あの台が再び活躍

ども。
気がつけば1月が終わりそうです。時間の流れ(体感)が年々早まる担当ちゅんです。

本日は某学校にてGIGAスクールで設置した無線APの電波測定が行われ、せっかくの機会ですので立ち合いのうえ測定を見学させてもらいました。
この電波測定、1月の上旬に行われたもので、その際には都合が合わずに見ることができませんでした。今回は1月に調査が出来なかったエリアの追加とのこと。

追加の調査を行うにあたり、事前に「あの台」の貸し出し依頼が来ました。どの台かというと、昨年の春、小中学校の卒業式・入学式を急遽ライブ配信することになり、パソコン台として造作した「点滴スタンド」。この存在を知っていた業者さんから「電波調査に使いたい」と。普段、置き場所に困って職場に放置していて、近傍の職員が可動式の棚として活用しているスタンドですが、まさかの再登板です。

【参考】2020.04.06 入学式もライブ配信

現場で業者さんと合流。点滴スタンド・・・ではなくパソコン台に調査用のノートPCを置き、専用のアプリケーションを起動。聞くと、測定ツールは今回の事業用にリースしたとのことで、購入するとなると驚くような値段みたいです。
点滴台を片手に建物内を移動すると、PCのモニタに表示された図面上に実際に歩いた場所が表示され、Wi-Fiの強度がヒートマップになって表示されます。これはすごいです。

仕組みはすごいのですが、失礼ながら見た目は滑稽です。スーツ姿の業者さんが点滴台を片手にうろうろする様は思わず笑ってしまいます。それでも測定は至って真剣で、こちらが「できればパジャマ姿でお願いしたい」などと茶化しても「本当にいい台です。これがあるか無いかでは効率が全然違ってきます」と。
思わぬところで役に立った「あの台」。1月が終わろうとしているということは、間もなくあれから1年が経つわけです。願わくば、今年は再び使う機会がないといいのですが、今の情勢ではどうなるのか。台を見るたびに複雑な気持ちになってしまいます。

測定中の風景たしかに、可動式のPC台が必須といえるような作業でした。

(投稿者:ちゅん)

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GIGAスクールの副産物

ども。
午前中は凍えるほど寒かったのに、午後からは汗だくで仕事をした担当ちゅんです。

何をしていたかというと、某学校のパソコン教室から本体とモニタ、10数台の撤去作業です。
いままで気がついてはいましたが見て見ぬふりをしてきた課題、それは「既存のパソコン教室をどうするのか」です。GIGAスクールでChromebookが1人1台になり、据え置き型のパソコンは、その役割を終えたと言っても過言ではない状況。とはいえ「急いで撤去しなくても使えるうちは使うってことでいいんじゃないか」と考えていましたが、来年度はウイルス対策ソフトのライセンスを更新しないことが判明し、少なくともそれまでには撤去が必要となっていました。

そんな中で、これはこちら側の事情ですが某業務で10数台のワイドモニタが必要となりました。我々からすれば、これはまさに渡りに船。「モニタを頂けるのであれば撤去作業を手伝います」とまでは言いませんでしたが、半ばそのようなものです。
確認してみると、対象のPCはスペックもなかなかで、我が社お得意の「撤去=廃棄ではない」という構図になりそうです。

現地に到着し、早速作業開始。ここ数日、全く使われた形跡のないパソコン教室は極寒です。「寒い寒い」と言いながらジャンパーを着込んでの撤去作業。人間、寒いところに長時間いると精神的にへこたれてきますね。「これもワイドモニタのため」と言い聞かせながら黙々と作業しますが、やってもやっても終わらない感覚になり精神的にキツかったです。
しかし、20分も作業したころには額にうっすら汗が。さらに撤去したPCを車に詰め込むときには「暑い暑い」といいながら上着を脱いで作業。さながら筋トレのような様相で、いい運動になりました。

無事に手に入ったモニタは当初の予定どおり利用されることとなり、さらに副産物的に手に入ったパソコンも、昨今古くなって不便をかけてきた「オンライン会議用端末」として転生することになりそうです。情報部門からすれば、まさにGIGAスクールのおかげです。しばらくはPCに困らないほどの端末が確保できました。

パソコンルームこのあと「びっく氏」は携帯電話を紛失しました・・・

(投稿者:ちゅん)

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ギリギリセーフ

ども。
歯医者さんの予約をすっぽかしてしまった担当ちゅんです。反省。

ついに、GIGAスクールネットワーク整備工事が完了間近となりました。今日は検定前の事前検査(これ、業界では下検査と呼ぶらしい)を行うため、業者さんとともに学校を訪問しました。

図面をもとに施工後の現場を見て回ります。ネットワークの起点となっているメインスイッチの確認から始まり、各教室のAP・充電保管庫の確認、配線の処理方法などなど、ポイントを絞りつつ確認作業を行っていきました。
ただ、完成引渡し前といいながらすでに供用を開始している機器です。いまさら確認したところで「動作しません」とか、そういう不具合が起きていないことは確認済みでしたので、そういう意味では安心して見させてもらいました。

そんな中、とある教室に設置されたAPを見た時「これはやり直しかも」と思った場面がありました。そのAPは教室のドアのすぐ上に設置されていたのですが、ドアの上には通気用の小窓がついていました。小窓はAPの側に倒れるようにして半開きになる構造のため、その取付位置だと確実にぶつかってしまいます。
なんとなく業者さんには申し訳ないなと思いながらも、そのための検査です。思い切って小窓を開けてみましたが、驚愕です。目視の段階ではぶつかると思った隙間が、ミリ単位でかわしていることがわかり「さすがですね!」と。業者さんいわく偶然だとのことでしたが、せっかく綺麗に施工してもらったAPの場所をずらすようなことにならずに安心しました。

本来であれば2月末までかかる予定の工事でしたが、コロナ禍という事もあり、前倒しで工事を進めてもらい、今月末には完成できる運びとなりました。この間、様々なことがありましたが、いざ完成を前にして各教室でChromebookが使われている様子を目の当たりにし、本当にやりがいのある、大きな仕事だったなぁと感じました。これからは運用保守がスタートしていきますが、どうか何事も起きず順調に稼働してほしいと願うばかりです。

ミリ単位数年後APをリプレイスする際には「厚さ○mm以内」と書かなければならない案件

(投稿者:ちゅん)

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連絡のし忘れが招いた事件

ども。
車の窓が少し空いていて、車内に雪が積もってしまった担当ちゅんです。

昨日、某学校を訪問しました。GIGAスクールの関係で、光回線を新設した学校です。昨日は旧回線の解約を行う予定で1ヶ月前からスケジュールが組まれていたものだったのですが、私はそのことを学校に話すのをすっかり忘れており、連絡が当日になってしまいました。
しかし、すでに旧回線は利用していませんから、ただONUが取り外されて終わる作業。なんら学校には迷惑がかからないものと判断して決行となりました。

学校に到着して通建会社と合流。作業工程の確認を行っていると、どうやら旧回線を切り離す際に一次的な通信断が発生するということがわかりました。しかも、ほんの数秒かと思いきや、長ければ2~30分程度かかるとのこと。これは想定外というか考えが甘かったです。
次に学校にその旨を伝えると「それは困ります」と・・・。話を伺うと、ちょうど同時間帯で生徒を体育館に集めChromebookの起動方法など操作方法の説明会を開催する予定とのこと。なんというタイミングの悪さ。ネットワークがなければログインすらできません。

こうなったのは全て私の連絡忘れが招いたこと。きっちり責任をとるべく、急ぎ体育館へ。というのも、生徒のChromebookはSIMカードでモバイル通信ができます。すぐに全台モバイル通信に切り替え、なんとか説明会の前までにネットワークを確保する作戦。先生方の協力も得ながら、どうにか説明会の開催には間に合いました。

ようやく一息つき、せっかくなので説明会の様子を見学しました。「Chromebookのログインはこうやります」「よく使うアプリは下のバーに出しておきます」など丁寧に説明があり、生徒も真剣に操作していました。先生の立場で考えれば、自分たちだって慣れないOSで大変なのに、それを人に教えなければならないのはとても大変なことだと思います。そういう意味で先生ってすごい職業だなと思いますし、少しでも負担を減らせるように裏方でしっかり支えていかないといけないと感じました(が、今回はむしろ足を引っ張ってしまいました。反省。)

説明会の様子なんとか無事に始まってホッとしたときに撮影した1枚

(投稿者:ちゅん)

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実効速度

ども。
小さい文字ばかり見ていて、翌日になっても目が回復しない担当ちゅんです。

GIGAスクールの業務も、残すはネットワーク整備の完成検査のみとなりました。学校に配備されたChromebookは順調に稼働しており、管理コンソールから状況を確認すると、想定した以上に利活用が進んでいる様子がわかります。当初「使われなかったらどうしよう」など心配していましたが、杞憂だったようです。

そんな中で、先日、教育委員会から調査への協力依頼がありました。詳細は伏せますが、これからGIGAスクール端末を活用してさらに一歩前に進むための基礎調査。学校ごとにネットワークの状況などを記す欄があり、その部分を記入してほしいとのことでした。

さっそく取りかかりましたが、その中にあった「学校外ネットワーク環境」について問われた項目で回答に困りました。記入例として「1Gbps(ベストエフォート)、300Mbps(実行)」とあったのです。「実行」というのは「実効」の間違いとは思いますが、これをどのように回答したらよいのでしょう。

実効速度とはその名のとおり「理論上の最大速度ではなく実際にネットを使ったときに出る速度」のことです。「今の回線速度」を知りたければ、通信速度測定サイト(Googleのインターネット速度テストなど)を使えばすぐにわかります。しかし、この実効速度、当然のことながら回線の混雑状況などにより結果は大きく変わります。朝に測定するか夕方に測定するかだけでも違いますし、どのサイトで計測するかでも違ってきます。あくまで「そのサイトでテストしたその時の速度」、つまり目安でしかないのです。一方で今回の調査では「実効速度〇〇」と言い切らなければならず、これは意味を知っていれば知っているほど答えづらくなる類の質問だと思います。
※ちなみに、移動系通信事業者(ケータイ会社)が提供するインターネット接続サービスの実効速度計測には総務省がガイドラインを公開しているようです。

で、結局どのように回答すべきなのかわからなかったので、実効速度は学校で計測した時のおおよその平均である「下り80Mbps」と回答しました。テレワークやオンライン会議などトラフィックの増が影響しているのか、このところインターネットの速度低下が著しいです。せっかく校内LANが高速になっても、肝心の出口が遅いようであれば困ってしまいますね。

測定結果80Mbpsはサバを読み過ぎたか・・・

(投稿者:ちゅん)

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