ゆく年くる年

 今年も残すところあと3日となりました。

 2011年は東日本大震災や各地で大雨、台風被害があり、自然の驚異にさらされた忘れられない1年でもありました。平穏無事の大切さをしみじみと感じております。

 さて、新しい年を迎え神社へ初詣に行かれる方も多いと思いますが、熊石総合支所近くの根崎神社でも準備が進められ、鳥居に松やしめ縄が飾られました。
1日の深夜12時過ぎには多くの方が参拝に訪れ、新年の願いや、おみくじでの運試し、初顔合わせとなる知人との年頭のあいさつなど、さまざま光景が見られます。

 皆さんは心の中で願い事を決めていますか?私はもちろん家内安全、無病息災、そして皆さんの幸せです。

 本年最後の熊石ブログをご覧いただきありがとうございました。それでは皆さん良いお年をお迎えください。

 

           

             (投稿者:シュプール)

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スケトウダラ漁が行われいます!

 道路沿いの街路樹が雪化粧し、一気の冬の到来が訪れた熊石地域ですが、冬と言えば風物詩である「スケトウダラはえ縄漁」が11月中旬からはじまり熊石漁港では活気にあふれています。

 スケトウダラはこの時期、産卵をするために桧山沖に集まるため、ここ熊石地域では昔から冬の漁業の代名詞となっており、来年1月中旬までの操業を予定しています。

 通常操業は、午前5時頃に漁場を目指し出港。凍てつく寒さの中、漁を終えた漁船は午前11時頃に帰港します。荷揚げされた漁箱をのぞくとキラキラと光ったスケトウダラが・・・目で見てもまさに新鮮!と分かるほどです。

 さらに、海洋深層水で洗浄されるため鮮度は長持ち!発砲スチロールに詰められた後、主に韓国に出荷されます。この日準備された発砲スチロールは500箱!総動員で手際よく箱詰めされる光景には圧巻され、この光景がいつまでも続くようにと毎回大漁を祈るばかりです。

 

 そんな事を思いながら、「こんな寒い日はスケトウダラ鍋で、クイっと1杯、身も心も暖まりたいな・・・」とつぶやく今日この頃です。

(荷揚げの様子)

(投稿者:シュプール)

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収穫の喜びを味わう!~相沼小収穫祭~

  例年になく、比較的穏やか天気が続き暖かい熊石地域ですが、私個人的にはスキー場だけでも「早く雪が積もらないかなー」と、いつもソワソワしている今日この頃です。  

 余談はさておき、春先から行なってきた稲作活動の締めくくりとなる全校収穫祭と全校道徳が行われるということで、相沼小学校にお邪魔しました。

 同校では、一連の作業を通して、農作物を作る大変さを味わい、食べ物や、それを作る人への感謝の気持ちを育もうと稲作活動が実施され、今年で27回目となる恒例行事となっています。

 全校道徳では、ふるさと先生として学校区で稲作農家を営む宍戸英(すぐる)さん(32)をから稲作の工程について説明。田植え前の苗がどのような過程で成長するのかについては児童も知らないため、宍戸さんの説明に興味深そうに聞き入っていました。

 また、全校道徳終了後には、子ども達から米作りの感想発表と収穫祭の歌が披露された後、二つの臼を使い餅つきを開始。蒸かし終わった順に次々と臼の中に運ばれ、児童達は、父兄や教員の手を借りながら、杵を思いっきり振り下ろし「ヨイショ」と威勢の良い掛け声とともに、ぺったんぺったんと餅をつき、餅がだんだんとつきあがって行く様子に満足そうな表情を浮かべていました。

 つきあがった餅は、母親や地域から参加の老人クラブ会員などの手ほどきを受け、食べやすい大きさに丁寧に丸められ、あんこやしょうゆ、きな粉餅などにして出来立ての餅をみんなで感謝の気持ちをこめながら会食し収穫の喜びを味わいました。

(ふるさと先生の宍戸さん)

(ヨイショ!!と威勢よく餅つき!)

(つきあがった餅を手分けして、食べやすい大きさにまるめます)

(投稿者:シュプール)

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地産地消給食メニュー第3弾!~鮭のチャンチャン焼き~

 熊石地域の小中学校6校の給食メニューとして10月26日に鮭のチャンチャン焼きが登場しました。

 この給食メニューは、「子供達に秋のおいしい海の食材の味を知ってもらい、たくさん食べてもらおう」と熊石地域マリンビジョンの地産地消プロジェクトの一環で、5月のサクラマス給食、7月のバカガイカレーに続く第3弾。
協宝丸水産(工藤幸博代表)が鮎川沖の定置網漁で捕獲した約4キログラムのオスの鮭5尾を学校側へ無償提供した事で実現しました。

 

 提供された鮭は、熊石学校給食センターで切り分けられ、キャベツや玉ねぎなどの野菜と一緒に炒めて完成。味付けにはみそなどの他、児童に人気のマヨネーズを隠し味に入れまろやかに仕上げました。

 

 雲石小(福原至校長、50人)では12時20分頃、全児童が食堂に集まり「熊石前浜の鮭を提供したてくれた漁師の方や大切な資源に感謝し、味わって食べましょう」とあいさつした後に、おいしそうなチャンチャン焼きを各自で取り分け、「いただきまーす」で給食がスタート。児童達は「あっさりしていて、いくらでも食べられそう。おかわりします。」や「普段は切り身を焼いてばかり食べているので、違った味でうれいしい。」との感想があり、とても人気がありました。

 

  中野栄養士は児童に「野菜も豊富でバランスがとれたメニューなのでたくさん食べて」と呼びかけ、児童達は地元を代表する秋の魚「鮭」を心ゆくまで楽しみました。

(勢いよく口の中へ!)

(笑顔で給食を楽しんでます)

給食メニュー(おまけ)
・むぎいりごはん・いものこじる・ やきぐりコロッケ・鮭のチャンチャン焼き・牛乳

(投稿者:シュプール)

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秋風の中、散策を楽しむ!~わんぱくの森ハイキング~

 各地で「体育の日」の催し物が行われていますが、ここ熊石地域でも毎年恒例の「わんぱくの森ハイキング」が、10月10日に行われました。
わんぱくの森は、熊石休養村内にある森散策コースで、森林面積が18.88ヘクタール、自然歩道総距離約2.6キロメートルで所要時間約1時間45分の散策コースです。

 この日は、小学4年生から79歳の高齢者まで、町民約20人が参加し、心地よい秋風を肌で感じながら、木漏れ日の道の散策を楽しんでいました。 
 

 参加者は熊石歴史記念館前を元気に出発。整備されたコースを自分のペースで一歩一歩足を運びながら、徐々に色づきはじめた木々の葉に足を止め眺めたり、ドングリを拾いながら歩く親子の姿など、深まりつつある秋を満喫していました。
 

 また、コース頂上付近では、目の前に広がる日本海を望め、普段は見えない山からの景色に「山から望む日本海は素晴らしい、もっと天気が良ければ最高」と感嘆し、子どもたちは「歴史記念館が小さく見えるよ」などと歓声を上げていました。

 散策後には、みんなでジンギスカンを食べながら談笑し、秋のひとときを楽しく過ごしました。

(頂上を目指す参加者のみなさん)

(頂上から、平地区と日本海が望めます天気が良ければ最高の景色でしたが・・・)

(徐々に色づきはじめた木々、秋の深まりを感じます)

 

注意)わんぱくの森は、比較的簡単に誰でも楽しめる散策コースとなっていますが、熊の出没には注意してください。この日もハンターを先頭に安全を確認したうえでの散策を行っております。

 

(投稿者:シュプール)

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熊石産業まつりが開催されました

 秋晴れのもと、第16回熊石産業まつりが9月25日に熊石漁港ふれあい広場で開催され、訪れた人たちが各種ゲームや秋の味覚を楽しみました。

 毎年恒例の「サケすくい大会」は今年も人気が高く、4種類ある抽選ゲームの中では圧倒的な人気でした。人気の訳は、すくったサケを持ち帰れるのはもちろんのこと、なんと他にもう1匹、しかもメスサケが当たるという豪華ぶりです。15名限定なので抽選に当たるのはなかなか難しいですが、当たった方はみなさん両手にサケを持ち、重たそうに持ち帰っていました。

 ゲームの他にも食品奉仕コーナーが人気で、サケのチャンチャン焼き300食、サケ鍋150食が無料提供されました。サケのチャンチャン焼きは、地元漁業者が自ら豪快に調理。まさに「浜の味」をみなさん堪能していました。

  また、サケや農産物の直売コーナー、商工会したくた市にも大勢の列ができ、約200名が秋のひと時を楽しみました。

(逃げ回るサケをゲット!~サケすくい大会~)

(サケのチャンチャン焼き なんとも豪快です)

(サケ鍋をもとめて多くの方が並んでいました)

(訪れた方々、笑顔で楽しんでいました)

                                              (投稿者:シュプール)

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長寿を祝いなごやか敬老会

 本日は、敬老の日。ご存じのとおり国民の祝日で「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としているようです。 そこで、熊石地域でもひと足早い9月17日にスポーツセンターで敬老会が開催されました。

  対象となる熊石地域の70歳以上の高齢者は昨年より3人増の904人(当日現在)。地域全体の住民登録数(8月31日現在)が2855人なので、3人に1人以上が70歳以上の超高齢化地域でもあります。
そのうち196人が参加し、民謡や津軽三味線などを楽しみながら互いの健康長寿を祝いました。なお、熊石地域での最高齢は相沼町在住の女性で103歳です。

 

  式典では川代義夫町長が「大いに笑って、楽しんでください」と挨拶。続いて、小林町議会議長より「精力的に活動することが長生きの秘訣」と祝辞の言葉が述べられ、お年寄りを激励しました。

  式典後には、はお祝いの宴が始まり、幕の内弁当や一人ひとりお椀によそられた温かいそうめん、缶ビール、お茶などで和やかに会食を行い、テーブルを囲みながら知人との交流を深めていました。

 

  今年も地元八雲地区の八雲民謡会が招かれ、民謡や舞踊の演舞が披露されたほか、現在青森県を中心に活動を続けている八雲町出身の三味線奏者、杉本雅人さんらによる「じょんがら節」などの迫力あるステージショーに会場は大きな拍手に包まれました。

  また、江差追分全国大会第31代名人位で、せたな町出身の道高むつ子さんの民謡や歌謡も披露され、お年寄りたちは敬老の日を目前に楽しいひとときを過ごしました。

(八雲民謡会のみなさんによる民謡)

(杉本雅人さん(写真中央)らによる三味線演奏)

(道高むつ子さんの民謡や歌謡も披露)

                                    (投稿者:シュプール)

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高齢でも元気ハツラツ!熊石老人スポーツ大会

 8月24日、熊石青少年スポーツセンターで熊石老人クラブ連合会主催の第33回熊石老人スポーツ大会で開催されました。
 

 毎年の恒例行事となっており、お年寄りの健康増進と親睦を図るのが目的で熊石地区の老人クラブ会員と八雲地区の老人クラブ連合会の会員、合わせて140人が6チームに分かれ参加しました。

 開会式では昨年度の優勝チームの西浜老人クラブから選手を代表して岸田幸子さんが「ゲームを愛し、楽しみながら頑張ります」と高らかに宣誓。 全員で準備体操をしたあと、さっそく競技を開始されました。

 ゲートに点数を書いた的を下げ、それにボールを当てチームの合計点を競う「ゲートボールに聞いてくれ」では20mほど離れた場所から慎重に的を狙い、的を射ぬく選手に大きな拍手が送られていました。 他にも「輪投げ」や「玉入れ」など昼食を挟んで次々と熱戦が繰り広げられ、随所で年齢を感じさせない元気なプレーが披露されました。

 最後は、参加者全員が輪になっての盆踊りで爽やかな汗を流し、各チーム同士の交流を深めました。

 

(声高らかに、選手宣誓!)

(見事に30点をゲット!)

(川代町長も挑戦!結果は20点と見事な腕前)

                                (投稿者:シュプール)

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夏の終わりの花火に歓声!商工会夏祭り

 第28回商工会夏祭りが8月20日に、熊石漁港ふれあい広場で開催されました。
 

 日中の大雨で開催自体が危ぶまれましたが、開催時間には晴天に恵まれ大勢の方が、夏の終わりを惜しむかのようにビールなどを片手に花火や盆踊りを楽しみました。

 祭りは、熊石・相沼保育園児たちによる、「キッズよさいこい」でスタート。ビデオカメラなどを手にわが子の晴れ姿に保護者からは大きな拍手と声援が送られていました。

 子供から大人まで参加したカラオケ大会では、すばらしい歌声にご祝儀を渡したり、中には一緒に踊りだす人もおり祭りを盛り上げました。

 毎年好評の花火大会では、暗闇の夜空に映える光の大輪に大きな歓声が上がっていました。
 

 最後には威勢の良い太鼓のリズムに合わせ、子供も大人も熱気いっぱいの盆踊りの輪をつくり、過ぎゆく夏をおおいに楽しでいました。

(園児による、かわいいよさこいでスタート!)

 

 

(大勢の方で賑わいました)

(小学生のカラオケ、応援隊も大はしゃぎ!)

(花火大会、夜空に映える大輪に大きな歓声!)

(最後の盆踊り、熱気いっぱいです)

                                   (投稿者:シュプール)

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根崎神社例大祭、盛況のうちに幕!

 近頃、とても蒸し暑し熊石地域ですが、日に日に涼しさを感じられるようになりました。
この辺の地域では、お盆が過ぎると一気に秋に向かって季節が変り、夏の終わりをしみじみと感じます。
さて、先日、3日間の日程で行われた、「根崎神社例大祭」が終了しました。

  天候不順により、雨の心配をしなくて済んだのは13日の宵宮祭のみで、14日は雨での巡行となりました。

 雨だと各地区の大切な山車(ダシ)が濡れてしまい傷む(特に人形)ことがあるため、各山車がビニールシートを使い「雨対策」を行います。

 これが結構大変な作業で、大きな山車にそのままビニールシートをかぶせてしまえば、太鼓たたきや人形が全く見えなくなりなります。そこで各地区では、いかに人形が綺麗に見えてなおかつ濡れない対策を取るのに必死です。雨の祭りではこのような「雨対策」を見るのも一つの楽しみ方としてはいかがでしょうか?

 また、この日は根崎神社の405周年記念として巡行出発前に関内漁港で、江差追分師匠の青坂満氏が「江差追分」と「切り声ソーラン」を披露。8基の山車を目の前に、海の香りが漂う中で聞く民謡は、格別なものがあり伸びやかな歌声に周囲から大きな拍手が送られていました。

 翌15日は雨には当たらなかったものの、いつ降り出しもおかしくはない空模様の中、鮎川地区をスタートしました。

 御祝儀をいただいた一軒一軒に感謝の気持ちを込めて子供たちは一生懸命にお礼の太鼓「立山(たてやま)」を演奏しながらの巡行となります。

 根崎神社がある根崎地区に入るのは、スタートしてから5時間後の午後6時。山車の引手も体力勝負です。

 夜になり各山車の電飾が一気に点灯されると観衆から拍手が送られるほど、きらびやかな山車が姿を現します。その山車がふれあい広場出口から根崎神社前までの約200mの区間に、それぞれ蛇行しながら順番に練り歩きますので、各山車の太鼓・音楽・掛け声などが入り交じり熱気は最高潮に達します。

 根崎神社前の沿道にはこの姿を見ようと毎年多くの方が歩道を埋め尽くすほどの賑わいを見せ、巡行関係者もまさに完全燃焼。盛況のうちに幕を閉じました。

 

(江差追分を披露した青坂師匠)

(ひらたない荘前で各山車が集合しました。雨対策のためビニールシートがかぶせられています)

(ライトアップされた山車)

                                         投稿者:シュプール

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