牛山隆信氏の著書に『秘境駅へ行こう!』と言うのがあります。「秘境駅」とは、牛山氏とその仲間の造語で、たどり着く道もなく、したがって乗降客もほとんど皆無にもかかわらず、それでもひっそりと、そして逞しく存在する駅のことだそうです。その本の後ろの方に「全国秘境駅ランキング(2001年6月現在)」があり、1位が室蘭本線の小幌駅、2位が函館本線の張碓駅になっていました。
牛山氏のウェブサイト「秘境駅へ行こう!」のランキング(2011/5/25現在)では、新にJR「鷲ノ巣駅」が、37位にランキングされていました。
鷲ノ巣駅には駅舎がなく「待合所」と言う建物があり、トイレも完備され、なぜか駅寝セットが用意されていました。駅ノートには、全国(神奈川、福岡、札幌、大阪、千葉、秋田など)から訪れた秘境駅ファン?によるコメントが書かれていました。
鷲ノ巣駅の歴史は、昭和19年に鷲ノ巣信号所として設置され、昭和24年には信号所としては廃止となり、仮乗降所となります。昭和37年に再び信号所とされ旅客の取扱を行うようになり、昭和62年にはJR北海道に継承され、駅に昇格します。
高速道路・新幹線が隆盛の時代に、鈍行で行く秘境駅の旅も良いと思います。
道道花浦内浦線からの入口
鷲ノ巣駅の待合所
待合所内の駅寝セット
駅ノート
投稿者:しんちゃん