色鮮やかな凧づくりに挑戦!

熊石地域もようやく春の暖かさを肌で感じられる季節となりました。
新1年生は大き目のランドセルに黄色いカバーを付けて元気よく登校する姿に微笑ましさを感じています。

新学期は新たな事にチャレンジ!という訳で、熊石地域では初めて「凧づくり講習会」が開催され、子ども達を中心に15名が参加しました。

凧にも色々な種類がありますが、今回挑戦する凧は「津軽凧」。講師には津軽凧絵師の成田幻節氏を招いての本格的な講習です。津軽凧は、ねぶた祭りでおなじみの浮世絵や三国志などの絵が特徴的だそうです。
そこで今回の題材は「三国志、祝融婦人」。女性の顔が大きく描かれるもので津軽凧絵でも比較的簡単ですと説明されましたが、絵心のない私としては「とても難しそう」と感じました。

(成田先生の完成品です。さすがですね!)

しかし、子ども達は大胆ですよね。何の躊躇もなく下絵を黒い墨で写し、指導のとおりどんどんと色付作業を進めます。よーく見ると着物に塗る同じ色(たとえば赤)でも2種類を使い分け最初は薄い色で塗り、縁を残すように濃い色で重ね塗りし立体感出す技法には驚きました。
約2時間ほどで絵は完成。その後枠に貼り付けや糸をつけて終了です。

 

(みなさん上手に出来ましたよ)

いよいよ凧飛ばしと言といいたい所ですが、外の旗を見ても垂れ下がったままで風の吹く気配すらありません。でもあきらめないのが子ども達。上空は風が吹いているものと信じ、当初駐車場で行うはずの凧上げ会場を、長い距離が走れるよう第一中学校のグラウンドに変更。

凧糸を持った子ども達が「よーいドン!」の合図で一直線に走って行きます。何度も何度も走ります!上がった!と思いましたが、足が止まると凧も芝のうえに寝転んでいました。

                      (風が無いので何度も猛ダッシュ!)
結果としては残念ながら凧は上がりませんでしたが、津軽地方の伝統に触れる良い機会になったと思います。
今度は、風の吹いている日にリベンジしてくださいね!

 

(投稿者:シュプール)

 


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