やっほー!しげちゃんです。
八雲町内の遺跡から出土した土器がテレビで紹介されますので、そのご案内です。
7月25日(水)午後10時25分~午後11時10分
NHK総合
『歴史秘話ヒストリア』
「縄文1万年の美と祈り」
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東京国立博物館で開催中の特別展「縄文 1万年の美の鼓動」が特集されます。
八雲町からは道指定文化財の赤彩注口土器(展示名は漆塗注口土器)が出品されており、番組で紹介される予定です。
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トーハクで開催中のこの特別展、かなり人気と聞きました。
この赤彩注口土器は、クリアファイルにもなってるそうですので、ミュージアムショップも覗いてみてください。
なお、この赤彩注口土器が出土した八雲町にある野田生1遺跡は、市街地から南東へ7kmほど離れた、噴火湾を望む海岸段丘上に位置し、現在は高速道路が通っています。2000~2001年の2年間発掘されました。縄文時代後期を主体として、竪穴住居跡34軒、土壙155基などの遺構がみつかり、土器・石器など約8万5千点が出土しました。
赤彩注口土器は、深鉢とともに縄文時代後期中葉(約3500年前)の住居跡AH11の床面から、ほぼ完形のまま、横倒しの状態で出土しました。土器の突起部は、住居跡から40m離れた地点で出土して、接合しました。同住居からはこの他に、土器・石器など約480点が出土しています。
通常、縄文時代の住居跡では床面から形が残ったままの土器が出土する例は少ないのですが、縄文後期中葉の道南部にはちらほらみられます。
よろしくどーぞ
(投稿者:しげちゃん)