クマを見ると木彫り熊に繋がる

やっほー!しげちゃんです。
今日は快晴の中、さむいべや祭りが盛大に開催されました。
八雲小学校がインフルエンザのため学校閉鎖で、小学生の姿が少なかったのが残念です。

さて、道南ブロック博物館施設等連絡協議会という組織に、当館も入っています。
そのブログで開催中のコラムリレーに、木彫り熊と生きた熊の比較をしてみた的な投稿をしました。
熊の姿やイラストみると、もうなんか、木彫り熊に結びついちゃうんですよね。
下のリンクからどうぞ。

木彫り熊と生きた熊」(道南ブロック博物館施設等連絡ブログ)

 

熊石伝説と柴崎熊

熊石の地ビール「熊石伝説」のイラストと、柴崎熊。
正確には吠えてる柴崎熊ではないですが…

よろしくどうぞー!

(投稿者:しげちゃん)

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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
しげちゃんです。

さて、本日から仕事始めな職場も多いでしょうが、当社は明日の5日が仕事始め。
1日遅いのは、仕事納めが12月29日と1日遅いからです。
道庁とか札幌市、小樽市は他と同じく28日仕事納めの4日仕事始め、木古内町や平取町、浦幌町だと30日仕事納めの6日始まりと、なぜか北海道内の市町村はズレた年末年始休になっています。理由はわかりませんが…。

そして各自治体で違っているのが成人式。
早いところでは当町のように1月3日に行っています。渡島管内(長万部から松前まで)では、ほかに木古内町も3日のはず。
この成人式も、8月のお盆に開催するところもあり、日程はバラバラです。

今年も八雲地域の成人式の手伝いをしてきました。
新成人の皆さん、おめでとうございます!

成人式

成人式典の後、記念公演がありました。
そのなかで、後輩の野田生中学校有志で結成された「拳で語り合おうの会」が、成人の皆さんを祝うために曲に合わせてペンライトをもって踊る(いわゆるオタ芸)を披露してくれました。

オタ芸

暗い舞台でライトが線を引いて、かなりきれい!
ペンライトを変えれば色も変えれますし。

オタ芸

棒の先にペンライトをつけて回すのを見て、トーチトワリング(愛知県ではキャンプファイヤーとかで普通に行われていて、全国標準だと思ってたら違ってた、火のついた棒をくるくる回すやつ)を思い出しました。なんかいろいろ応用できそうですね、これ。
素晴らしいパフォーマンス、ありがとうございました!

公演は他にマジシャンアッキーによるマジックショーもあり、新成人の皆さんには楽しんでいただけたと思います。

それでは、今年もよろしくどーぞ。

(投稿者:しげちゃん)

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今年一年の木彫り熊を振り返ってみると…

やっほー。しげちゃんです。
今年も残すところあとわずか。
資料館の営業は本日で終了しまして、来年は6日からの営業です。
とはいえ、内部作業があるので、中の人の休みは30日からですけども。

まずお詫びを。
前回の記事で、アートシーンで柴崎熊が取り上げられるかもと書きましたが、単独では取り上げられませんでした。
最後に木彫り熊の展示風景がちらっとだけ映ってはいたのですが…質問には答えてましたが、取り上げられるかどうかはこちらも放送までわからず…
ご期待させてしまってすみませんでした。

 

さて、今年は木彫り熊がいろんなところで盛り上がっていたなぁという印象があります。
当館が関わったか関わっていないかにかかわらず、木彫り熊関係なイベントとかをザクっと整理してみますと、

・展示会
3/4 旅する木彫り熊-アート・ツーリズム・境界-:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター境界研究ユニット・アイヌ先住民研究センターの主催で木彫家の荒木繁さんの実演や山崎コレクションの展示、大谷の講演がありました。
4月末から7月頃? 旅する木彫り熊-アート・ツーリズム・境界-:北海道大学総合博物館にて、同名のセミナーを取り上げた展示
4/29-8/27 木彫り熊資料館企画展 熊をモチーフとした木彫家 柴崎重行の世界:ウチの企画展です
6/10-7/9 二風谷、昭和おみやげ物語:二風谷工芸館にて、山崎コレクションの展示と二風谷の写真展示
8/3-8/27 旭川近文アイヌたちの木彫り熊の世界:旭川の川村カ子トアイヌ記念館にて開催
8/6-10/1 北海道の木彫り熊~山里稔コレクションを中心に(「札幌と北海道の三至宝」のひとつとして展示):札幌国際芸術祭のひとつとして、札幌市資料館にて
9/2-9/10 魂を宿す一太刀の斧 -木塊- 柴崎重行遺作展:岐阜県にある画廊文錦堂で開催されたそうです
9/7から現在 「アイヌ」のモノとイメージ:北海道大学総合博物館にて、山崎コレクションを中心とした展示
9/26-11/26 クマの意匠展:平取町の沙流川歴史館の特別展。八雲からも資料貸し出ししました。
10/20-2/4 野生展 飼いならされない感覚と思考:展示の一部として木彫り熊が。東京の21_21 DESIGN SIGHTにて開催中。八雲からも貸し出しています。
11/8-11/20 熊彫~義親さんと木彫りの熊~:名古屋市で開催のやっとかめ文化祭のひとつとして、ON READINGにて開催。

・出版物
2/28 『海賊史観からみた世界史の再構築 交易と情報流通の現在を問い直す』(明治大学中村和恵教授のコラム 殿様と熊とアイヌ文様-芸術/工芸/おみやげにおけるデザイン流用)
8/1 『這い熊と吠え熊 VOL.1』
9/5 『熊を彫る人 木彫りの熊が誘うアイヌの森 命を紡ぐ彫刻家・藤戸竹喜の仕事』
10/12 『平成29年度アイヌ工芸品展 現れよ。森羅の命-木彫家 藤戸竹喜の世界』(展示会図録)
11/8 『熊彫~義親さんと木彫りの熊~』

木彫り熊関係書籍

・webサイトの記事
2/17 八雲の『熊大工』の素顔:集まれ!北海道の学芸員
3/14 「対」で知る、弾丸函館:さんち
3/19 木彫り熊はいつ鮭をくわえたのか?:さんち
7/13 北海道土産の定番だった木彫り熊_その発祥は八雲町だった!:北海道ファンマガジン
12/1 お土産の定番だった、木彫り熊が大集結!その歴史を知る:コロカル

・TV番組
4/28 I LOVE JIMOTO なるほど物語~八雲町・木彫りの熊編:NHK
10/21 全ては熊から教わった!木彫家 藤戸竹喜の世界:STV
12/8~ 函館図鑑 木彫り熊のふるさと 八雲町:NCV(函館ケーブルテレビ)

・新聞、雑誌
4/1 木彫り熊の始まり、八雲町:翼の王国(ANA機内誌)
4/25 八雲の木彫り熊後世に(木彫り熊講座開講式):道新
10/28 展示と発表 同一会場で(町民文化祭):道新
11/7~9 木彫り熊の里 八雲:道新
11/28 木彫り熊未来に伝えたい(木彫り熊講座閉講式):道新
12/8 北海道木彫り熊 尾張徳川家とゆかり:中日新聞(愛知県を中心とした中部地方の新聞)

・講演、トークショー
3/4 旅する木彫り熊-アート・ツーリズム・境界-:展示だけでなく講演もありました
4/1 北海道の学芸員、とっておきの《お宝ばなし》:学芸職員部会からコラム本発刊記念で紀伊国屋書店札幌本店にて学芸員6名がトークショー
6/24 柴崎熊について:木彫り熊資料館企画展の関連講座
8/7 アイヌの木彫と世相 -木彫り熊からアートモニュメントまで-:国立民族学博物館齋藤玲子准教授によるセミナー
8/11 北海道の三至宝:アートはこれを超えられるか!:トリエンナーレの講座
8/12 道南の学芸員、とっておきの《お宝ばなし》:函館蔦屋でコラム本発刊記念トークショー。道南の学芸員をメインに
10/25 北海道土産品としての木彫り熊~その発祥と展開~:平取町の沙流川歴史館特別展の講座として
11/12 八雲の木彫り熊の世界:やっとかめ文化祭のまちなか寺子屋として名古屋市内で開催

振り返ってみると、結構な量です。

これまで木彫り熊の展示会とか講演会、そんなに多くなかったのですが、今年になって各地で開催されています。
木彫り熊への注目度合いが、5年前とは大違いだなぁと思います。町内でも、木彫り熊を飾ってくださる店舗が増えてうれしい限り。
そして木彫り熊を通じて、八雲のことも知ってもらえればなによりです。

おそらくこれが年内最後の投稿です。みなさま、よいお年を。
よろしくどーぞ。

(投稿者:しげちゃん)

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東京で展示されている木彫り熊がTVで取り上げられる…かも

やっほー、しげちゃんです。
もう12月も半分が過ぎようとしています。
年賀状の準備はいかがでしょうか。

さて、NHKのEテレで、日曜美術館という番組があります。

その名の通り、日曜日に放映されている番組です。
その本体ではなく、アートシーンという本体の後にやる番組で、東京の21_21デザインサイトで開催中の「野生展:飼いならされない感覚と思考」が取り上げられます。当館から木彫り熊も貸し出して展示している展覧会です。

放送は、今週日曜12月17日、午前9時45分から。HPはこちら

柴崎と根本の合作について問合せがありましたので、おそらく合作も取り上げられるはずです(最終的に取り上げられたかどうかはわかりませんので、映ってなかったらごめんなさい)。

柴崎と根本
前とは別角度から。ちょっといい写真がなくて、トリミングしてるので画質粗い…

日曜美術館を録画しようとすると、本体とアートシーンは別番組扱いになってますので、間違えないようお気を付け下さい。

なお、函館・七飯・北斗のみになってしまいますが、ケーブルテレビNCVの番組、「函館図鑑」にて、八雲の木彫り熊が取り上げられています。
12月中は何回か再放送するそうですので、圏内の方は是非ご覧ください。

よろしくどうぞー!

(投稿者:しげちゃん)

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名古屋のやっとかめ文化祭で木彫り熊が展示されていました

やっほー!
しげちゃんです。
やっとかめだなも。
…もう明日が12月ってマジですかそうですか…1年終われる気がしませんねぇ…予定に追われてばっかです。

それはさておき、10月28日から11月19日まで名古屋で開催されていた「やっとかめ文化祭」。
その1コンテンツとして、木彫り熊の展示と、講演会が開催されていました。場所は、on readingというギャラリーもある本屋。

柴崎熊

「熊彫」の展示は11月8日から20日までで、通常なら真ん中に展示台があるのですが、講演会のあった12日は客席とかスクリーン設置のため、展示は壁側に。

講演会

このあと、講演席に座ったらもう外に出れないぐらいの満員御礼でした。ありがとうございました。
なお、これらの展示の木彫り熊は、八雲から持って行ったわけではなく、コーディネーターの上原氏が手配した名古屋と東京のコレクターが集めた熊でした。
なかなか見られない柴崎の作品や、スイスの木彫り熊等、様々な作品を見ることができて楽しかったです。

スイスの木彫り熊

一番手前の作品は煙草に関するモノで、灰皿の横についてるボタンを押すと引き出しが出てきてオルゴールが鳴ります。熊の後ろの四角い部分は、マッチ箱を差して、マッチを取り出せるようになってます。すごい。

そしてこの展示に合わせて、資料集というか、本も作りました。

熊彫り

尾張徳川家事務所の香山氏による義親と木彫り熊の関わりについての論考、上原氏と柴崎重行の次男宏明氏・柴崎木彫鑑賞会立ち上げメンバーの1人だった鈴木氏との対談、木彫り熊コレクター2人のコラム、八雲の木彫り熊の写真、ついでに私の八雲の木彫り熊についての概略とかからなる本体と、木彫熊講座で使われていた教本のミニサイズがオマケな、盛り沢山な1冊になりました。

最後に、やっとかめ文化祭の熊彫を作り上げて下さった皆さんに感謝を。
あまり名古屋では知られていない、八雲開拓の話と木彫り熊の話を伝えられて嬉しかったです。

よろしくどうぞー!

 

あ、「やっとかめ」は、「お久しぶり」という意味の方言です。
「だなも」は特に意味のない語尾で、北海道でいう「○○だべ」に対応する…かな。

(投稿者:しげちゃん)

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