ライセンスは盲点でした

ども。
年末の来客は今日くらいがピークとなっている担当ちゅんです。

年末ではありますが、とある部署でPCの調達を行うこととなり、私が仕様を作成してそれをもとに入札が行われました。
これはいつも感じていることですが、仕様を作るのって何度やっても難しいです。華美なものを買うつもりはなく「普通の」が欲しいと思っても、CPUやメモリ、SSDの容量、画面のサイズなどなど、細かく指定をしなければ相手に「普通」が伝わりません。今回も各メーカーのホームページを確認しつつ、こちらが所望するレンジのPCのスペックを見ながら「普通の」が買えるようにしていたつもりでした。

が、不安要素としてはやはり半導体不足。そもそも、品物があるのかどうかは入札をしてみないとわかりません。仮に品物があったとして、今度は価格がどうなっているかわかりません。市場原理として品薄の時には価格は上がるものですので、少なくとも当初の予定よりは値上がりしていることが想定されます。はたして、予算は大丈夫か?
こんなことを考えつつ入札が行われた結果、どうやら無事に調達できることになって、まずは一安心したところです。

・・・しかし、落札された業者さんから連絡が入り「大至急、発注しないといけない」と。どうしたのかと確認してみると、私が仕様に書いていた「OpenライセンスでMicrosoft Office 2019 Standardを調達すること」が問題になっているとのこと。ソフトウェアなので半導体は関係ないはずで、一体何事でしょうか。
調べてみると、どうやら長年馴染みのあったOpenライセンスという販売形態は本年をもって終了となり、今後はそれに代わる新しいプログラムにより販売がスタートすると。つまり「Openライセンスで」と仕様に縛りをかけてしまったがゆえに、大至急注文しないと「販売が終了してしまう」という逼迫した事態を引き起こしてしまっていたようです。

これは完全に盲点。ソフトウェアのライセンスがまさかそんなことになっているとは考えてもみませんでした。それでも、今回はぎりぎりセーフでしたのでOfficeの調達は間に合いそうではありますが、もし1月に入札する予定の案件だとアウトでした。こういうことがたまに起きるから、仕様の作成って難しいのです。

Openライセンス終了同業者の皆さんもどうぞお気をつけください

(投稿者:ちゅん)

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手続きのオンライン化に向けて

ども。
年末の来客の多さに驚いている担当ちゅんです。

すでに多くの自治体では着手されているかもしれませんが、当町でも昨日ようやく「手続きのオンライン化」に向けた庁内での打ち合わせ会議を行うことができました。
国が示している「自治体DX推進計画」に記載のある、31の手続きをマイナポータル(ぴったりサービス)に公開して、オンラインから手続きして頂くことができるようにする取り組みです。

今回対象となっている部署は保健福祉部門、児童部門、介護部門、防災部門と多岐に渡ります。しかも、保健福祉部門は自治体における新型コロナ対策の最前線、児童部門は年内に支給される子育て臨時給付金の担当ということで多忙を極める中、さらに業務が増えてしまう案件を持ち込むことに若干の(いや、かなりの)申し訳なさを感じつつも、オンライン化する意義や目的、課題などについて1時間程度じっくりと話し合いました。

手続きをオンライン化するにあたっては、あらかじめ国がシステムにプリセットしている「標準様式」と呼ばれるテンプレートを利用してもらう方式をとることで、手続きを簡単に開始でき、また外部サイトとの連携も動作(API連携)するのでメリットが大きいものです。我々としては、できればこの標準様式を利用することにしてほしい、業務が合わないようであれば業務の方を様式に合わせる努力をお願いしたいと伝えました。しかし、原課としては国の様式だけでは不足する情報を別途独自の項目を用意して確認していたりするケースがあり、事前に想像はしていましたが、やはり一筋縄ではいかなそうです。

この「標準様式に合わせてください」という部分は、こちらの説明の仕方が悪ければ、あたかも「あなた方は本来要らないものをわざわざやっているので中止するように」と伝わってしまう可能性があるので気をつけました。自治体では、住民サービスを向上させるために様々創意工夫しています。そのことを「不要なもの」という意図は全くなく、むしろ「標準化というけど、それによって自治体独自の工夫が失われる点はどうやって消化したらいいのだろう」と悶々とします。
全国一律に、同じ様式で手続きが行われることのメリットは十分に理解しているだけに、その間で板挟みにあう苦しみを味わっています。さて、これからどうやって進めていこうかな。

説明会の資料パワポの資料を使って説明。まいなちゃんが可愛いですね。

(投稿者:ちゅん)

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オンライン共同編集の威力

ども。
12月も後半に入り、慌ただしさが増している担当ちゅんです。

新型コロナ対策として18歳以下への10万円給付をはじめとして、様々な施策が目まぐるしいスピードで行われようとしています。我々情報部門は直接の担当部署ではないものの、例えばマイナンバーによる他自治体への情報照会(情報提供NWS)などの業務では文字通り「後方支援」を行っているところです。

今現在も国会審議が続いている状況ではありますが、国からは未定稿のFAQなども送付され、事務方の準備は着々と進められています。しかしながら、多くの情報から「何をどうすべきか」を読み解いて理解して進めていくには、1人の力ではなかなか勢いよく進められません。他の自治体の情報担当とも連絡を取り合いながら「ここはどう理解すればいいか」「こういうパターンだとどんな処理になるか」など、細かい部分を相談しながら進めています。

そうした中で、とある同業者から「Googleドキュメントに情報を整理して共有したのでみんなで編集しながら進めよう」と提案がありました。アクセスしてみると、そこには「匿名ラマ」や「匿名アリクイ」がドキュメントを編集している様子がリアルタイムで表示されており、まるで情報担当者が10倍に増えたかのようなスピード感でドキュメントが更新されていきました。
GIGAスクールではお馴染みのGoogle Workspaceですが、複数人が同時アクセスして同時編集することの威力をまざまざと見せつけられ、思わず「こういう時代ですか」と感嘆の声が漏れました。

自治体では内部で様々な部署が分野ごとに異なる仕事をしていて、そこが連携しあうことで仕事は成り立っています。しかし、外部で自治体どおしが連携しあって同時進行で仕事をする状況というのはあまり機会がありません。特に情報部門の職員は各自治体に数名(もしくはゼロという場合も)しかおらず、その担当者は孤独を感じながらもそれぞれの職場で奮闘されている状況です。今回のように、多くの職員が一つのドキュメントを同時に確認しながら意見を出し合って仕事が進められれば、これまで1週間かかっていたことが1時間で終わる可能性もあるんですよね。
今、職場では自治体DXの取り組みが進められていますが、こうした自分自身の実体験もバックオフィスのDXにつなげられないか、ヒントが得られたような気がしています。

検討中オンライン上でこれをやれる時代になっています

(投稿者:ちゅん)

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公式LINEアカウントのシナリオ準備

ども。
とてもよく効く湿布薬を見つけて、肩や首の痛みが和らいできた担当ちゅんです。

10月からオープンしている八雲町LINE公式アカウントは、おかげさまで「友だち」も順調に増えており、本日夕方の時点で833人の方に登録いただいております。現段階では重要なお知らせを一斉配信する運用を行っているだけなのですが、それにも関わらずこれだけ多くの方に登録いただけているのは、住民の方からの期待の大きさの表れだと捉えさせていただいています。本当にありがとうございます。

そんな公式アカウントですが、1月に予定しているアップデートでは「シナリオ機能」が公開となります。
「ごみ」や「子育て」といったジャンルごとに、調べたい内容をLINEとの対話型でお調べいただける機能ですが、現在、役場内で最終のチェック中。LINE運用において先行している色々な自治体のやり方も参考としながら、関係部署の職員がメニュー構成やコンテンツを一つ一つ検討したものになります。

LINEで公開するシナリオの情報としては、基本的には当ホームページ内にコンテンツが存在していますので、LINEを利用している方と利用していない方とで情報格差が生じるものではありません。そういう意味ではホームページをご覧になれば同じ情報を入手できるので、あえてLINEで公開する意味はあるのか?という疑問も出てくるかもしれません。
しかし、先日、知人と世間話をしていたとき「そういえばLINEに登録してみたんだけど、ホームページのトップページにある絵がすごく可愛いよね」と。ホームページのトップ画はもう数年同じものを使っているのに、今になってどうしたのかな?と思ったのですが、今考えると「もしかして役場のホームページにアクセスする行為って一般的なことじゃないのかな」と。

そうであるならば、SNSの中で最もシェアが高いLINEのアプリ内で情報を入手できることは、とても意味のあることのように思います。今回公開する情報は、住民の方にとって身近な「生活情報」に絞って発信することにしています。早く皆さんのもとにお届けしたいのですが、現在、鋭意確認作業を進めておりますので今しばらくお待ちいただければと思います。今回のアップデートにより、さらに便利になる八雲町LINE公式アカウントを今後ともよろしくお願いいたします!

833人今年中に1000人に到達すれば嬉しいです

(投稿者:ちゅん)

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トレンドはどっち

ども。
寒波襲来で天候大荒れの八雲町。車の窓を開けっぱなしで大変なことになった担当ちゅんです。

八雲中学校の大規模改修が計画され、先日設計業者さんとの打ち合わせが行われました。今回の改修では対象エリアとして職員室の改修も行われ、念願のOAフロアになる予定。以前、別な学校の大規模改修では、職員室の改修を行う段階になってから急に「職員室を引っ越します」という話になり、しかもその業務がなぜか工事の中では予定されておらず、我々がやることになってしまったという苦い経験がありました。今回はあらかじめ「絶対に工事の中で対応してほしい」とリクエストしてありましたので、そういう意味では過去の経験が活きた打ち合わせです。

(参考;苦い経験)職員室の引っ越し作業(2019.11.15)

さて、実際に図面が示されて、これからどのようにLANケーブルを配線するのかを検討することになりました。ここで迷っているのが「OAフロアの部屋にはどのように配線するのがトレンドなのか」です。

一つにはメインとなるスイッチから各島までの幹線を引き、島ハブを用いて配線する方法(OAフロア化する前の現在の職員室がこの方式)。「せっかくOAフロアにするのに島ハブ?」という気もしますが、これには一長一短あって、教員の数が年度ごとに変わったり、通信を必要とする機器が頻繁に増減する場合には手軽にケーブルを増減できるこの方法が利便性が高いような気もします。反面、ユーザー側が自由にケーブルを抜き差しすることによりループなどのトラブルも懸念されます。

もう一つは壁面BOXに24ポートや48ポートといった大きなスイッチを格納し、各デスクまで1本ずつケーブルを引く方法。見た目がスッキリするだけではなく、管理者がポート単位で通信制御を行いやすいといったメリットがあります。ただ、スイッチから遠く離れた場所にケーブルが必要になった場合、そこまでOAフロアの下にケーブルを通していくのは結構な労力です。デメリットとしてスイッチが高価というのもありますね。

どっちが正解でどっちが間違いかという単純な話ではなさそうです。
こういうときにはぜひ「本物のSEさん」が登場され、コメント欄に颯爽と「こうすべき」というアイデアを書き込んでいただくことを心から期待したく候。もしくは同業者様から最近のトレンドはどういうものなのか、ぜひご教示いただきたく。よろしくお願いいたします。

図面GIGAスクール案件以降、図面を書くのはExcelからPowerPointに進化しました笑

(投稿者:ちゅん)

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