「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道・青森・秋田・岩手)を世界遺産に登録推進するためのフォーラムが、2月9日に室蘭市で開催されました。
世界遺産とは、1972年にユネスコ総会で条約が採択されたもので、遺跡・景観・自然など普遍的な価値を持つものを登録し保存するものだそうです。
世界遺産には、文化遺産・自然遺産・文化と自然が一体となった複合遺産の3種類があり、いずれも有形の不動産が対象になります。国内では、平成23年に「平泉」が文化遺産に「小笠原諸島」が自然遺産に登録され、最近では平成25年に「富士山」が文化遺産に登録されています。
今回のフォーラムで予定されていた講演は、あいにくの天候で中止になりましたが、講演のレジュメには、北東北と北海道南部を津軽海峡文化圏と呼称して、「安定した定住を背景にした強い個性をもった文化圏を形成」し、「共通の世界観、信仰、価値観をもち、多分共通する言語をもった同族が形成したと考えられる」文化圏と書かれていました。
もちろん、八雲町の遺跡群もこの文化圏の範囲に含まれるものと考えられます。
特設ブースでは、各地域の遺跡が紹介されていました。
伊達市
室蘭市
函館市
投稿者:しんちゃん