7回「元山牧場100年の歴史~六次産業化の取組み~」
ラストを飾ってくれたのは、元山牧場4代目代表でいらっしゃる元山美芳さん。
元山牧場さんと言えば、かわいい牛のイラストが目を引くビン牛乳(紙のフタ裏にくっついているクリームを舐めるのが私は大好き…)、そして甘くて濃厚な「エルフィン」のジェラートなど、八雲町民はもちろん、観光客の皆さんにとってもお馴染みですよね。
元山さんはこういった形で講演されるのは初めてとのことだったのですが、その100年(!)の歴史や、六次産業化の舞台裏まで詳しく講演いただきました。
「生産」の1次産業、「加工」の2次産業、「流通・販売」の3次産業。
この流れを生産者が一体化(1×2×3)し付加価値を生み出すことが6次産業ですが、元山牧場さんは、「六次産業化」という言葉が生まれるずっと前から六次産業化に取り組まれていたのだそうです。(早い!)
今は全国で体験ファームや教育ファームなど色々な六次産業が行われていますが、元山牧場さんでは加工がメイン。牛乳からジェラート、パイづくり等につなげ、自社カフェで販売されていらっしゃるわけですね。
第1回目の八雲学講座では、徳川家と八雲とのつながりの深さについて、様々な観点から学んだわけですが、元山さんの歴史と徳川家とも意外なつながりがあってびっくりしたり…! 六次産業化のデメリット(苦労話)もこっそりお話しいただいたり…。100年の歴史は面白い!
この日も、受講生からの(ときにディープな)質問に1つ1つ丁寧にお答えいただきながら、知られざる元山牧場さんの経営・取組み・想いに迫る時間になりました。
「手づくりすることが好き」という元山さん。今も色々なアイディアをお持ちのようで、これから作ってみたいと思っている製品のお話もこっそり聞くことができましたよ。(楽しみ!)
「北海道らしさの景観を生かしながらの経営を」とのお話もあり、今度エルフィンさんでジェラートを食べるときは、改めて、丘の上からの景色もじっくり堪能したいと思います!
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この日をもちまして、今年度予定していたすべての講座が終了しました。
最終日に実施した講座アンケートには、受講生の皆さんからびっしりと感想を書いていただき、
「各回ごとに違った八雲町の魅力を感じることができた。」
「講座を通して新しい出会いもたくさんあり、八雲での生活がより一層楽しいものになった。」
「八雲に永く暮らしてきたが、知らないことがたくさんあった。」
といった声が多数寄せられ、大変好評でした。
八雲学は、「さまざまな分野・角度から八雲について学ぶことによって、八雲の良さを再発見し、まちの今後について考えるきっかけとする。」という目的で実施してきましたが、無事にその目的を達成することができたのではないかなと感じています。
講師をお引き受けいただいた先生方、受講いただいた皆さん、ありがとうございました。担当者としても大変勉強になる1年でした。
次年度以降も八雲学講座は継続していければと考えております。今後の講座もお楽しみに!