石見焼の調査

 以前ブログで紹介した、石見焼を研究している島根県の高校教師が7月2日に来町されました。3日前に中標津空港を降り立ち、車で道東~日高~道央と博物館や資料館を巡り、最後に道南を巡り函館空港から飛行機で帰るとのことでした。調査されての感想は、道内の至る所に石見焼が分布しているとの事です。また、開拓時期の早い地域では古いものが、遅い地域には新しい石見焼が分布しているという傾向にあるそうです。北前船による流通の影響が大きいとのことで、最も古い石見焼が確認されたのが、松前町と江差町で、次にニシン漁の盛んだった日本海沿岸、道南の太平洋側、道央部と段々新しくなっていくそうです。八雲町で確認された最も古いものは、明治末~大正期のものだそうです。陸路では壊れる恐れがあるため、内陸部には河川を利用して船で運ばれたそうです。今回の調査で解ったことを、今後まとめて報告するとのことです。ちなみに、生徒等によって「先生のことが八雲町のブログに紹介されているよ」と教えてもらったそうです。

石見焼
石見焼
石見焼の底部にある刻印
石見焼の底部の刻印

投稿者:しんちゃん


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