ども。
久しぶりにプライベートで自作PCを組んだ担当ちゅんです。自分のではないですが・・・。
先日、北海道と北海道大学が主催の「北海道Society5.0推進セミナー」が開催されました。これまでであればセミナーの類は札幌で開催されることが多く、日程上参加が難しいといった状況もありましたが、今般はオンライン形式での開催。一義的にはコロナ感染予防のためでしょうけれど、地方在住者にとっては有益なセミナーに手軽に参加できるのでオンラインはとても助かっています。
昨今は「自治体DX」の荒波がすごい勢いで押し寄せており、私個人としてはSociety5.0という言葉を久しぶりに聞いた気がします。今、自治体でDXを推進する立場の職員は、皆一様に焦っているのではないでしょうか。少なくとも私はそうで、具体的に何に焦っているのかわかりませんが、とにかく何かに追われている感覚を持ちながら仕事をしています。人によって「DX」に対する捉え方が異なる(どの切り口で見るかによってどうにでも見える)中で、それでも何かひとつでも前に進められないかと悩む日々です。
そうした中でのセミナーで、「何かきっかけが掴めれば」という思いでした。道庁や先進自治体での取り組み事例など様々な話を聞くことができましたが、私の心に一番響いたのは基調講演をされた北海道大学の山本特任教授がおっしゃっていた言葉。「例えば産業革命だって、その当時はそんな言葉はなかったはずで、後の時代になってからそう呼ばれるようになっただけ。DXも同じではないか」と。さらには「新しい社会になったときに見える景色を変えよう。かつて人力で田植えをした時代もあったが、1970年ころからトラクターが主流となって農村の景色が変わった」。
今、何となく「自治体DX」という言葉と理念だけが先行し、何か得体のしれない大きな壁がそびえたっているように感じていますが、その心理的な壁を作っているのは紛れもなく自分自身。今やっている仕事が数年後に「あれが自治体DXだった」と言われればそれでよし。渦中にいるときは難しく考えず、まずは目の前の仕事にしっかりと取り組む。その結果は後からついてくるとポジティブに考えよう!と意を新たにすることができました。難しい課題ですが、頑張っていきます。
DXとは単にデジタル化することではなく、ルールが変わる・変えること。
(投稿者:ちゅん)