雪は遠目から見ても日に日に少なくなっているので今回も白水岳を目指しました。
4月6日に白泉岳の登山に行った時と比べても雪の量が明らかに少なくなっていました。
登山道の下の方は登山道が露出していました。
ただ、5合目の看板の地点からほぼ一面雪でした。
4月はまだまだ雪山なのと、春の陽気と冬の寒気が交じり合って暴風雪になる可能性もあります。
5合目から少し上に行くと更に風が強くなってきました。
しばらく尾根上から10分くらい風と雲の様子を見ていましたが、北から尾根を越えて雲が厚くなり、回復する傾向がなかったので下山する事にしました。
2合目付近ではカタクリの花などの花々などが咲き乱れており、写真を撮影しながら下山しました。
春の訪れを感じさせる日でした。
装備
バーナー 寒冷地用ガス1個 メタルマッチ ツエルト(非常用テント) アルミ製10本爪アイゼン ピッケル コンパス 地図×2 非常食1食(アルファ米) 菓子パン5個 棒状の栄養スナック2本 スティックコーヒー2本 笛 鈴2個 熊撃退スプレー ナイフ2本 スマホ予備バッテリー スマホ 予備手袋 目出帽
※装備の熊対策で重要視しているのは「笛」で、鈴よりもかなり音が大きいのでカーブやヤブなどの見通しの悪い地点では過剰なくらい吹いて通過する様にしています。
7時10分。もっと早く出発するはずが眠すぎてまたしても7時を過ぎてしまった。。。
登山は眠さとの闘いでもある。
熊の湯から白水岳方面の登山口。前回4月6日に来た時は、ここにも雪が残っていた。
1合目地点を過ぎる。
2合目地点。カタクリの美しい花が咲き乱れている。左の手前側に曲がった木は、積雪の重さで湾曲したと思われる。このような湾曲した木は新潟などの豪雪地方でよく見られる。
3合目地点。4月6日に来たときは、この地点でかなりの積雪が残っていた。
4合目地点。ここでも雪はない。
5合目地点。雪が現れ始めた。雪がかなり残っているので、風が吹くとかなり寒く感じた。今までは春の陽気と温かさを感じたが、この上からは冬の様相だった。
5合目看板から少し上の尾根を登ってみると、かなり強い風が吹いていた。あたり一面は雪なので、風はかなり冷たく冬そのもの。
5合目看板の上の尾根から。
雲が強風と共に尾根を越えてきていた。上り続けて稜線上に着いたとしてもかなりの強風が予想される。かなり寒かったのでジャケットを着たり、パンを食べるなどして10分ほど様子を見たが、回復する傾向が見られなかったのと、無理に登り続けて気が付いたらホワイトアウトで下山不能も考えられたので下山することにした。
「白泉の滝」が見えた。4月6日時点ではこの場所にも雪が残っていた。
登山道横を流れる沢には雪解けの水が流れる。
シンプルな自然の美しさを感じる。ただの沢に流れる「水」や枯れ枝などが美しいと感じるのは登山の魅力といえる。
登山道下流部の滝。この登山道は途中まで沢と並行している。滝も見れるので、良い登山道だと思います。夏の時期は涼しさも味わえるのではないかと思います。
サルノコシカケ?と思われる植物。
2合目付近にはカタクリの花などが群生していて、数十分ここで写真撮影した。
木の幹にはツル状の植物が巻き付いていて、春の訪れを感じた。