八雲の木彫り熊~雑誌「ブルータス」で紹介されます。

(株)マガジンハウスから発行されている雑誌「ブルータス」で、北海道の木彫り熊の発祥の地である八雲町の木彫り熊を紹介したいと編集者が取材のため来町しました。

北海道の代表的なお土産品であった木彫り熊は、明治時代に八雲を開拓した尾張徳川家の第19代当主義親(よしちか)候が、大正10年から11年にかけてヨーロッパを旅行した際に、スイスの農民が冬に木彫り熊を作りお土産として販売していたことから、八雲の農民の副業にと木彫り熊などを買い求め、これを見本として製作を奨励したのが始まりです。

木彫り熊第1号やその手本となったスイスの木彫り熊などを展示している郷土資料館を始め、木彫り熊にゆかりのある町内各所を取材しました。
日本各地の郷土玩具や縁起物などを紹介する連載記事「みやげもん」に掲載される予定ですが、八雲町の木彫り熊のユニークな歴史や、お土産品にとどまらない工芸品・美術品としての価値の高さも実感されたようで、改めて特集記事などの企画も検討していただくことになりました。

木彫り熊は八雲町の貴重な歴史・文化のひとつです。大切にしていきたいですね。
先月亡くなられた木彫り熊の製作者上村信光さんのご冥福をお祈りします。(o.k)


東京から取材に訪れた編集の川端さんと清さん


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