熊石鮎川地区の海岸付近に設置されたサクラマスの定置網にこのほど、「オオカミウオ」とみられる魚が見つかりました。体長約80cm程度でおそろしい顔つきに、熊石漁港で漁協者から注目を集めました。
オオカミウオは硬骨魚網スズキ目オオカミウオ科。東北地方北部からオホーツク海、ベーリング海の水深50~100メートルの岩礁に生息するとされ、熊石地域の海では地元漁業者でも見ることがない珍しい魚です。
4月26日、鮎川海岸付近で操業した協宝水産(工藤幸博代表)によって漁獲。網を引き揚げたところ光り輝くサクラマスの中に、暗青色をした見たことのない不気味な珍しい魚を発見。生簀に入れ生きたまま運び熊石漁港内で漁業者らに披露されました。漁業者は「性格が荒く、強い歯があるため、不用意には触れない。気をつけて」との声も聞かれました。
(強靭な歯をのぞかせるオオカミオウ)
(投稿者:シュプール)