伝統技術を学ぶと言うことで、今金町で砂金掘り体験をしました。砂金掘りの歴史などの説明を受けた後に、昔の砂金掘りの道具であるカッチャ・揺板(ゆりいた)・ねこ・洗い笊(ざる)などと呼ばれている道具を見学しました。現在、今金町には砂金掘りを生活の糧にしている人はいないそうですが、昔は半農・半砂金掘りと言う人たちがいたそうで、地域によっては今でも家に砂金掘りの道具が揃っているところがあるそうです。
美利河地区で、今でも砂金採掘跡が残っている場所を見学した後に、「熊出没注意」の看板がすぐ横にある河川で、砂金掘りを体験しました。ゴールドパンと呼ばれる容器に河床から掘った砂礫を入れてもらい、流水で砂礫や砂鉄を流すと、容器の底からまばゆい砂金が現れます。2時間くらいやって最大径2mm位の砂金1個見つけることが出来ました。
砂金掘りは個人的に行う場合は自己責任で良いと言うことですが、一攫千金をもくろんで大々的に行う場合は、環境破壊につながりますので、砂鉱区申請を行う必要があるそうです。
八雲でも、鉛川鉱山から金・銀・銅などが採掘されたという記録がありますから、砂金が出る可能性は充分あると思います。
美利河地区の砂金採掘跡(砂金を掘るために石を取り除き石垣状に積み上げた状態)
ゴールドパンを水平に揺すって砂金を底に沈める |
砂礫や砂鉄を流水で流している状況 |
容器の底に残った砂金を探している |
砂金採集風景 |
砂金を見てしまうと、ついつい夢中になってしまいました。
投稿者:しんちゃん