Chromebook持ち帰り学習

ども。
このところの寒さにネットワーク機器の具合が気になっている担当ちゅんです。壊れないでね・・・。

先週金曜、町内で最も規模が大きい「八雲小学校」にて、GIGAスクールで導入したChromebookの「持ち帰り学習」が行われました。児童が各家庭に端末を持ち帰り、モバイル通信経由で学校の先生とGoogle Meetをやってみるという試み。裏方とすれば色々と不安要素もありますが、いずれ必ず通らなければならない道です。冬休みを前にしたタイミングで一度試しておきたいという学校の意図も伝わってきました。

その日、私はどうしても子どもが家からMeetをやる姿が見たく、休暇を取得。どんなふうにChromebookを起動し、そしてMeetをするのかをじっくりと観察することにしました。
帰宅後、自慢げに「Chromebook持ってきたよ!」と見せびらかす我が子に(それ、もう見飽きました)と心の中でつぶやきつつ、やはり自宅でこれを見るという事に若干の違和感。それより、本当に「Meetはちゃんと動くのか?」とそればかりが気になります。

15時。所定の時間になりMeetに参加。続々と画面に表示されるクラスメイトに我が子も大興奮。わかります。大人だって初めてオンラインミーティングをやったときは、そんな感じですから。
学習内容的には出席を取る感じで、画面越しに「〇〇さん!」と先生が呼びかけ、その後「はい、元気です!」と。分かってはいましたが、改めてこういう場面を見ると、これで普通に授業できちゃいますね。

しかし、5分くらい経過した後から、徐々にネットワーク接続が怪しくなってきます。ついに、音声は届いているけど画面が届かなくなりました。これ、もしかしたらモバイル通信の基地局側の回線が輻輳しているのかも・・・。学区内の狭いエリアに400台を超える端末が放たれ、そして帯域をそれなりに使うであろうMeetに接続しているんですから無理もないことかもしれません(が、これから原因と対策にあたります)。
それでも、持ち帰り学習は無事に終了。我が子はとても満足そうにしていましたが、私はなぜか汗をかき、どっと疲れてしまいました。「普通にできることって、実は普通ではないんだよ」と教えてあげたいけど、それはまだ先になるかなぁと思っている2児の父でした。

Meet一生懸命画面に手を振ってました!

(投稿者:ちゅん)

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そのままふたを閉じるように

ども。
先日、「ブログを書いている『ちゅん』さんってどなたですか?」と聞かれて返答に困ってしまった担当ちゅんです。私です。

GIGAスクール事業で導入したChromebookが各学校へ展開されて早1ヶ月。ついに我が子(小3、小1)が「今日は学校でMeetやったよ!」などお話をしてくれるようになりました。こういう日が来ることを想像しながら頑張ってきたわけですが、それが現実になるとやはり感慨深いものがあります。

さらに、冬休みに入る前というタイミングで、一部の学校では端末の自宅への持ち帰りも開始。現段階では持ち帰る「練習」の意味合いが強いのでしょうけど、こちらとすれば「いよいよ本格的に保守が始まるな」と気を引き締めているところです。

すでに現場からは「持ち帰った後でインターネットに接続されずに使えなかった」「意図しないタイミングでパスワード要求が出て困った」などトラブルも報告されはじめました。どんな機器・システムでも導入直後の走り出しの段階では想定外のトラブルはつきものです。我々のような仕事をしている人間であればそのことを理解して「まあ、こんなことも起きるさ」と受け入れることができますが、一般の方、さらに言えば児童生徒からすれば「新しい機械なのになんで動かないの!?」となってしまうでしょうね。なので、なるべくそういう場面に出くわさずに済むよう、我々は(というかお父さんは)頑張っているわけです。

そして明日、町内で最も児童数が多い八雲小学校で「Chromebook持ち帰り学習」が実施されるとのこと。Chromebookを自宅に持ち帰り、Meetでクラスの先生と接続してもらうというものです。正直、期待もありますが不安の方が大きいです。「はたして子ども達はきちんと端末を操作できるだろうか」「先生方が一斉にMeetを起動して校内のトラフィックはどうか」などなど、考え出すとキリがありません。

そんな中、我が子が自宅に持ち帰ってきたプリントをよく見ると、そこにはトラブルが発生したときの最適解ともいえるような対処方法が書かれていました(文末画像参照)。こういう対処を考えられているとは、まさに目からウロコが落ちる思いです。やはり教育というのは偉大であり、先生はその道のプロフェッショナルだなと再認識させられる一文だと思います。もちろん、こんな心配は無用だったと思ってもらえるよう、裏方はしっかり頑張ります。

最適解こういう解決策、我々には絶対に無理な発想です。

(投稿者:ちゅん)

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庁内向けに動画配信の方法を模索

ども。
職場の中にすっかりオンライン会議が根付いたと感じている担当ちゅんです。

そうした状況もある中で、当然のことながらこれまで職員向けに開催されてきた内部の会議、集会などもオンライン化が進められています。
あらかじめ開催日時が決まっているようなものや双方向でのやり取りが発生するものであればリアルタイムでの「生配信」「オンラインミーティング」といった手法が適していますし、ただ視聴するだけでよいものであれば「事前収録」でことが足ります。

本日はその「事前収録」について。手法は至ってシンプルで、デジタルビデオカメラ(スマホでも可)で動画を撮影するだけ。後は動画ファイルを(必要に応じて)エンコードしたうえで職員に公開すればいいのですが、その公開方法についてあれこれ思案しておりました。

最もシンプルな方法だと、共有フォルダに動画ファイルを保存しておいて、それをPCから実行してもらうというやり方になると思います。しかし、それではなんだか味気ない感じがします。
そこで、ちょっとだけ一工夫。職員に公開しているイントラサイトの中に次のようなコードを書いたHTMLを用意してみました。

<video src=”/video/test.mp4″ controls width=”640″ height=”360″></video>

何のことはないHTML5のコードですが、こうすることで動画をブラウザ上で再生することができます。これなら動画ファイルを誤って削除される恐れがありませんし、なによりHTMLに動画が埋め込まれるのでそれっぽく見えます。この「それっぽく見える」というのは、言ってしまえばただの自己満足かもしれませんが、情シス担当として大切にしなければならない要素ではないかと感じています。

最近は、動画配信=YouTubeというイメージになっていますが、こういうローカルなやり方もやっぱりいいものだなぁとしみじみ。同じようなミッションに取り組まれる同業者の方の参考になれば幸いです。

配信テスト
タグの中にControlsと書くと、このようにそれっぽいバーが出てきて素敵です。

(投稿者:ちゅん)

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学芸会YouTubeライブ配信

ども。
朝、なかなか布団から出られない担当ちゅんです。

本日は教育委員会から某小学校の学芸会をライブ配信するよう頼まれ、そのお手伝いをしておりました。例年、保護者だけではなく町内の特別養護老人ホームからも高齢者の方を招いて行っていたものだそうで、本年はコロナ禍によりそれができず、代わりにYouTubeによる配信を行いたいというものでした。

YouTubeのライブ配信そのものについては、本年3月の卒業式、4月の入学式、さらに八雲総合病院の講演会など経験を積みましたので楽勝です。そこで、今回は各学校のICT担当者に配信ノウハウをお伝えする機会とし、お忙しい中で4名の先生方にもご参加いただきました。

OBS StudioをインストールしたPCにHDMIキャプチャボード経由でハンディカムを接続。YouTube側の設定についてもご覧いただき「ほら、簡単ですよね!」と。・・・実際にはそこまで簡単ではないのかもしれませんが、やはり実際に現場を見てもらうと話が早いです。「これはどうするんですか?」「設定画面を撮影していいですか?」と質問も真剣。聞くと「研修に参加して動画配信を完璧にマスターしてきなさい」と言われてきたとのことで、なかなかのプレッシャーです。いきなり完璧は無理でも「これならできるかも」と感じてもらえたなら嬉しいです。

本来であればコロナ禍が終息し、コロナ前の世の中に戻ることが望ましいですが、現状ではそれはまだ困難なようです。そして、年が明けるとあっという間に3月、卒業式シーズンとなります。本年は小学校1校、中学校1校での配信をお手伝いしましたが、これがもし複数校重なると、我々だけでは物理的に対応が不可能になります。
以前もブログに書きましたが、GIGAスクール構想というのは端末が整備されて高速なネットワークを使えるという環境の整備ではなく、「それを使って何をするか」が大事だと思っています。そういう意味では、先生方が自ら動画配信にもチャレンジしてもらえるような、そのサポートができればと思います。年明けにでも「簡単にできるYouTube Live講座」でも開催してみようかな。

撮影中ホールの高い場所にある部屋という変わった環境からお届け

(投稿者:ちゅん)

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DHCPが枯渇する

ども。
日々、難問へのチャレンジ。担当ちゅんです。

GIGAスクール構想関係の業務は、Chromebook端末の展開が完了してからは、フェーズが各学校での運用に移っています。我々裏方の仕事も終わりに近づいていますが、整備の終わりはすなわち保守の始まりであり、現段階ですでに「困ったね」という案件が多数発生しています。

本日はその中のひとつ、町内で最も児童数が多い八雲小学校での出来事。先日、職場の電話が鳴り「八雲小学校の〇〇先生が使っている校務用端末がネットワークにつながらなくなった」と一報をうけました。実は、冒頭に「終わりに近づいた」と書きましたが、近づいただけで終わっていません(ややこしい・・・)。GIGAスクールネットワーク工事で残っている作業として、例えば八雲小へのファイアウォールの設置などはこれからになっています。よって、今はまだ旧ネットワーク機器に新ネットワーク用の設定を書き加えて、暫定的に運用を始めたという状況にあります。

さて、どうして既存端末である校務用端末がネットワークにつながらなくなったか。これは珍しく実機を確認することなく予想的中。その予想は「DHCPが足りなくなったんじゃないか?」でした。
どういうことかというと、これまで学校内にあったIPアドレスを使う機器は、せいぜい多くても100台ほど。その状況だと、例えばIPアドレスの範囲として192.168.1.0/24とかやってても、IPアドレスは最大で253個利用できるので全然問題ありませんでした(やるかどうかは別として)。
しかし、このたび児童用に500台ものChromebookが導入され、国のお達し通り「教室で一斉に」通信され始めたとこで、端末が1台起動するごとにDHCPにより払い出しているIPアドレスを1つずつ消費していき、結果、ついに在庫切れを起こしてしまったということです。ぴえん!

急ぎ、ネットワーク保守業者さんに連絡。対処方法を協議したところ、八雲小学校のIP体系にはちゃんとクラスBの16bitが設定されていて、DHCPの設定を変更することで割り当て可能なIPアドレスを増やすことがでるとのこと。薄々わかってはいましたが、これで一安心です。ただ一つ心配だったのは、プリンタのIP設定でサブネットマスクを間違って/24と書いていないか。これをやっているとプリンタとの通信ができなくなるなぁと思いましたが、その後、何も連絡がないのでどうやら大丈夫だったようです。
職員数が1000人を超えるような大都市の同業者様だと、そもそもネットワーク設計の時点でDHCPの範囲をきっちり見るのでしょうけど、私の関わっている案件ではあまり例のないことで驚きました。こういう部分も「時代が変わっていくな~」と感じるところです。

サブネットマスク助かりました~

(投稿者:ちゅん)

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