やっほー、しげちゃんです。
郷土資料館に新しい展示を追加しましたのでご紹介します。
噴火湾沿岸で盛んなホタテの耳吊り。
耳吊りとは、稚貝という約1年育てたホタテの貝殻の耳の部分に穴をあけて、それをロープにつける作業のことです。
貝のココに穴開けます。
つける方向もあって、穴が開いて無いほうの貝殻をロープ側になるようにつけます。
これをつける方法は、テグス・ループ・アゲピンの3種類があり、ロープにつけられたホタテは、海中に垂らされて養殖され、豊富な栄養分をとって、2~3年で出荷されます。
そして昨年から、その貝をロープにつける速さを競う八雲世界耳吊り選手権大会が、町内有志によって開催されていて、第2回大会が5月27日に開かれました。
その様子は、6月1日のNHKでニュースにもなっていました。
ニュースはこちら(NHK NEWS WEB)
放送後1週間までは見れます。かなりわかりやすいので、ぜひご覧ください。
さて、そんな耳吊りですが、これまで資料館では海中につるした写真の展示のみでした。
八雲町漁協提供
でも、ちょっとホタテにいろんなものがついてしまって見にくいので、ロープとアゲピン、そして稚貝をいただいて、海中に吊るされている様子を再現しました。ご提供いただきありがとうございます。
個人的には、できるだけ展示は昔から今に繋げたいと思ってます。なので、ニシン漁からイワシ漁、ワカメ・コンブ・ノリ等の養殖を経て、ホタテの耳吊りによる養殖へたどり着いた八雲の海の漁を説明するのには、こういう展示をしたかった。ようやくできました。
ホタテの耳吊りも、八雲の人にとっては当たり前だけど、その当たり前をいろんな人に知ってもらいたいです。
首も手も回っておらずいきなりドカンと展示換えはできませんが、常設展もちょこちょこ追加していってますので、たまには足を運んでいただければうれしいです。
よろしくどうぞー。
(投稿者:しげちゃん)