6月18日(水)に、アイヌ刺しゅう愛好団体「ユーラップレラの会」(椎久幸子 会長)より、町などにユーラップアイヌの首長 椎久年蔵氏が晴れ着とした復元衣装などの寄贈がありました。
町に寄贈された衣装は、実物が市立函館博物館に所蔵されている椎久年蔵氏が着用したとされる衣装で、オバマ米国大統領に贈った衣装と同じ柄の色違いのものです。大統領に贈ったものは紺地ですが、予備に制作された茶色地のものが町に寄贈されました。
郷土資料館には、実物が市立函館博物館に所蔵されている衣装3着で、いずれも椎久年蔵氏が着用していたとされる衣装です。ルウンペ(木綿衣)と言う種類で、内浦湾(噴火湾)沿いの八雲から虻田、長万部地方に多く見られる衣装とのことです。寄贈された衣装は、郷土資料館常設展示室に6月24日(火)より展示する予定です。
また、山車実行委員会に寄贈された衣装は、実物がペンシルバニア大学考古学人類学博物館に所蔵されているヒラーコレクションの復元衣装3着で、明治34年に白老や平取、室蘭周辺で収集された衣装とのことです。
郷土資料館に寄贈された復元衣装3着
(一番上の衣装がオバマ米国大統領に贈った衣装と同じ柄の衣装)
投稿者:しんちゃん