八雲の毛彫りが特集されました

やふー!しげちゃんです。
「お盆過ぎたら、途端に蒸し暑さは消えて、爽やかな風が吹き始めて、これぞ北海道!て感じになりましたね!」って言ったら、周りから「暑いべや!」って反論いただきました。
今日は暑いけど、湿度が低いのと風が吹いてるので体感的にはかなり涼しく感じてる元尾張の人です。

さて今回は、『北海道Likers』さんにて八雲の木彫り熊が取り上げられましたのでご紹介します。

資料館エントランス
エントランスの熊四体集合写真。左から、茂木氏(号:北雪)作の木彫り熊、引間氏(号:木歩)作の木彫り熊、推定3才のメス熊の骨格標本、推定12才のオス熊のはく製(の左手)。

『北海道Likers』さんは、北海道に関する記事をfacebookに投稿しているサイトです。

「北海道の木彫り熊発祥の地はどこだ!?」

今回は、八雲の木彫り熊でも特に”毛彫り”について特集してもらってます(上記リンク先)。
facebookのページはこちら

十倉作
十倉氏の毛彫り這い熊を別角度で

記事でもちらっと紹介されていますが、八雲には毛彫りの他に、面で熊を表現する面彫りとも呼ばれる技法があります。

加藤作

加藤氏の木彫り熊

柴崎作

柴崎氏のハツリ彫りの木彫り熊

八雲木彫り熊展示室では、さまざまな八雲の木彫り熊を見ることができます。
また、木彫り熊以外にも、徳川義親侯がすすめた農民美術運動の資料の数々も展示しています。

大変申し訳ありませんが、こちらの展示室は、許可がない限り写真撮影は禁止とさせていただいております。
常設展示室にも木彫り熊を展示しておりますので、撮影は常設展示室のものをお願いいたします。

なお、八雲木彫り熊展示室も、常設展も、学芸員らによる展示解説を随時行っております。
お気軽にお声掛けください。

よろしくどうぞー。

(投稿者:しげちゃん)

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ユーラップ川自然体験キャンプレポート外伝~ぼくのなつやすみ編~

やふー!しげちゃんです。
クワガタムシや道から指定外来種に指定されそうな黒いアイツ(Not GOKKEY)な話題です。

カブトムシ

ユーラップ川自然体験キャンプでは、木の幹に昆虫が寄ってくるトラップ(バナナを砂糖まぶして焼酎につけて発酵させたもの)を設置したものの、

天気悪くて曇ってて

霧が出てて

気温も低くて吐く息が白い

という最悪な天候に見舞われたため、まったくクワガタが引っかからなかった残念な結果になってしまった虫取り。
こればかりは天気に左右されてしまうので、もうどうしょうもないんです、はい…。

んじゃあホントに八雲町内でクワガタムシが捕れるのか!?と、昆虫採集のメッカのとある場所へ地域おこし協力隊の糸長さんと一緒に行ってきました。

蛾柱

天気の良かった夜に街頭の下、虫よけの網のついた帽子を被った私と、フードかぶった糸長さんと40分ほどウロウロ(怪しくないよ!全然怪しいモノじゃないよ!だって写真のそばでたたずむんですよ?そりゃ装備もします…)した結果…

クワガタを15匹以上発見できるってゆー驚きの結果が!

くわがた
こんな感じで地面這ってる

しかもミヤマクワガタ、コクワガタ、アカアシクワガタの3種をゲットです!

捕れたら飼育展示することになっていたので、ちゃっちゃと用意して資料館で飼育展示開始したのが先週。

展示
絶賛展示中

その翌日、某所より入電。
「クワガタ飼い始めたんだって?カブトムシも飼わない?あげるよ?」
…昨日の今日で、どこから情報仕入れたんすか…。

そのまま流れで、その日の夜、カブトムシを寄贈していただいたI氏と息子さんと、糸永さんと私にもう一人の協力隊の菅井さんを加えた計5人でまた虫取りをしている姿があったといふ。
そして、子ども並みにはしゃぐ大人たち。
手が届かないからって軍手投げつけて当てて落とそうとか何やってんですかねぇまったく(なお、結局当てることができませんでした)。

そんなわけで、カブトムシもいただきましたので、一緒に資料館で展示中です。

飼育箱つくり
協力隊のお二人には展示も手伝っていただきました。ありがとうございます。

最近、北海道では指定外来種となるかどうかが注目されているカブトムシ。
もともと北海道には生息していないので、生物多様性を守るためにも、飼うならばキチンと責任もって最後まで看取る覚悟が必要です。

んが、このカブト、室内飼育の2世でして、羽化が早かったそうで、そろそろご臨終を迎えつつございます。
卵はこっちきてからもたくさん産んでくれたんですけどねー…
見てみたい人はお早めにご来館くださいませ。

なお、今後のために、八雲町内でカブトムシが自然繁殖してる場所を探しておりますので、ご存知な方教えてください。
なんか山崎の山の中とか、上の湯あたりにいるという話は聞きましたが…。

よろしくどうぞー。

今、けっこう近くに雷落ちてちょいビビり入った 投稿者:しげちゃん)

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昭南博物館のスタンプ

 毎日新聞8月7日(水)配信の記事に、第二次世界大戦中のビルマ(現ミャンマー)とシンガポールで働いていた朝鮮人男性の日記が発見されたという記事があった。日記の写真には、昭南博物館のスタンプが押されていた。
 昭南島とは、現在のシンガポールのことで、1942(昭和17)年2月15日に日本が軍政を敷いてから「昭南」と呼ぶようになった。意味は「昭和時代に得た南の島」とのことだ。
 徳川義親侯が、自ら進んで軍最高顧問としてシンガポールに赴任したのも同じ年である。イギリスから接収したラッフルズ・ミュージアムなどを、博物館長として戦火や略奪から守り抜いたことは、『思い出の昭南博物館 占領下シンガポールと徳川侯』(E・J・H・コナー著)に詳しく記述されている。シンガポールで博物館長として在任していた時期に、知人に宛てたハガキにも同様のスタンプが押されていた。

昭南博物館のスタンプ

昭南博物館のスタンプ

投稿者:しんちゃん
 

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昆虫がいっぱい

 化石採集の下見に上八雲方面に行ってきました。小雨が降る中、草の中をこいで歩いていると、ふと葉の上にセミがいるのに気がつきました。セミは木に登っているものとの認識であったが、葉の上にもいるんだと言う事を今日初めて知りました。そんなことを思って歩を進めていると、次から次へとセミに出くわしました。いったい何匹いるのだろうと驚いた次第です。

 エゾゼミ(セミ科)

 セミの大群を見た後に、コミスジ、ハンノアオカミキリ、ミヤマアカネなどを見ることが出来ました。

コミスジ

コミスジ(タテハチョウ科)

ハンノアオカミキリ

ハンノアオカミキリ(カミキリムシ科)

ミヤマアカネ

ミヤマアカネ(トンボ科)

投稿者:しんちゃん

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夏の噴火湾を満喫!できるプランを試験中

やふー!しげちゃんです。
今回は、観光情報ブログちっくな内容をご紹介ー。

さて、私は現在、『噴火湾パノラマパークを活用したまちづくり協議会 異業種交流部会』に参加させていただいております。
いきなりなんのこと?って話ですが、今後の話に繋がるのでちょいと説明をば。前にもちょこちょこ話題にしてましたが。
この部会では、八雲ならではのキラリと光る観光資源=「地域のDNA」を再発見して、町を訪れてくれた人々に「地域のDNA」を楽しんでもらって、八雲のファンになってもらおう!ということを考えています。keyは、新しく観光資源を作り出すのではなく、今あるものを活用すること。つまり八雲の人にとっては当たり前のものが内地の人(北海道弁で「道民じゃない人」)にとって魅力あるものだったりするので、それを再発見して着地型観光につなげる、といったもの。
部会は3つのチームに分かれていて、酪農チーム、漁業チーム、街中・歴史・自然チームとなっております。私はお察しの通り、街中歴史自然チーム所属です。以上前書き終わり。

んで今回のメインは、漁業チームのトライアルが、部会メンバー向けに開催されましたので、参加してきたお話。
内容は、「魚釣りをしながらイルカウォッチングと海から眺める八雲の景色を堪能し、そのあと釣った魚を料理店で調理してもらって美味しくいただく」という、夏の噴火湾を満喫するツアーです。

八雲でイルカウォッチングができるとは!町内にあるコタン温泉遺跡という縄文時代の貝塚からはイルカ類の骨がたくさん出土していて昔から生息していましたが、今も簡単に見られるんですね。
しかし、魚釣りに関しては「素人でも絶対釣れる!」がウリとのことですが、イルカについては運がよくないと見られないとのこと。期待を胸に、朝6時過ぎに漁船で出港しました。

釣り船

で、そのままイルカをよく見かけるポイントへ行きましたが、空振り。残念。

次に釣りのポイントへ。場所はざっくりいうと八雲町市街地の沖。八雲漁港や総合病院やその他もろもろが見えました。この辺りは砂地の底が続いているそうで、根がかりの心配もなく釣りが楽しめます。
ポイントついて、糸を垂らして30秒もたたないうちにアタリがきて、ちょっと合わせて引き揚げてみたら

カレイ

はいカレイ入りましたー(あっさり
周りのメンバーも、次から次へと釣り上げていきます。
私は小学校~中学校時代にちょっと鯉とか雷魚とか釣るのにハマってたのと、大学生~院生時代に根室で発掘した後に漁港で晩飯を釣り上げる程度の経験しかなかったんですが、こんなに爆釣したのは初めてです。簡単に一度に2枚釣っちゃったりと、驚きでした。10枚以上はもう数えるのがめんどくさくなってしまったといふ…。

その後、ポイント移動する際に、イルカのウォッチポイント通りがかったら、なんとイルカがいるじゃないですか!

イルカ

カメラを陸に置いてきてしまったのが痛恨の極み。なので、それなりに肉眼で堪能した後は、がんばってガラケーで撮影に挑戦してました。距離あったのによく撮れたわ…。でも色合いとかすごくよろしくないですねー…これはぜひ肉眼で見るべき。船の上で夢中になってイルカを探してしまいました。

釣りのポイントへ着いたら、あぶらこ(アイナメ)やガヤ(エゾメバル)を釣って、漁港へ引き上げ。

箱いっぱい

6人で発砲が満載になるぐらい釣り上げました。

そして陸に上がった後は、釣った魚を料理店に持ち込んで、煮付けや唐揚げや焼き魚にしてもらって舌鼓を打ってきました。

煮付け 唐揚げ

やっぱり自分たちで釣った魚というのがさらにおいしさを引き立てます。

このツアーのキモは、案内してくださるのが噴火湾を知り尽くした漁師さんたちだということでしょう。海が凪いでる時も、荒れた時もここで生きてきた漁師さんたちから船の上で聞いたお話はとても面白かったです。
また、イルカを見ることができるとか、おもしろいほど魚が釣れるポイントがあるとかは、漁師さんたちにとっては当たり前のことでしょう。この当たり前のことにスポットライトを当てていくと、楽しさにつながる。また、町内の料理屋にお願いして釣った魚をすぐ食べることができるというプラスαを加えることで、さらに魅力的になっていく。

この体感ツアーは、これからもどんどんブラッシュアップされて、磨き上げられたものが皆さんに提供されると思います。
漁業チームの皆さん、ありがとうございました!

よろしくどうぞー。

(投稿者:しげちゃん)

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