最近、「アクティブ・ラーニング」という言葉が、教育関係のニュースによく出てきます。また、新しい教育の目玉として注目されている言葉でもあります。
お役所的な言い方で言うと「主体的・対話的で深い学び」という事になるんですが。実はこれは特別なことではありません。ぶっちゃけた言い方をすれば、児童生徒が「寝ない授業」だと言うことです。
つまり、生徒が授業のテーマを主体的に考えて、関わっているかどうかということです。たとえば、先生が今日はこれを覚えますと説明し、黒板に1,2,3と書き始めるとたぶん3か4くらいでうとうとする人が出ちゃいます。
そうではなく、もし自分が授業したらどういう風に教えると友達が理解できるかを、自分が先生になったつもりで考えて取り組んでいく。つまりそのテーマを理解して友達に伝えるというところまで考えると、たぶん寝ないと思います。このように自分が主体的に学んでいこうという心がけがアクティブ・ラーニングの精神なんです。
授業のまとめに、隣の友達に教えようとしたとき、わかったつもりだったけれど「あれ、教えられない」と気づく。また、教えてみたら隣の友達がわかってくれて、とてもうれしい気持ちになる。その瞬間、自分も本当にわかったことになるんですね。
わかったつもりで終わるんではなく、本当にわかるために自分が人にわからせるために学習に取り組む。
これが「アクティブ・ラーニング」と言うことなんです。
(Y・K)