小さい頃、外で遊ぶことが好きな少年だった私は、本を読むことが好きではありませんでした。
大学に進学し、授業の一環で文学研究の真似事をしたときには
「もう本なんか嫌いだ!」
と思ったことすらありました。
しかし、社会人になってからは、国語科ということもあって、意識的に本を読むようになりました。
すると不思議なもので、本を読むことが楽しく感じられるようになってきました。
今年は、いろいろなジャンルに手を伸ばし、年間100冊くらいは読めるといいかなーなんてことを考えています。
冬休み中は、図書室の整理をしながら、毎日1冊持ち帰って読む生活を続けました。
現時点で、20冊は読みました。(正確に数えているわけではありませんが……)
数が多ければいい!というわけではありませんが、その中で様々な世界・考え方に触れていけたらと思っています。
ちなみに、一番最近読んだ本は、村上春樹の新作『騎士団長殺し』です。
先週末に購入し、土日で一気に読んでしまいました。
淡々と進む物語の中で次第に謎が明らかになっていく、引き込まれる文章でした。
ストーリー自体はファンタジー色が強めになっています。
各巻副題にもある「イデア」「メタファー」がテーマになっていて、作中の描写が何を象徴するものなのかを考えながら読む楽しさもありました。
2巻揃えるとちょっとお高いですが、気になる方は是非……!
(n.s)