まだ始まってもいないのに壊れる

ども。
血液型の話になると「典型的なB型だよね」と言われることが多いB型の担当ちゅんです。

先日、GIGAスクールネットワーク整備の構築業者さんから電話がありました。聞くと「〇〇小学校に設置したフロアHUBからPINGの応答が得られなくなった」とのこと。「もしかしたら電源ケーブルが抜けているかもしれない」とのことであり、そんなことでわざわざ遠方から来てもらうのも気の毒でしたので「こちらで確認しますね」となりました。

現場に到着し、まずは目視で問題のHUBの状況確認。業者さんがおっしゃる通り、HUBのランプは一切点灯しておらず、動作していないようです。電源ケーブルの抜けが怪しいとのことだったので確認しますが、予想に反してケーブルは問題なくコンセントに接続されていました。
ここまでの状況がつかめたので、半ば答えは分かり切っていますが、業者さんに「どうしたらいいですか?」と電話。やはり「電源ケーブルの抜き差しを試してみてほしい」と言われ、その通りに作業を行います。(工事が完了して引渡しが終わるまでは、HUBなどの機器はまだ業者さんの物なので、こちらが勝手に作業することはNGです)

HUBの本体からケーブルを抜いて差し直し。次はコンセントからケーブルを抜いて差し直し。しかしHUBは全く起動する気配がありません。もしかしたら差しているコンセントがおかしいのかと思って、別の機器が正常に動作しているコンセントに差してみますが、これでも起動しません。
色々試しましたが一向に改善せず「ダメです」と伝えなければならず心が痛みます。初期不良と考えればそうなのですが、やはりがっかりしてしまいます。

すぐに交換品が手配され、翌日、業者さんが来町。私も交換作業に立会することになりました。
目の前にあるHUBは昨日同様、動作していません。業者さんも「故障ですね」としょんぼりしながら、それでもケーブルの抜き差しなどを試されていたのですが、突然「フィィーン」とけたたましくファンが回り始め、なんとHUBの電源が入ってしまいました・・・。まさにこの業界の「あるある」です。
もしかしたら私の抜き差しの仕方が悪かった?差したつもりが甘くて差さっていなかった?など色々と考えてしまいましたが、今となっては知るすべもなし。はっきりしていることはHUBは問題なく動いてしまったという事実だけです。
その後、業者さんから「これ、どうしましょう」と聞かれましたが、そんなの答えは決まっています。「予防交換を!!」。こんなやりとりがあり、なんとか案件は解決となりました。

「まだ始まってもいないのに壊れる」というショッキングな出来事を経て、改めて、整備が終わった後の保守は大変だぞ・・・と思います。今は無事に完成させることで頭がいっぱいですが、いざ保守の段階に入ったら、それはそれで覚悟を決めないと大変なことになるような気がします。胃が痛くなることばかりです。

つながらないネットワークトラブルは勘弁

(投稿者:ちゅん)

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念願の答え合わせ

ども。
暑いです。きっとかつて台風だった低気圧がもたらしている何かでしょうね。担当ちゅんです。

本日は以前から計画していたGIGAスクールの勉強。この間、ブログでも度々話題にしてきましたが、ChromeOSについての知識があまりにもなさ過ぎて、一から手探りでやっていくには、そろそろ限界を感じてきました。やろうと思えばできるのですが、正解かどうかがわからない。そんな状況です。
そんな中で、今回はChromebookの納入業者さんにお願いをし、設定などに精通している方とつないでいただく機会を得ることができました。本当にありがたいことです。

そういうことが気軽にできるようになったのも、ウェブ会議が一般的になってきたという点が大きいです。こちらから無理を言ってお願いしているのにわざわざ庁舎に来ていただくなどおこがましいにもほどがありますからね。そして、ChromeOSの説明らしく、ツールは「Meet」が指定されました。

ミーティングが始まりましたが、事前に我流であれこれ色々といじっていた分だけ、説明には「なるほど」の連続でした。あらかじめ聞きたいことのメモを用意して臨んだのですが、こちらから質問せずとも勝手にQ&Aが出来上がっていきました。そういう意味では、やはり詰まる部分は皆さん共通ということでしょうか。念願の答え合わせがようやくできました。
しかし、中にはこちらからの質問に先方も即答できないという場面も。後日調べて回答を頂けるとのことでしたが、こういうことを1人悶々と考えていても絶対に解決できなかったなと思います。

この間、我流でなんとかしようとウェブサイトで調べてみても、最後に行き着くのは英語の説明だったりして面喰ったり、いくつか書籍も買ってみましたが、やろうとしていることがマニアックすぎるのか、解決に結びつかずに苦労しています。
そういう意味で「圧倒的なナレッジ不足」を痛感していながらも、こうしてサポートを受けながら徐々に理解を深めていく日々が続きます。危機感は持っていますが、ポジティブに考えればまだ誰も知らない、やったことのないことにチャレンジできるということなのでしょうから、やりがいを感じながら頑張っていきたいと思います。

MeetMTG悩まし気に話を聞く隣席おーるど氏

(投稿者:ちゅん)

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障害メールが300件超

ども。
過去に例がない台風が西日本に接近するとのことで、心配している担当ちゅんです。

そのような中、本日は当町も雨。急に外が暗くなってきたと思ったら、稲光。ほどなくして大雨となり、町のホームページにも「今後の雨に十分な警戒をお願いします」という注意喚起が出される事態となりました。

そうこうしていると、庁舎で瞬停が発生。職場は一気に緊迫感が増します。すぐにサーバー室に走り、異常の有無を確認。近場の職員に声をかけてトラブルが起きていないかを確認。ICT-BCP初動版で確認している動きを行います。
その瞬停では幸いにも、私のPCを接続している近傍の島HUBが1台ハングしただけで済んだようですが、町内で複数個所が停電したとの情報もあり、何が起きても対応できるよう心の準備をして待機しました。結果、特に大きな被害は発生しませんでしたが、一瞬、心の中で嫌なスイッチが入りました・・・。

当町では、GIGAスクールネットワーク整備もあって急速にネットワーク機器が増えており、それらを管理するためオープンソースの監視ソフト「Hinemos」を導入して試験運用中です。機器の死活監視も開始したのですが、今回の一件で事前に設定したメールアドレスに対して、300件を超えるメールが一斉に飛んできました。もちろん、建物が停電したことにより機器の動作が止まったので、NGメールが来ることは正常の動作。ですが、これを個人の携帯電話あてに送信する設定はちょっとためらわれる状況となりました。キャリアのメールなら確実にスパム判定されちゃいます。

「障害が発生したのだからメールが来て当たり前」とか「気がつかないよりマシじゃないか」という考え方もあるかもしれませんが、私としては「オオカミ少年」になってしまうことが怖いです。頻繁に障害メールが届くうちに「ああ、またきたか」と慣れてしまって、本当に大事な内容のメールをスルーしてしまうのではないかと。こういう監視系のシステムでは、たぶんそういうバランスを取るのが難しいんだろうと思いますし、今日の出来事は、来てほしくはないがいつか必ず来る本番を前にした、貴重な訓練となりました。

Hinemosメール受信箱の様子

(投稿者:ちゅん)

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(続)横のつながりで壁を乗り越える

先日は夏休みをいただいており月初めの更新となります。
担当おーるどです。

さて、先日のちゅん氏のブログにて投稿のあったとおり当町から数100㎞離れた自治体どおしでWebミーティングを行い私も参加させていただきました。
「G Suite for Education」に関して導入までの流れやユーザーの追加方法など当町が行ってきた作業を情報共有させていただきました。正直なところ当町としても「G Suite for Education」に関してまだまだ不明なことばかりでこのような場を設けていただき情報交換させていただけて大変ありがたいと感じております。

ひと通り当町で行ってきた作業内容を共有させていただき、Webミーティングも終盤となると具体的な運用方法の話題となり、その中でアカウント作成時のルールはどうしていますかという話になりました。以前のブログでも少し話をさせていただいたのですが、当町では先生と生徒でそれぞれルールを決め先生は「名前の頭文字プラス苗字」生徒は同姓同名の人がいなかったということで「フルネーム」といったルールでアカウントの作成を行いました。
現状はそれで問題ないのですが今後の課題として同姓同名の人が出てきた場合どうしようと悩んでおりました。
そこでアカウントはどのようなルールで作成するのですかと聞いてみると「フルネームプラス誕生日4桁で作成しようと考えている」との回答でした。
たしかに同姓同名はいるとしても誕生日まで同じとなると確率はかなり低くなると思います。これを聞いた瞬間本格運用開始前にミーティングをさせていただいて本当によかったと思いました。

あとから調べてみると詳しい算出方法はわかりませんが、同姓同名でかつ誕生日が同じとなる人の確率は18億分の1という情報も入手しました。
地域などによっては当てはまらないとは思いますが、おおよそ問題ないということで早速当町でも取り入れさせていただきました。
まだまだ課題や不明なことは多いのですが、大きな課題がひとつ解決しほっとしております。


「フルネームプラス誕生日4桁」は盲点でした。

(投稿者:おーるど)

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横のつながりで壁を乗り越える

ども。
月末の男がお休みなので本日も登場担当ちゅんです。

先日、当町からは数100km離れた自治体どおし(3者)でWebミーティングを行いました。議題はやはりGIGAスクール構想。G Suite for Educationのドメインの取得、申し込み方法、初期設定などなど、がっちり1時間半の情報交換となりました。
こちらとしては他の自治体と比べて先行しているといったような状況にはなく、試行錯誤しながらやってみているという状態であり、このように「同志」が増えることに関して、本当に心強く、そして嬉しく思っています。

今般のGIGAスクール、正直に話せばネットワーク構築や端末調達といった技術的な課題が非常に重く、そして時間もない中でギリギリの仕事をしてきたのは事実。ですが、実は最も大変な仕事はこれから始まる「運用」ではないかと考えているところです。これまでの大変さを軽々と超えるほどの高い壁が、この先に待ち構えているのではないかと思えてなりません。

当町では、GIGAスクール用の端末としてGoogle社のChromeOSを選定したところですが、このOS、特に教育用として素晴らしいものであり、機能そのものに関しては何の不安もないのですが、最大の課題は「誰も詳しくない」ということです。
ノウハウの蓄積が無いので、全てを手探りでやっていくしかありません。我々、情報担当もそうですが、納入業者さんにとってもこれだけ大規模な展開・運用は初めてという案件であり、普段は「困ったら業者さんに聞けば何とかなる」とタカをくくれるところも、今回ばかりは皆一様に「さあ困ったぞ・・・」といった状況です。

大枠では理解できていても、具体的に細部をどうすることが正解なのかわからず、それでも端末の導入まで刻々と日数が無くなっていく中で、気持ちばかりが焦ります。ですが、そういう思いを持っていたのは我々だけではなく、今回のWebミーティングでも「また定期的にやりましょう!」と共闘体制を構築でき、こうした横のつながりが前述の壁を乗り越えるきっかけになるのは間違いありません。
こんな悩みを持っている同業者さんって、きっと多いんだろうなと想像しています。唯一の弱点である「ノウハウの蓄積」を解決するため、メーカーさんには2泊3日くらいでガッチリと合宿でも企画してもらえないものだろうか・・・と思ったりします。コロナの情勢下では厳しいとは思いますが、オンラインでなら解決できる課題だと思います。

gsuite求む!これの使い方の説明!!

(投稿者:ちゅん)

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