カイジュウ化石の正体がついに…

やふー!しげちゃんです。
今回は海獣類の化石の調査に北海道大学の先生がいらっしゃったので、その話です。

 前回発見した化石、地点を地図とGPSでチェックして掘り出そうかと話していたら、北海道大学博物館で化石を研究している先生から連絡がありました。
稗田さんが連絡を取ってくださったそうで、速攻で学生と調査に来ることになりました。発見して1週間後にもうこちらにいらっしゃるなんて…フットワーク軽くてすごいです。

 まず現地に着いて、北大の学生達は前回見つけた海獣類の骨を出す班、他の骨を探す班、地層の柱状図(どういった土がどうやって堆積しているかを柱状に描いた模式図)に分かれて作業。
それで周りを歩いていた学生が、私たちが見落としていた骨をあっさり発見。

化石

すごく目立つところにポンッとあったのですが、全然気が付かず…情けない。

 

 そして前回の骨を掘り出す班は、まず骨を固める薬品をしみこませて…

薬品しみこませる

骨の全体像を掴むために上を掘っていき…

掘る

全体像がわかってからたがねを使いつつ周りを掘って…

掘る

取り出すそうです。
しんちゃんと私は業務の都合もあって午前中しか同行できなかったので、取り出したところは見てないのですが…

 この骨と、今回見つけた骨の2点を大学に持ち帰り、後ほどレポートいただけるとのこと。
何の骨だったのか楽しみです。

 今回勉強になったのは、骨を掘り出す際、まず全体像を出すように掘って(とゆーか削って)いくことです。
全体が出てなくても端部さえ出てれば、骨の周りから掘って土を付けたまま掘り出すのかなと思っていた(特に今回のは脆そうだったから)のですが、それをやってしまうと他の骨が近くにあった場合に壊してしまうから、やらないそうです。
…などなど、学生に混じってちょこっと勉強させてもらいました。

 この場所はまだまだ骨が眠っていると思うので、不定期的に見て回りたいと思います。
そのうち、夏の化石採集体験学習にも取り入れられるといいなぁ…でも貝はいっぱいあってもすごく採集しにくいから見学になっちゃいそうなのと、川を渡らなきゃいけないのがネックですが。

 明日は神社の例大祭に参加してきます。
だので次回はきっと御輿担いだネタ!(他の人にネタ取られなければ
よろしくどうぞー。

(投稿者:しげちゃん)


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