木彫り熊のペーパークラフト作り体験

やふー!しげちゃんです。
ただいま、小牧市の子どもたちが八雲に来て、八雲の子どもたちと交流してます。
その一部をお手伝いさせていただきました。

内容としては、郷土資料館・木彫り熊資料館の見学と、木彫り熊ペーパークラフト作り体験と、大新墓地での献花。
なかでも大きなウェイトを占めたのが、木彫り熊のペーパークラフト作り。
今回は、学教のみなさまによってカッター入れられてほぼ切り離されているお手軽仕様のペーパークラフトでした。
下準備、ホントありがとうございました。

んでまぁその簡単に切り離せるペパクラ、順番に木工用ボンドでつけていきます。

ペパクラ1

順番通りつくれば、前から始まって横をつけて後ろを貼り合せて頭つけて鼻をつけて底を付けるという行程

ペパクラ2

書けばカンタン、やると意外に時間がかかるこの作業。
一応順序はありますが、底を最後に付けることだけ守れば完成します。
底をつけてしまうとですね、顔を貼るのがすごく大変なのでオススメできません。

1時間すぎると完成する子がいました。大体、1時間半もすれば半分ぐらいの子が完成してた感じですかねー。

ペパクラ3

そして早くできた子は、デコり始めるという斜め上の展開に。
その手がありましたか…っ

デコクマ1 デコクマ2

これをきっかけに、展開図だとかそっち系にも興味を持ってもらえたらうれしいですねー。

ちなみにこのペパクラですが、なんとグッ○スマイルカンパニーの中の人も制作に携わっていただいたそうです。
「これでも簡単なペパクラですよ」とのお言葉だそーで。

そんな木彫り熊ペーパークラフトのダウンロードは こちら のページからどうぞ。
現在、噴火湾パノラマパークにある丘の駅では専用紙に印刷したものを販売中ですので、ペパクラ専用用紙を買ったり印刷するのが大変という方はどーぞお買い求めください。
普通紙に印刷して作るのはホントお勧めできないので、厚紙やペパクラ用紙に印刷して作ってくださいね。

よろしくどうぞー!

(投稿者:しげちゃん)

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初夏の梅村庭園模様

やふー!しげちゃんです。
今週からようやく作業着を夏服にし、半そでYシャツで勤務開始です。
…え?先週まで冬服作業着に長袖Yシャツ、下手すりゃヒートテック着てましたけどなにか…?

それはともかく。

先日無料で配布開始されました、peeps hakodate vol8は見ていただけましたでしょうか?
…いろんなところで配布終了してしまったというお話を小耳にはさんでおりますが。

特集は「庭」。

てなわけで、100年を超える歴史を持つ八雲町の梅村庭園が紹介されていますよー。
今回はその取材のこぼれ話。

梅村庭園

さて。

梅村庭園に取材に来てくださったのは、先日木彫り熊特集を組んでくださったH氏。

撮影中
ボツになったカット撮影中

今月号では2pに渡り、梅村庭園について取り上げていただきました。
詳しい内容は今回のpeepsに譲るとしまして、珍しい生き物を見かけましたのでご紹介したいと思います。
なかなか見ることができないんです、此奴。私は初めて見ました。

どこにいるでしょう

上の写真にいるんですが、どこにいるかわかりますかねぇ?

拡大してみましょう。

亀

この通り、亀がいるのです。

いつのころからか住み始めたという亀。
人の気配に敏感で、甲羅干ししていてもすぐ逃げ出すそうなのですが、蓮に囲まれてなぜか動く気配無く…
ようやくその存在を確認しました。

ちなみに現在の梅村庭園では蓮の花が見ごろになっています。
亀がいるかどうかは保証できませんが、北の造園遺産にも認定された梅村庭園にぜひ足をお運びください。

なお、本エントリの写真はすべてガラケーで撮影したことを申し添えておきます。
白飛びがどうしても出てしまうなぁ。

よろしくどーぞ!

(投稿者:しげちゃん)

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開幕!徳川美術館展!

やふー!しげちゃんです。
さあ始まりました『徳川美術館展~尾張徳川家の至宝』!
昨日開かれた開会式や展示室の様子をお伝えします。

開会式は、近代美術館のロビーにて開催されました。

開会式
開会式の様子

八雲町からは、岩村町長、能登谷議長、瀧澤教育長たちが参加し、八雲町観光大使の伊吹吾郎氏にもご臨席賜りました。

テープカット

そしてテープカットの後、内覧会へ。

展示会場では、特別展示として、『尾張徳川家と北海道八雲町の深いかかわり展』も開催しております。
まず、尾張徳川家第17代当主の慶勝公が主導し始まった旧家臣団による遊楽部川下流域の集団開拓移住について、慶勝公が亡くなる3ヶ月ほど前に八雲に送ったと思われる書付を展示しています。

書付
書付を見る町長

本文を読むとなかなか手厳しいことが書いてありますが、慶勝公が開拓について期待していたことがわかります。

次に、第19代当主の義親公がスイスから八雲に持ち込んで、農民たちに制作を勧めた木彫り熊を展示しています。

木彫り熊を見る二人
展示をご覧になる徳川館長と伊吹氏

大正13年の農村美術工芸品評会に出品された北海道第1号の木彫り熊や、その参考となったスイスの木彫り熊をはじめとし、昭和初期に八雲で作られた作品群と、スイスの作品を展示しています。
特に、展示番号8の熊のスケッチと展示番号9の熊の学校は、八雲町木彫り熊資料館からの出展ではないため、この展示会終了後に木彫り熊資料館で見ようと思っても見られません。
この機会にぜひご覧ください。

なお、八雲町からこの展示会へのバスツアーを実施することとなりました。
日程は、7月31日(木)、8月2日(土)、3日(日)です。
国宝の源氏物語絵巻が展示されていない時期ですので、ご注意ください。
詳細は広報やくも7月号をご覧ください。

よろしくどうぞー!

(投稿者:しげちゃん)

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徳川美術館展まであと4日

先週報道があった件ではたくさんの皆様にご迷惑をおかけしております。
今回の件を重く受け止め、町の信頼回復のために一職員として粛々と業務をこなしてまいりたいと存じます。

さて、早いもので、もう7月に入りました。
7月5日の土曜日からは、札幌市の道立近代美術館にて徳川美術館展 尾張徳川家の至宝が開催されます。
私の前エントリにて八雲町も展示に参加させていただくことをご紹介しました。
先月、美術梱包を担当している業者さんがやってきて、現在も尾張徳川家当主が社長を務める八雲産業株式会社からお借りしている資料を梱包し、近代美術館へと運んでいきました。

運びだし

こういった梱包というのは我々よりも場数をこなしている業者さんたちのほうがはるかにうまく、立会しながら技を観察させていただきました。
梱包された後、無事近代美術館へと届けられ、展示されます。

今回の「木彫り熊のルーツはここにあった!~尾張徳川家と北海道八雲町の深いかかわり」出展品は、義親公がスイスから持ち帰ってきた木彫り熊を含んだ民芸品や、その這い熊を参考として八雲の酪農家伊藤政雄氏が作った北海道第1号の木彫り熊、そして昭和初期に八雲で作られた木彫り熊たち、さらに義親公がアイヌ文様とユーカラ「銀の滴降る降るまはりに」を彫ったお盆もあわせた29点です。
また、個人蔵のスイスで作られた熊の学校、八雲で作られたスケッチしている熊も展示されます。

そして八雲にとって大きな意味があるのは、東京都にある徳川林政史研究所から出展される「書付 徳川慶勝」です。
これは明治時代に八雲開拓を主導した徳川慶勝公が、亡くなった明治16年頃に自ら筆をとった書付(書状)で、八雲に対する慶勝公の思いが綴られています。
この書付はピンク色をした紙で、去年名古屋市にある徳川美術館で行われた「徳川慶勝 知られざる写真家大名の生涯」(平成25年の展示で、もう終了しています)でも展示されていました。
(この展示作品リストや図録で書付は明治11年の筆となっていますが、正しくは明治16年頃です)
なお、この書付の論文での初出はおそらく2010年で、広く全文が公開されてからあまり日が経っていないと思います。
この機会に、ぜひご覧ください。

なお、近代美術館での展示のため、八雲町木彫り熊資料館の展示室では、一部の作品が写真展示になっております。
ご了承ください。

よろしくどうぞー!

(投稿者:しげちゃん)

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ユーラップアイヌの衣装が寄贈されました

 6月18日(水)に、アイヌ刺しゅう愛好団体「ユーラップレラの会」(椎久幸子 会長)より、町などにユーラップアイヌの首長 椎久年蔵氏が晴れ着とした復元衣装などの寄贈がありました。

 町に寄贈された衣装は、実物が市立函館博物館に所蔵されている椎久年蔵氏が着用したとされる衣装で、オバマ米国大統領に贈った衣装と同じ柄の色違いのものです。大統領に贈ったものは紺地ですが、予備に制作された茶色地のものが町に寄贈されました。

 郷土資料館には、実物が市立函館博物館に所蔵されている衣装3着で、いずれも椎久年蔵氏が着用していたとされる衣装です。ルウンペ(木綿衣)と言う種類で、内浦湾(噴火湾)沿いの八雲から虻田、長万部地方に多く見られる衣装とのことです。寄贈された衣装は、郷土資料館常設展示室に6月24日(火)より展示する予定です。

 また、山車実行委員会に寄贈された衣装は、実物がペンシルバニア大学考古学人類学博物館に所蔵されているヒラーコレクションの復元衣装3着で、明治34年に白老や平取、室蘭周辺で収集された衣装とのことです。

 

椎久コレクションの衣装1

椎久コレクションの衣装2

椎久コレクションの衣装3

郷土資料館に寄贈された復元衣装3着

(一番上の衣装がオバマ米国大統領に贈った衣装と同じ柄の衣装)

 

投稿者:しんちゃん

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