感謝をささげ豊漁願う!

今年で30周年の節目を迎えた、「山海鳥獣魚族供養法要」が12日、熊石根崎町にある法蔵寺で開かれた。山海鳥獣魚族供養法要奉賛会(佐藤弘会長)の主催で、供養塔に関係者らが手を合わせ、一年間の豊漁や無事を祈った。
この供養塔建立(1721年)は、魚と猟が食と生活を与えてくれることへの感謝を込めて供養することと解説され、道内における最古のものとして貴重な遺産となっている。また、和人の定住が進んだ290年余前の西蝦夷地の経済が豊富な魚や猟などによって支えられていたことが、こと塔によりうかがうことが出来る。特に、魚だけでなく魚と猟、海の幸と山の幸一切の供養をしているところに深い意義があります。
長い歴史を持つ熊石には、供養塔を始め昔から伝わる貴重な仏像などがたくさん存在します。見学する価値は十分あると思いますので、暖かい時期になったら、歴史探訪ミステリーなんてどうですか。

・・・アワビRUN


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