選挙事務もDX

今週末は衆院選、皆さん棄権することなく投票しましょう。担当ちゅんです。

投票日当日、私は情報担当として裏方作業に従事する予定です。従来どおりホームページで投開票状況の速報を行うほか、今回からは「八雲町LINE公式アカウント」での速報も行います。その他、選管事務局が臨時事務所で利用する情報端末の準備やその通信設定、さらには開票所で利用する各種システム端末の準備等々、様々な任務が与えられております。
もし選挙当日の速報配信をご希望で、LINEの友だち登録が完了していない方がおられるようでしたら、お早めにご登録ください。

友だちになる

そうした中、今回の選挙事務では我々から「提案」もしております。
これまで、各投票所での投票状況は、従事者が選管事務局に電話をかけ、報告を行ってきました。しかしながら「定時」の報告を電話で行うということは、その一時に発信が集中してしまい、選管事務局では複数台ある電話機が鳴りっぱなし。当然、投票所から電話している職員は、タイミングが悪ければずっと話し中でイライラ・・・といったことが想像できるわけです。八雲町は28か所の投票所がありますので、煩雑になって当然です。

そこで、何気なく「電話じゃなくてフォームにしませんか?」と選管職員に話をしてみたところ、一瞬で目の色が変わり「本当ですか!?すごく助かります」と二つ返事。従事者にはあらかじめフォームにアクセスするための二次元コードを渡しておき、当日は時間になったら自分のスマホを使ってフォームから投稿してもらう方式。これであれば口頭による伝え間違いが発生しませんし、話し中のイライラもなくなります。なにより、選管職員は次々とかかってくる電話への対応が不要になるということで、良いことづくめ。手前味噌ですが、画期的な発想だと思います。

デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは「デジタル技術の活用による変革」のことを指しますが、その中には「業務改善」も含まれます。
今回のように、ほんのちょっとしたことでも職員の負担を大きく減らすことが可能となる点は、まさにDXそのものといえるような気がします。そういう意味では、DXというのはまさにアイデア一つ、いかに従来から行っている業務(フロー)に疑問を持つことができるか、そしてその改善を試みるチャレンジができるか、ということが肝なのではないかと思います。

報告フォームむしろ今までは一体何だったんだ?とさえ思えます

(投稿者:ちゅん)

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秘密の選挙グッズ

すっかり寒くなり、朝布団から出たくない月末担当びっくです。

先日、期日前投票会場で使用するPCの設置をしてきました。

役場に入って初の選挙ですので、期日前会場の準備も初の作業になります。

PCの設置場所に合わせて、LANケーブルを大量に作成するのが主な作業になると思い、
300m巻きLANケーブルの段ボール(10kg)を片手に出発しようとしたところ、
ちゅん氏から「LANケーブルはすでにあるから」と言われ、選挙管理委員会の部屋に連れて行かれました。

選管の部屋に行ってみると、部屋の片隅に荷物が数個積んであります。
近づいてみると、小さな衣装ケースが会場数と同じだけあるではありませんか!

どうやら各会場で使用するケーブル類が入っているようです。
中を覗いて見てみると、配線接続図、LANケーブル、HUB、延長コード、バーコードリーダーが入っています。

知らなかった僕は「秘密の選挙グッズ」と名付けました。

PCの設置場所は決まっていて、それに合わせて調節されたケーブルが準備されていたため、配線するだけで、床配線した延長ケーブルとLANケーブルのガムテ止めが主な作業となりました。

結局、段ボールよりも衣装ケースの方が重い荷物になりましたが、
想像していたより作業が少なくて得した気分になりました。

撤去時には次回の作業軽減の為に会場の写真を撮って入れる予定です!

20211021ケーブルの汚れが歴史を感じます。

(投稿者:びっく)

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LINE友だち登録者が500人を突破しました

ども。
布団乾燥機が暖房替わりになることを発見した担当ちゅんです。

10月1日から一部機能のみをリリースしている「八雲町LINE公式アカウント」ですが、おかげさまで登録者が500人を突破いたしました!
全ての機能が使えない中で、当面は緊急時等の一斉配信などに限定しているにも関わらず、多くの方に登録頂けていることを嬉しく思います。

八雲町LINE公式アカウント

今回のLINE運用、町としては「災害時等の緊急情報発信ツール」という位置づけをしており、いざというときのために多くの方に登録をお願いしています。ただ、私自身もそうですが、やはりLINEを友だち登録する際には「なにかメリットあるのかな?」という意識になりがちです。小売店や飲食店などで「友だち登録して頂ければお会計を割り引きます」といったキャンペーンを見たことがありますが、あれと同じと考えると、ただ黙っていては登録は増えないだろうと感じます。

行政の立場として(不可能ではないのでしょうけど)フォロワー向けキャンペーンはなかなかハードルが高いです。ひとまず、できることとして「アカウントがあることを知らなかった」という方を少しでも減らす努力として、各公共施設にポスターを貼り出し、広報誌でもPRを行っています。

この間、すでにLINEを運用されていて、友だちが多い自治体には直接連絡してコツを教えてもらったりもしています。その中で多いのは、やはり「口コミ」でした。特に、小中学校に通うお子さんがいらっしゃる保護者の方が「友だちになった方がいいよ~」と知り合いの保護者(いわゆるママ友)に宣伝してくれることが起爆剤になるのだそうです。そう考えると、いかに「このアカウントは登録した方がいい」と思って頂けるかが重要だということですね。
八雲町LINE公式アカウントが「セグメント配信」を開始するのは来年4月を予定していますが、なるべく早い段階で「これは良いものだ!」と感じて頂けるよう、何か対策が必要かもしれないです。

500人突破プレオープンにも関わらず500人!ありがとうございます。

(投稿者:ちゅん)

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不具合の原因がわかりません

ども。
疲れているのか朝なかなか起きられない担当ちゅんです。

先日、「不調はPC本体ではなく・・・」というタイトルで、とある部署のPCが不調になった件を話題にしました。その際には、「長年保守されていなかったUPSで電源供給がされていたことから、電源が不安定になることでPCが再起動してしまうのだろう」と推測。ひとまずUPSを撤去してコンセントから直接電源を取る方式に変更して、様子を見ることにしたのでした。

それから数日。特に問題なく動作しているようでしたので安心していたのですが、ここにきてまさかの症状再発。
今回、PCが不調になってしまう原因を「電源周り」と断定していたのですが、UPS経由でもNG、コンセント直接でもNGとなると、電源は問題ないと考えなければ辻褄が合わないことになります。

さて困りました。こうなると不調の原因として考えられるものが「目の前にあるもの全て」にまで範囲が広がってしまいます。仕方がありません。ひとつひとつ原因を潰していく消去法をやるしかなさそうです。
代替のPCを用意して、Windowsのセットアップ、業務アプリケーションの導入、プリンタの設定など、かなりの工数を要しますが黙々と作業。それができあがると現地に乗り込んでUSB接続機器などの設定・・・。丸1日がかりでの作業で、ひとまずPCは別なものに取り換えた、という状態まで持ってきました。

あとはこれで不具合が出ないことを祈るばかりです。現場の職員には「週末はPCの電源を切らないでください」とお願いをし、我々は職場からExPingを使って死活監視を行います。
今回、なぜこんなに苦戦しているかといえば、「2台あるPCがほぼ同時期に同じ症状で再起動を繰り返すようになった」という点があまりにも不自然だったからなのですが、偶然そうなったという可能性も捨てきれません。
もし本体を交換したのに同じ症状が出てしまったら、それこそ迷宮入りしてしまいそうな気がしているのですが、まずは祈る気持ちでチューリップのアイコンをダブルクリックしておこうと思います。

窓口の端末
2台が同時に同じ症状って・・・と、まだ怪しんでいます。

(投稿者:ちゅん)

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謎のサーバ撤去

ども。
不意の外勤で予定の業務が大幅に狂ってしまった担当ちゅんです。情報部門あるあるですかね・・・。

そんな中のひとつ。とある部署から「これ、なんとかなりませんか?」と相談を受けました。「これって、もしかして、これ?」と、私が指差した先には謎のサーバ。電源が落ちていて鎮座しているならば、とりあえず別な部屋にどかしておきましょうかとなるのでしょうけど、あり得ないことに電源は入ったまま。「何に使っていたのですか?」と聞いても「自分は分からないし、周りの職員に聞いてもはっきりとしない」と。どうなんですか、やばすぎます!

そこから、わずかながらの手掛かりを得て、色々な職員にヒアリング。一体、このサーバは何に使っていて、そして今はどんな仕事をしているのか。
・・・もう結果を書いてしまいますが、最終的に「誰が設置したのか」という部分は判明しました。しかし、このサーバを今も使っているのかについては誰も答えられない。
長年、情報部門で働いてきましたが、我々の預かり知らないところで謎のサーバが動作しているなど初めてです。調べてみると理由は何となくわかって、それはここでは大人の事情で書けないのですが、書けるとしたら「〇〇設備一式」として納品された一部で、その設備をリプレイスした際に残骸として残されてしまった・・・という話のようです。

それにしても、謎のサーバほど怖いものはありません。一応、今は本当に仕事をしていないのかをアレコレ見て確認。ぼんやりとですが、問題なさそうということまでがわかって、意を決してシャットダウン。何かが起きても僕らのせいではありませんよ!と予防線をたくさん張りながらやりました。恐ろしい業務です。

八雲町では、新しい機器が導入される際に、必ず情報部門への確認と合意を得ることがルールとなっています。その理由は今回のようなことを未然に防ぐということが一番の理由です。しかし、現場の担当者もわからないうちに、うっかりサーバが導入されていた(あり得ない話でもない)ということが起きるから恐ろしいです。昨今はシステムの多くがクラウドで動作するようになり、オンプレのサーバを見かけることは少なくなりましたが、だからこそ「まだどこかにあったりして・・・」と不安になったりします。

謎のサーバ一応、職場で再確認中。ファンの爆音に周囲の職員からは冷ややかな視線が。

(投稿者:ちゅん)

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