関内町の国道229号線沿いにある急傾斜に、今年も6月上旬から落石防止ネットに淡紫色のやまフジが咲き、住民や通り過ぎる人たちの目を楽しませています。
フジは光合成を求め落石防止ネットに巻きつき、高さ20メートル、幅10メートルまで広がり成長。まさにがけを流れる淡紫色の滝のようです。
同町の橘勝也さん(79)が裏庭に植えたフジが、野生化し、その後設けられたネットをつたい広がりました。この時期は名物スポットになっており、車を止めて見入る人や、カメラに収める人もいるほどで見ごろは今週中までのもようです。
また、同地区にある関内小学校でも、校庭内に咲く「フジの花」が咲き誇っています。このフジは、自然に自生したやまフジで、樹齢などは不明。グラウンド脇にそびえ立つ、高さ約12ほどのトドマツの先端まで、トグロを巻いたようにフジのツタが登り、樹冠に広がり咲き渡っています。花房は30~40。大きなトドマツ一面に垂れ下る薄紫色の花房は美しく、フジの大木を思わせるほどです。
一つの花房には多数の小花が付いて、風に揺れるとどこからともなく甘い香りが漂うほどです。
付近の住民は、フジの花をながめては「きれいだね」と心を和ませいました。
(フジの花が滝のように見えます)
(まさにフジの大木のよう)
投稿者:シュープール