リュックを背負った熊?と、市立函館博物館の木彫り熊&ユーラップアイヌの展示紹介と

やっほー!しげちゃんです。
企画展で展示中の木彫り熊の紹介と、市立函館博物館で開催中の企画展の紹介です。

まず、八雲町木彫り熊資料館で開催中の企画展「浜田コレクション展」に展示している木彫り熊をば。

リュック熊
リュック熊
大きさは手のひらに乗るサイズです。

このリュックを背負っている熊ですが、実は部品が足りません。何か持っているように見えますよね?これ、スキー板をもっていたと思われます。
この姿とほぼ同じで、スキー板を担いでいる木彫り熊があるので、おそらくこの作品もスキー板をもっていたのではないかと…。作者は茂木多喜治(北雪)です。

リュックもうまく彫られていてかわいいこの作品、見れるのは11月6日までです。

 

11月6日までの展示といえば、市立函館博物館で開催されている展示は皆さんご覧になってますでしょうか。

新収蔵資料展」では、砂沢智一郎が作った木彫り熊が展示されています。

砂沢智一郎

砂沢智一郎は雨竜町伏古出身のアイヌです。
函館で1952年に北洋漁業再開を記念して開催された「北洋漁業再開記念北海道大博覧会」の「アイヌ館」で木彫りの実演をしていました。その時の木彫り熊が、この作品で、靴墨で色を付けています。

 

また、合わせて開催中の「本館開館とコレクション資料」では、八雲町ユーラップアイヌのリーダーであった椎久年蔵氏が所有していた資料が展示されています。
椎久コレクションと呼ばれるこの資料群が全点展示(現物資料が展示できないものは、写真パネル展示)されていますので、ぜひご覧ください。

よろしくどうぞー!

浜田コレクション展と函館市博の企画展2本、期間が一緒だってこと、今頃気が付いた…投稿者:しげちゃん)


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