ども。
小さい文字ばかり見ていて、翌日になっても目が回復しない担当ちゅんです。
GIGAスクールの業務も、残すはネットワーク整備の完成検査のみとなりました。学校に配備されたChromebookは順調に稼働しており、管理コンソールから状況を確認すると、想定した以上に利活用が進んでいる様子がわかります。当初「使われなかったらどうしよう」など心配していましたが、杞憂だったようです。
そんな中で、先日、教育委員会から調査への協力依頼がありました。詳細は伏せますが、これからGIGAスクール端末を活用してさらに一歩前に進むための基礎調査。学校ごとにネットワークの状況などを記す欄があり、その部分を記入してほしいとのことでした。
さっそく取りかかりましたが、その中にあった「学校外ネットワーク環境」について問われた項目で回答に困りました。記入例として「1Gbps(ベストエフォート)、300Mbps(実行)」とあったのです。「実行」というのは「実効」の間違いとは思いますが、これをどのように回答したらよいのでしょう。
実効速度とはその名のとおり「理論上の最大速度ではなく実際にネットを使ったときに出る速度」のことです。「今の回線速度」を知りたければ、通信速度測定サイト(Googleのインターネット速度テストなど)を使えばすぐにわかります。しかし、この実効速度、当然のことながら回線の混雑状況などにより結果は大きく変わります。朝に測定するか夕方に測定するかだけでも違いますし、どのサイトで計測するかでも違ってきます。あくまで「そのサイトでテストしたその時の速度」、つまり目安でしかないのです。一方で今回の調査では「実効速度〇〇」と言い切らなければならず、これは意味を知っていれば知っているほど答えづらくなる類の質問だと思います。
※ちなみに、移動系通信事業者(ケータイ会社)が提供するインターネット接続サービスの実効速度計測には総務省がガイドラインを公開しているようです。
で、結局どのように回答すべきなのかわからなかったので、実効速度は学校で計測した時のおおよその平均である「下り80Mbps」と回答しました。テレワークやオンライン会議などトラフィックの増が影響しているのか、このところインターネットの速度低下が著しいです。せっかく校内LANが高速になっても、肝心の出口が遅いようであれば困ってしまいますね。
80Mbpsはサバを読み過ぎたか・・・
(投稿者:ちゅん)