ども。
毎日、ChromeOSの設定と悪戦苦闘するうちに逆流性食道炎が悪化している担当ちゅんです。
さて、前回の投稿にて「天下のGoogleさんらしくないな」とまで書いてしまったChromeOSのフィルタリング機能。本物のSEの方々からも続々とコメントを頂戴しており、改めてこのブログの力というか「ICTってすごい」を体験しているところです。
その後、私の方でも色々と試しましたので、その結果についてご報告します。
まず、「DNS型のフィルタリングサービスは本当にモバイル通信では利用できないのか?」について。コメント欄にて「NextDNSがいいですよ」と教えていただきましたが、やはり有料だと色々と面倒そうなので、そこは無償のOpenDNSで実験。
SIMカードでモバイル通信しているChromebookにてネットワーク設定を開き、ネームサーバーの設定でカスタムネームサーバーを指定してみます。通常、モバイル通信ではDNSサーバを変更することはプロバイダ的にNGなはずで、これをやってしまうとインターネット接続ができなくなります。
しかし、どういうわけか、当町がこの度導入したSIMカードではDNSの変更ができてしまいました。カスタムDNSのほかパブリックDNS(8.8.8.8など)も利用可能。であれば、ネームサーバーをOpenDNSが指定しているIPアドレスにしてあげるだけで、フィルタリングが可能になるはずです。
ドキドキしながらここには書けないような「怪しいサイト」を試験的に開いてみます。すると、見事成功。しっかりとブロックした旨の画面が表示されました!これで、懸案だった「モバイルLTEを使っているときだけフィルタリングできないか」という問題は解決!・・・・・・のはずでした。
落とし穴はこの後にありました。モバイル通信でもDNS設定を手動で変更できるのはわかったのですが、1200台すべてを手動で設定して回るわけにはいきません。ここで頼りにしているのがGoogle Workspaceの管理コンソール(CDM)です。これで設定できれば、即座に全ての端末の設定を変更できます。しかし、いくら管理コンソールを探してもモバイル通信の設定が見当たりません。「まさか・・・」
急ぎGoogle Workspaceのサポートに電話。「Wi-FiのDNS設定は管理コンソールから一括変更できますが、モバイル通信の設定が見当たらないのですが」と聞くと、無情にも答えは「そのとおりです」。なんと、モバイル通信のネットワーク設定は管理コンソールからの一括設定に非対応の箇所とのことで、がっくりと肩を落としました。
しかし、です。その電話の中で「ですが、実は最近のアップデートで・・・」とGoogleさんから伝えられた内容に、数秒前まで肩を落としていた人間が、起死回生のガッツポーズをすることになるわけです。この話題について次回のブログにてご報告しようと思いますが、結論「フィルタリングに成功しています!」。こうご期待。
まさかこの設定が管理コンソールでできないとは思いませんでした(Wi-Fiは可)
(投稿者:ちゅん)