梅村庭園の紅葉がはじまってます!

やふー!しげちゃんです。
今日は梅村庭園の紅葉情報です。

梅村庭園入り口

まぁいろいろ書くよりも、写真を見ていただいた方が早いでしょうか。
今年の紅葉、そろそろ見ごろを迎えております。

紅葉

まだ葉はあまり落ちておらず、紅葉のじゅうたん的なのはできておりませんが。

紅葉
奥の紅葉はまだこれからですね。

だいたい、2週間ぐらいが綺麗な時期だと思われます。
例年より早く終りそうな雰囲気してますので、ご来園は11月第一週までをオススメします。

なお、先日コンクリートの橋の補修工事を行い、ただいま乾燥中です。
今週の24日土曜日には通行可能になりますが、それまでは迂回をお願いします。

つうこうどめ

ちなみに、梅村庭園隣接の資料館では、ただいま

『新収蔵木彫り熊展(後期)』

『坂本直行絵画展(テーマ花)』

『コタン温泉遺跡出土品展』

と、使える場所全部使って企画展を開催してます。

こちらもよろしくどーぞ!

(投稿者:しげちゃん)

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峯孝の「直行さん」像

 昭和31年に、武蔵野美術大学教授で彫刻家の峯孝は、坂本直行が住む広尾町豊似の自宅を訪れます。目的は、北海道の酪農家の顔を作品にすることで、事前に酪農協会に「いい顔の農家を紹介して欲しい」という協力を求めた結果、直行を紹介されたとのことです。峯は直行に会うなり”この顔は彫れる”と感じたそうです。
 訪問の経過を話し、二人は意気投合し徹夜で話し、直行は峯の申し出を受けてモデルになることを承諾したそうです。
 また、数日直行宅に滞在した峯は、直行の絵を見る機会が生まれ、自然を捉える目の確かさと温かさに打たれ、自然の中で実際に生活した者だけにしか描けない色彩が見事だと思ったそうです。 「日高のいっごそう 坂本直行伝」(坂本 登)を参考
 ※”いごっそう”とは、土佐弁で「快男児」「頑固で気骨のある男」などの意味で、ちなみに直行の祖父直寛は、坂本龍馬の甥に当たります。


峯孝作「直行さん」(1958年)

 「坂本直行絵画展」では、坂本直行の水彩画と共に、峯孝の「直行さん」も展示しています。

  開催期間:平成27年10月6日(火)~平成28年3月27日(日)
 開催場所:八雲町木彫り熊資料館(八雲町末広町154番地)
 休 館 日 :毎週月曜日、12月29日(火)~1月6日(水)
 入 館 料 :無料

 

投稿者:しんちゃん

 

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秋の風物詩

やふー!しげちゃんです。
ドタバタしていたらすっかり秋。
八雲にはもうサケが上りはじめましたし、オオワシも数は少ないですがすでに飛来しているそうです。

サケの遡上
赤丸の中にサケが!

 

そんな秋の資料館企画展が2本始まりました。
会場をz3cというオモチャでパノラマ撮影しましたので、合わせてご紹介します。

 

ひとつは芸術の秋な10月から始まって、作者の生誕110周年の来年まで6か月間開催する『坂本直行絵画展』です。

坂本企画展

六花亭の包み紙にいろんな花の絵が描かれていますが、その作者が坂本氏です。
血筋を辿れば坂本竜馬にもつながり、十勝で牛飼いもやっていた、北海道の自然をモチーフとした画家です。

実は八雲町総合病院に123枚の絵画が寄贈されており、廊下に展示されていました。
今回、病院の建て替えで一時的に外すことから、資料館でお借りして展示します。
一気に123枚展示なんてことは不可能ですので、テーマを決めて1か月に20枚程度ずつ、6か月に渡って全部展示します。

今月のテーマは「花」です。

 

もうひとつの企画展が、『コタン温泉遺跡出土品展』です。

コタン企画展

噴火湾パノラマパーク内にある遺跡で、ここから出土した遺物は縄文時代後期の狩猟・生活・儀礼といった様相を知る上で重要ということで、国の重要文化財に指定されています。

こちらは11月8日までの展示です。

どちらの企画展もよろしくどうぞー!

(投稿者:しげちゃん)

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尾張徳川家関係のお話しアレコレ

やふー!しげちゃんです。
気がつけばお盆も終わり、なんか涼しくなってきた北海道。
もう夏が終了なようです。早いなぁ…半袖だと寒いって、まだ8月なのに…。

 

さて、今月は最初から尾張徳川家関係の話題が多くありました。

まず8月1日、旧八雲町の開墾の鍬がおろされた日であり、慶勝公の命日でもあるこの日、徳川慶勝命を八雲神社でお祀りし、その後和合会の百周年記念講演会、そして記念祝賀会がありました。

この百周年に合わせて、新しく和合会史が執筆されました。
以前作られたものに加筆し、尾張徳川家と八雲町のふかーい関わりがよくわかる一冊。
町の図書館でも読めますし、資料館にもご自由にお読みくださいコーナー設けています。

和合会史
企画展後はロビーのご自由にお読みください(でも持っていかないでください)コーナーに移動予定

特に巻頭グラビアで紹介されている慶勝公と義禮公の掛軸、企画展にて展示中ですので、ぜひ見に来てください。

なお、改訂和合会史と企画展については、北海道新聞で紹介されました。WEBにも記事がありましたので、リンク貼っておきます(何日か経つと消えてしまうようです)。

『八雲移住史、増補し改訂 旧尾張藩士子孫の団体「和合会」』http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0162520.html

『尾張徳川家の貴重な資料展示 八雲で企画展』http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0160318.html

『優しい趣、八雲の木彫り熊 6作家の作品展』http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0164439.html

ついで8月9日、STVラジオの『ほっかいどう百年物語』で、旧藩士の八尾吉之助さんについての放送がありました。
こちら、資料館に取材等なく、放送後に町民の方から教えていただきました。
知っていればこのブログとかでご紹介していたのですが…。
なお、『風雪の群像』という本に八尾さんの養鶏の話が載っているようですので、今度札幌出た際に確認したいと思います。
…えぇ、図書館検索したら道立図書館しかないっぽいんです(八雲と函館はなかった)。

そして最後に、開催中のミュージアムキャラクターアワード2015のお知らせです。
ミュージアムのキャラクター日本一を決定するネット投票が下記のURLで行われています。

http://www.museum.or.jp/museum-chara/

今回、なんと徳川美術館のキャラクター、「トクさん」が参戦しています。
このキャラのモデルはもちろん、先日八雲にもいらっしゃった尾張徳川家第22代当主の義崇氏。
8月18日現在は1位ですが、結構2位と競っています。
9月11日までの長期戦ですので、まだまだどうなるかわかりません。

愛のあるコメントとともに投票よろしくどーぞ!

(投稿者:しげちゃん)

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小牧市と八雲町児童交流でペパクマ作り

やふー!しげちゃんです。
今日まで、小牧市と八雲町の児童交流が大開催されていました。
そのなかで、今年も資料館見学あーんどペーパークラフトの木彫り熊(通称:ペパクマ)作りを体験してもらいました。

作ってみたい人は、こちら(木彫り熊資料館HP)からDLできます。
フォトマットペーパーなど、厚めの紙に印刷してくださいね。

 

さて、このペパクマ。
出来はものすっごくよくて、さすがグッ○スマイ○カンパニーの中の人が関わっただけあるなぁという一品なのですが、作るのに思ったよりも手間と時間がかかります。
紙に印刷した状態から始めると、大人でもだいたい1時間半ぐらいかかるのです。それでもペパクラ業界的には簡単な方らしいのが驚きです。

そしてこれを子どもが作ると、切り抜くのに1時間半、貼り合せるのに1時間半と、軽く3時間くらいかかるのが悩みの種。

これを解消するため、学教の皆様が切れ目を入れておいてくださり、ちょっと押し出せば簡単に分離できる状態にしてくださいました。
しかも裏にも番号を入れるきめ細かい配慮。
地味ながら重要な作業、本当にありがとうございました。

そしてその切れ目入りのペパクマセットをみんなで組み立てました。

ペパクマ作り

ある意味三次元パズルなので、どこにどうやってくっつくのか考えながらやってもらいました。
分かった子が分からない子に教えている場面もちらほら。

コツは、ノリをつけずに組み合わせてどこにどうくっつくか確認した後、ノリをつけてきちんとのりしろが隠れるように丁寧に組み立てることです。
雑につくると、少しのひずみが後で跳ね返ってきて大きなひずみになります。まぁ、それを無理やりつけてごまかすこともできるんですけど…

ペパクマ並び

出来上がったのがこちらの熊々。
たかがペパクマといえども、個性が出るからおもしろい。
今年もデコってる子がいました。

ペパクマ並んだ

本当は木を彫って熊を作れるとよいのですが、なかなか簡単にいかないのがこれまた悩みの種でして。
もう木にこだわらず割り切って、消しゴムとか石けんとか芋とかを材料に、体験してもらうのもありかなぁ…

と、悩みは尽きませんがこの辺で。
よろしくどうぞー。

(投稿者:しげちゃん)

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