電源タップを自作する

ども。
最近、週末になると天気が悪くなることに憤りを覚える担当ちゅんです。

先日、某所にて工事を行っていました。案件としてはWebカメラの取り付けで、当初の予定ではPoEによりLANケーブルで送電を行うこととして作業を始めました。

現地にて職員に取付場所の最終確認。その結果「この場所にお願いしたいです」とされた場所は、LANケーブルを引くにはかなり難しそうな場所。天井の建材がネジ止めのジプトーンではない時点で難易度は上がりますが、それだけではなくケーブルを引いてくるルート上にも複数の課題が見つかり断念。しばし現場で途方に暮れました。

何かよい方法は無いかと周囲を見渡してみると、偶然にも取付箇所の近傍にコンセントがありました。露出配線になってしまいますが、うまくモールで隠せばそれほど気になる場所でもありません。さらに、当初はLANケーブルによる有線接続で検討していましたが、その場所ではWi-Fiも利用可能。こうなるとすぐに作戦を変更、LANケーブルは使わず、電源はアダプターでとることにしました。

そうと決まれば職場に戻り、部材の用意です。今回の場合、アダプターだけでは線の長さが足りなかったため、コンセントからカメラ取付位置まで1口の電源タップを伸ばし、カメラのすぐそばでアダプターを接続することに。なるべく綺麗に配線したいので、電源タップは自分で作ることになりました。
電機にまつわることで自分で作った場合、無資格による工事で違反ではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、電源タップについては資格不要。コンセントに差し込む側のプラグを取り付け、ちょうどいい長さでケーブルを切断し、アダプターの差込口を施工。何も難しいことはない作業です。

そんなことで当初の予定とは若干異なる作業になりましたが、目的は達成できました。こういう作業をしていると、どうしても「この場所にコンセントがあればいいのにな」と思うことがあるのですが、コンセントの施工については資格が必要です(電気工事士二種)。独学でも勉強すれば取得できそうな資格ではありますが、これをやりだしたらいよいよ「にわか」ではなくなってしまうので、悩みます。

電源タップ作成きちんと施工しないとショートや火災の原因にもなるのでそこは注意です

(投稿者:ちゅん)

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PPAP問題

ども。
外勤と内勤とで時間の進み方が倍は違うと感じる担当ちゅんです。外作業での時間の経ち方は異常です。

数か月前になりますが、情報セキュリティを取り巻く課題で「PPAP問題」というのが話題になりました。PPAPというと、数年前に大流行した動画が頭に浮かぶ(とともに歌までもが脳内再生される)ところですが、それとは違います。

電子メールを受信した際に「パスワード付きのZIPファイル」が添付されているのはお馴染みの手法かと思います。
この「Password付きZIPファイルを送ります、Passwordを送ります、Aん号化(暗号化)Protocol(プロトコル)」を略してPPAPと。詳しくはWikipediaにページがありますのでご参照を

私個人としては、この半年くらいで急速に「メールに添付ファイルを付ける時代はもう終わった方がいい」と思い始めました。きっかけはGIGAスクール構想で導入したChromebookに触れたことだったのですが、データを他人と共有もしくは渡したければメールではなくクラウド上のストレージを共有すればよい。そこに対してパスワードがかけられるし、有効期限も設定できる。メールでやり取りしているうちにどのファイルが最新だったのか分からなくなる心配も不要。共同編集までできちゃう。「これだ!」と思いました。

ただ、正直この「PPAP問題」が表面化するまで、「パスワード付きのZIPを送受信することはセキュリティ上必要かつ大切なことだ」という考え方に疑いをもっていなかったのは事実です。面倒な解凍作業も「セキュリティのためだから仕方がないよな」と。ですが、それが全く意味をなさないどころか、逆にセキュリティ上のリスクもあって、生産性を下げるだけのものだと知らされて目からウロコが落ちました。
これまでは当然のようにやっていることでも、少し視点を変えるだけで全く違う見え方をするものです。とりあえず、私としては今後、他人に対して「パスワード付きのZIPで送ってください」という依頼は極力しないように気をつけたいと思います。
※もちろん「ではどのようにセキュリティを守るのか」という手法とセットである必要があります。宿題が多すぎます・・・。

ペンとパイナップル指摘されると「なぜ今まで疑問に思わなかったんだろう」と感じる課題

(投稿者:ちゅん)

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GIGAスクール工事を懐かしむ

ども。
大型連休前に処理しなければならない仕事が立て込んできた担当ちゅんです。

とある学校に新しいネットワーク機器が導入されることになりました。各学校、昨年度(正確には一昨年度から)行われたGIGAスクールネットワーク整備でスイッチやLAN配線はしっかりと出来上がっており、「完成図書」として受領した図面も完璧な状態ですので、新たに機器を増やす際はすごく便利になりました。(それと比べて役場は・・・)

が、実際に現場で作業する段階になって、すでに弱腰です。図面を見ればどこに何の機械があって、どのルートでLANケーブルが引かれているかは分かるのですが、いざ天井の点検口を開けてみて「えっ・・・」と絶句してしまうケースが多発。

なぜ絶句するのか、それはどの学校も「超絶な技術」によりLANケーブルが引かれているから。間違いなく図面通りのルートを通っているのですが、かなり狭いところを通っていたり、管のスペースに余裕がなかったり。または天井裏に入り込んでしまわないとケーブルを取りまわすことが出来ない(つまり、工事の時には人間が入って作業したと思われる)ケースだったり。「業者さんがこのルートを使った」ということと「にわかSEがそこを使ってもう1本ケーブルを引く」ということがイコールにはならないという現実をまざまざと見せつけられています。

ですがやるしかありません。辛うじてこういう風にすればケーブルを通せるのではないかという視点で現調し、後日、工事の実施となりました。正直、業者さんと同じような工事は難しいかもしれませんが、せっかく綺麗に配線してもらったものを汚さぬように配慮しながらの作業。GIGAスクールの監督をしているときは「そこからそこまでケーブルを通してください」とだけ伝えれば綺麗に配線されていたものが、今は自分でやるしかありません。「あの頃はよかったな・・・」とボヤいてしまいました。

天井裏の配線この狭いところにケーブルを追加できるのか・・・。至難の業。

(投稿者:ちゅん)

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一気に処理してしまう作戦

ども。
春眠暁を覚えず、担当ちゅんです。

年度初めに処理しなければならなかった業務も、ようやく落ち着いてきました。こうして考えると、やはり2週間はバタバタしてしまうということですね。
今日は、1つずつの案件は小さいものなのですが、それらをまとめて一気に処理してしまう作戦。もうひと頑張りです。

とある学校では、年度替わりにより職員室内で先生方の座る席が変更となり、これまではPC端末が7台だった島が8台に増えるという案件。何が問題なのかというと、この7と8という数。その島にネットワークを提供しているHUBが8ポートだったので、上位を合わせて全てのポートが埋まっておりました。そこに1台端末が追加となるので、HUBの交換が必要です。

8ポートHUBを16ポートHUBに変更するという極めてシンプルかつ容易な業務。これだけのために外勤するのはためらわれるけど、いつかは処理しなければならないというのが伝わるでしょうか。
他にも、複合機を設置したのでLANケーブルをつないでくださいという案件、特定のWebサイトにアクセスできるようプロキシサーバの設定をお願いしますという案件(これはちょっと特殊ですがあっという間に終わります)など、細々とした業務をこなして帰庁。

残念ながら、事前に計画していた全ての箇所を回りきることはできませんでしたが、かなりスッキリしました。4月も半分が終わりましたが、5月の大型連休までに終えなければならない仕事が残っています。一つ一つ、着実に終えなければ。

HUBHUBの親子

(投稿者:ちゅん)

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外皮むき工具

ども。
ようやく外で自転車が乗れるようになりました。担当ちゅんです。

先日、道内の同業者の間で「LANケーブルを作る」ということについて話題になりました。GIGAスクールで扱った「CAT6A」のケーブルを見た時には「これはLANケーブルを自分で作る時代はもうすぐ終わりそうだな」と思ったのですが、やはりまだ主流はCAT5e。取り回しも楽ですし、必要になったらすぐに用意できますし。

そのような中で、やはり同業者はどんな道具を使っているのか興味が沸きました。その方はカッターでケーブルの外皮をカットして芯線を取り出し、ニッパーで芯線を切りそろえてRJ45コネクタを工具でカシメるという方法で施工されていましたが「もう手がつかれました」と。そこから話は盛り上がり、「こういう道具があった方がいい」とか「この時は何を使ってます?」など情報交換。

私はこの部署に来てから10数年、ずっと「外皮むき工具」を使っていて、カッターでカットするなど考えられません。同様にこの工具を使われている方が複数いて「あったほうがいいですよ」と。同じような理屈で、例えばコネクタをカシメる工具についても「これがいいですよ」といったオススメもありますし、完成後に導通をテストするためのケーブルテスターなんかもこだわりがありそうです。

情報部門の業務は本当に日進月歩で、今のやり方が正しいと思っていても、実はもっと効率的なやり方があったり、画期的な道具があったりと発見の毎日です。今は各自治体に情報担当がおかれ、それぞれが頭を悩ませながら業務を行っている状況ですが、そういう悩みや発見を集約してみんなで共有していける仕組みがあればいいのにな~と、最近ぼんやり考えています。

外皮むき工具これなしでLANケーブルを作ることはちょっと考えられません

(投稿者:ちゅん)

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