やふー!しげちゃんです。
今回は、先日15日に公民館で開催された、ねぷた絵師に学ぶ、あんどん型山車づくり講習会の様子をお伝えします。
さて、今年で30年目を迎える八雲の山車祭り。来たばかりの私は祭りの雰囲気がさっぱりわからず、どこにあんどん絵が飾られるかもよく知りません。あんどん絵を描く!といってもどんな絵を描いたらいいのかわからず悩みましたが、自分の画力の低さを考えると、難しい絵は描けない、と言うことだけはハッキリしています。なので、自分が使っている湯飲みのイラストを使うことにしました。
ではどんな風に作っていったのか、簡単に紹介。もっと詳しい作り方やコツを知りたい方は、来年も予定されているあんどん絵作り会にぜひご参加をば。講師は、成田幻節さんです。
下書きをしたあと、輪郭を墨で描きます。また、専用のハケを使って、立体感を出したりします。多くの場合、武者絵の髪の毛を表現するのにハケを使うのですが…髪ないしなぁ…
会場内でろうそく鍋パーティーを盛大に開催して溶かしたろうを塗って、色を塗ったときにはみ出るのを防ぎます。このとき、ろうがすぐかたまってしまうので、鍋の周りに集まって、すばやくひいていきます。
その後、水と染料をうまくつけて、ぼかします。色がグラデーションになるようにうまくにじませるというか…。上になるにつれて色が薄くなるの…わかりますかね?ウロコの輪郭線でいったんリセットして、次のウロコの輪郭線に近づくにつれて薄くなるよーにしてみました。
黄色一色で満足していたら、先生直々にご指導いただきました。オレンジで立体感が出ました。
さらに背景も暗雲っぽくなるように手のひねりをいれて描くのを教えていただき、挑戦しましたが…難しい…。左上の方のうまくぼんやりしたのがあるのが先生、黒ばっかになってるのが私が描いたところです。
講習会は、途中昼休みを挟んで、10時から始めて15時すぎには完成。
描きやすいし、誰が描いたか一発でわかるし、去年こまっきーいたし、ちょうどいいや、と描いたシャチホコ。…完成した作品を並べたら思いっきり自己主張して浮いてる感じになってしまいました。
ま、いっか。
あんどん絵講習会への持ち物として、90cmのものさしや4Bの鉛筆などなかなか用意しにくいものもありますが、どれも会場に用意があるので、譲り合って使えば問題ありません。原画についても、武者絵など用意しています。興味のある方は、お気軽にご参加ください。
「やってみると、墨で輪郭描いたり、髪を描いたりするのが意外と楽しいよ」(参加者談)。…たしかに、もさっとした髪や髭描くのは楽しそうでした。
来年やるなら…熊とか?
よろしくどうぞー。
(投稿者:しげちゃん)