やふー!しげちゃんです。
今回は、八雲農民美術研究会にも所属していたことのある『土龍』の話です。
土龍とは号のことで、本名は根本勲さん。芸術家です。
根本さんと八雲の関わりは、柴崎重行さんを通じたものになります。
根本さんは昭和5年に横浜で開催された観光団土産品展覧会でみた柴崎さんの作品に感動し、函館に戻った際に八雲の柴崎さんの元を訪れて親交を深め、八雲農民美術研究会にも参加しました。
昭和7年には柴崎さんと作品を作りながら道内各地を放浪し、美について語り合ったそうです。
このとき弟子屈に住んでいた更科源蔵さんを訪ねています。
柴崎さんの木彫り熊は足をくっつけた作品が多いのですが、これは根本さんの作品の特徴でもあり、制作する中でお互い刺激し合って生まれた作風なのだと思われます。
木彫り熊資料館で展示している根本さんの作品
さて、そんな根本さんの作品ですが、函館には大きな熊が野外展示されています。
場所は、「北海道第一歩の地」。
左側にある白いカクカクしたオブジェクトが、根本さんの熊です。
木彫り熊資料館収蔵資料と似てるでしょ?
赤レンガ倉庫からも歩いて行ける距離にありますので、函館に行った際には見てみてください。
…実は函館にはもう1体土龍の熊があるそうなのですが、それはまた今度紹介したいと思います。
よろしくどうぞー!
(投稿者:しげちゃん)